◆日米両政府は10月3日昼、外務・防衛担当閣僚級協議(2プラス2)を東京都内で開催、日本側は岸田文雄外相と小野寺防衛相、米側はケリー国務長官とヘーゲル氏が出席した。日本開催は8年以来17年ぶりだった。協議の結果、自衛隊と米軍の役割分担を定めた日米防衛協力のための指針(ガイドライン)を平成26年末までに再改定することで合意した。 協議のなかで朝鮮半島情勢がテーマになり、北朝鮮の核・ミサイル開発に関して、ヘーゲル国防長官が、「(日米韓)3カ国の協力が重要だ」と強調したのに対して、小野寺五典防衛相が「早急に日韓防衛相会談を行いたいと韓国側に求めている」と応えたという。 しかし、韓国の朴槿恵大統領が9月30日、米韓定例安保協議会(SCM)に参加のため訪韓中のヘーゲル国務長官と会談した際、「歴史や領土問題で後ろ向きの発言をする(日本の)指導部のせいで、信頼が形成できない」と安倍晋三首相の対応を批判す