いろいろな裁判が錯綜して全貌が把握しにくくなっているアップル対サムスンの米国での裁判(もう私もすべてを追っかけている時間がなくなりました)ですが、北カリフォルニア地裁での2回目の裁判(第一審ではサムスンに約136億円の損害賠償支払命令)の控訴審において、2月26日にアップルの重要な特許権が無効にされ(当然、損害賠償命令は取消)、しかも逆にアップルによるサムスンの特許権侵害が認定されてしまうという、アップルにとっては手痛い判決が下されました。 今回、問題になったアップルの特許は3件ありますが、うち2件が無効、1件が非侵害とされました。その内容については、大昔に弊所ブログでも書いていたものです(過去ブログ記事1、過去ブログ記事2、過去ブログ記事3)。 US5,946,647(System and method for performing an action on a structure in