ブックマーク / cruel.org (47)

  • ポール・クルーグマン "White Collars Turn Blue"(日本語訳)

     ホワイトカラー真っ青 White Collars Turn Blue ポール・クルーグマン 山形浩生訳 読者への註。この文は、ニューヨークタイムズ誌の100周年記念特別号のために書かれた。このとき与えられた指示というのは、これがいまからさらに100年後の記念号用の文だと思って、それまでの過去1世紀をふりかえって書いてくれ、というものだった。 過去をふりかえるときには、いろんなことを大目に見るよう心がけないとね。20世紀末の観察者が、来る世紀についてすべてを予言できなかったといって責めるのは、不公平ってもんだ。長期的な社会予測は、今日でもまだ厳密な科学とはいいがたいし、1996年には現代の非線形ソシオエコノミクス創始者たちは、まだ名もない大学院生にすぎなかった。それでもその当時ですら、経済的な変化を駆動する大きな力が一方ではデジタル技術の絶え間ない進歩で、一方ではそれまでの後進国へ経済発

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    asakura-t 2017/01/25
    約20年前に指摘されていた「有名人経済」だけど、おかげで「炎上商法」が発展することになるのだよなぁとしみじみ思う。
  • ケインズ『要約 一般理論』(ポット出版)解説

    要約 ケインズ『雇用と利子とお金の一般理論』(ポット出版)解説 山形浩生 (2011、初出要約 ケインズ『雇用と利子とお金の一般理論』(ポット出版)) pdf 版はこちら 目次 はじめに ケインズってだれ? ケインズは『一般理論』で何をしようとしたのか? 一般理論の主張とその活用 ケインズ経済学の興亡 リーマンショックとケインズの復活 『一般理論』と経済学の未来 謝辞 はじめに というわけで、『一般理論』を一通りまとめたから、あとはみんな読んで勉強してね……といいたいところだが、みなさんの横着ぶりはよく知ってる。それに、『一般理論』は当時の経済学者を主な読者として、当時の世界経済の状況の中で書かれたものだ。その中で、いろんなことをやろうとしているので、結構とっちらかっていて、パッと通読してわかるものじゃない。 そのうえ、ケインズ経済学は、その後いろいろ歴史的にもまれている。書が出たあとの

  • Yamagata Column in Voice 2007/3

    要約: オリンピックには経済効果なんかないし、今更東京の知名度アップもいらないし、北京のあとということを考えるとアジアは不利っぽいうえに大技は全部北京がやりそうな感じだし、さらに都民も是非ともオリンピックをやりたい雰囲気がぜんぜんなさそうだし、変に誘致に金かけるのがあほくさいんですけど。 二回目の東京オリンピックをやる/やらないが、都知事選の大きな争点……という以前に、そもそも現職対立候補勢のへたれぶりを見ていると、そもそもの選挙戦自体が大したことになりそうもない感じはある。が、それは言わないでおこう。実は最近、オリンピックについてちょっと調べているので、現職知事が再選された場合に気でこれをやるのだろうか、といささか不安なのだ。 通常あらゆるオリンピックでは、なぜそれをオラが町でやるのがよろしいのか、という調査報告書が作成される。そしてたいがいは、オリンピックを誘致することで都市の知名度

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    asakura-t 2013/09/12
    やっぱ更に東京集中になって地方が割を食うよね>「地元商店が栄える分、実は他地域の客足が落ちて広域で見ると収支はトントンくらい」これもなぁ>「オリンピックの混雑で常連の大規模会議などが開催できなくなり」
  • 「エコノミスト」より:スタバの節税など

     目を覚ましてコーヒーの香りを: スタバの節税バッシング in UK (The Economist Vol 387, No. 8580 (2012/12/15) p.58, "Wake up and smell the coffee") 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) 「これは空前のコミットメントです」とイギリス・アイルランドのスターバックスの親玉、クリス・エングスコブは 12 月 6 日に述べた。この日、同社は 2013-14 年度にイギリス税務署に対し、法的に必要とされる納税額を年間およそ一千万ポンドうわまわる金額を自発的に支払うと発表したのだった。別に当局から何らかの圧力がかかったわけではない。イギリス歳入局に対して、追加ショットの税金を納めることについて、税務署は特に相談を受けていないのだ。スターバックスは、怒り狂ったイギリス消費者をなだめるためにこう

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    asakura-t 2013/01/05
  • Yamagata Column in Voice 2012/1

    要約: オウムのサリン事件実行犯の刑事裁判が完了したが、「なぜ」が明らかにされなかったという。でもなぜを考えても仕方ないのではないか。確率的にあらわれる変な連中ということで、カルトだから特別扱いせず単なるテロと考えるべきじゃないか? サリン実行犯のオウム真理教がらみの刑事裁判が実質的に完了した。別にそれで何かが達成されたわけではない。報道を見ると、サリン事件の遺族たちもいま一つカタルシスを感じることができず、「『なぜ』が解明されなかった」と不満顔だった、とのこと。 遺族たちが当にそう語ったのか、ぼくは少し怪しいと思っているが、それは考えないことにしよう。でも、その人は「なぜ」という問いにどんな答を期待しているのだろうか。親玉の松が異様な妄想を抱くようになったきっかけが知りたいのか、それともなぜその荒唐無稽な妄想に、頭のよいはずだった人々がとらわれてしまうのかを知りたいのか。 むろん、ぼ

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    asakura-t 2012/08/15
    オウム以外でも(例えばイジメでも)「真相究明」とか「事実が知りたい」とか聞くけど、無意味だよねぇ。
  • Yamagata Column in Voice 2012/5

