髪の毛を伸ばして、真んなかだけを残して剃った辮髪(べんぱつ)スタイル、口ひげ、モンゴル帽スタイルで「蒙古の怪人」や「闘うモンゴリアン」と称されたキラーカンさん。身長192cm、140kgの巨体で繰り出す大技で観客を魅了し、メキシコ、アメリカ、カナダなど海外でも大活躍。 そして、1981年5月、米ニューヨーク州ロチェスターで行われたアンドレ・ザ・ジャイアント戦で、フライングニードロップを見舞って骨折させ、「アンドレ・ザ・ジャイアントの足を折った男」として広くその名を知られることに。 観客やプロモーターに認められると、どんどん上がって行くが、ダメになると、すぐに切られるという厳しいアメリカのプロレス界で、8年半、メーンエベンターとして活躍。アンドレ・ザ・ジャイアント、ジャック・ブリスコ、ダスティ・ローデス、ハルク・ホーガンなど、当時の全米トップレスラーと激戦を展開し、国際的な成功を収めていく。