    要約: ジャスミン動乱から一年後、矢崎総業がチュニジアから撤退。雇用も経済もそんなぜいたくを言える状況ではないはずだが? 一年経ってそろそろおちついてその後を考えるようになったかと思ったがそうでもないようだ。結局、あの動乱は地域のためになったといえるんだろうか。 いささか旧聞になるけれど、この一月に矢崎総業がチュニジアの工場を閉めるたというニュースが入ってきた。 日ではその後、地震が起こったためにそれ以前の話はずいぶん昔のように思えるけれど、世界がジャスミン動乱に揺れたのはわずか一年ちょっと前、ごく最近のことだ。 でもその後、どの国も落ち着かない。エジプトは選挙は行われたものの、軍の動きもよくわからないし、どういうまとまり方をするのか未だに不明だ。シリアは流血沙汰が続いていて、じわじわと事態が悪化しつつあり、このまま内戦状態で膠着しそうな感じだ。リビアはカダフィが更迭・殺害されてから、何

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    asakura-t 2012/08/15
    確かに、定期的に過去を振り返り検証するのは大切だと思う(人文系の言説が信用出来ないのは検証をする気がまるでないからだし)
  • いじめる側の理屈を考えないいじめ対策は無意味 | Yamagata Column in Voice 2007/1

    要約: 近年、いじめ談義が盛んだが、言われるのは「いじめられる側の気持ちを考えよう」というのばかり。でも自分の経験からいっても、その気持ちを知っていればこそ、二度といじめられないための安全策としていじめにはしるしかない子も多い。そういう社会力学を考えずに同情するだけじゃ何もならない。 これが掲載される頃にはすでに下火になっているかもしれないけれど、いま世間ではいじめ談義がさかんだ。いろんな人が、各種メディアで似たりよったりのことを言っている。学校が悪い、親が悪い、いじめるやつが悪い、いじめられる人の気持ちを考えよう、いやいじめられる側が反撃しなきゃダメだ、等々。でもその発言している連中の顔ぶれや口ぶりを見て、まるっきり話にならないと思う。みんな、自分はいじめとは一切関係がなかったような健康優良児と優等生どもが、第三者的なきれいごとを言うばかり。何が反撃しろだ。いじめって、殴ったりこづいたり

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    asakura-t 2012/07/18
    5年経った2012年でも相変わらず似たようなことしか話されてない印象。
  • Irresponsible Rumors 2011

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    asakura-t 2012/05/22
  • 【PDF】日本人とは何者だろう?&2003年版エピローグ『銃、病原菌、鉄』2005年版増補章: ジャレド・ダイアモンド 訳:山形浩生

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    asakura-t 2012/03/09
  • ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章について

    ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章について 山形浩生 草思社の倒産で一時はどうなるかと思った『銃、病原菌、鉄』邦訳だが、無事に復活して文庫にもなって、まずはめでたい。おもしろいだし非常に含蓄があるので、これが入手困難になるのは大変痛かったもので。 しかし、アマゾンのレビューを見ていると、変な記述に出くわした。これだ: 翻訳されていない一節 (Tsiroeht Emag) 訳されなかった章がある? そんなバカな。草思社が(愚かにも)参考文献をカットしたのに怒ってみんなで訳したときに、原書はちゃんと見ているがそんな章はなかったぞ。(なお、草思社も知恵をつけて、その後参考文献をウェブで公開したうえ、文庫版にはちゃんと載せているのでご安心を。)それも日人に関する章で人間宣言がどうしたこうした? そんな最近の話を扱っているわけもないと思って、コメントにもそう書いたんだが…… 調べて

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    asakura-t 2012/03/09
    文庫で出てたの知らなかった。買いに行こう。
  • ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説 (山形浩生 訳)

    ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説 Intro to Keynes General Theory (2006) Paul Krugman 山形浩生 訳 要約: 「一般理論」のすごさは、それが有効需要の問題をきちんとうちだして、セイの法則(供給は需要を作る)と古典金利理論を打倒したことだ。それは経済の見方を完全に変え、ケインズ批判者も含めていまや万人がケインズの枠組みで経済を考えている。今見ると冗長に思える部分も、ケインズが当時の古典経済学の常識を破壊した結果としてそう見えるだけだ。そして金融理論の過小評価というありがちな批判は、当時の(いまの日と同じく)超低金利環境の反映であり、理論の中では重要性も指摘されている。真に画期的な名著。必読。 General Theory初版、1936 目次 はじめに ケインズのメッセージ ケインズはなぜ成功したか ケインズ氏と現

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    asakura-t 2011/09/02
    世界的なゼロインフレ状態になると再評価されるのかな。
  • 世界最小のマクロ経済モデル

    THE WORLD'S SMALLEST MACROECONOMIC MODEL (1998) ポール・クルーグマン   山形浩生訳 要約:世界最小の経済学モデル紹介。財とお金しか出てこないし、期待も何もない。でも、人々が持ちたいお金の量が実際のお金の量を上回ると失業が発生することがわかるし、乗数効果も出てくる。ラフなモデルだけれど、マクロ経済学(つまりケインズの主張)の質はあらわしているんだよ。 このモデルは一九七五年にロバート・ホールから教わった。ばかげてつまらないものに見えるかもしれない。でも当時のぼくには、それがマクロ経済の「需要サイド」で起こっていることの質を捕らえ、世間一般と、言いたくはないがかなりの博士号を持つ経済学者たちの両方が混乱しがちな点をはっきりさせるのに役立つと思った。いまのぼくもそう思う。これはまた、ぼくが大好きで何度も活用してきた経済たとえ話、赤ん坊子守協同

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    asakura-t 2011/08/08
    解説が大変分かりやすくて素晴らしい。やっぱ具体的な数値があると分かりやすくなるよね/「全てが均衡する」のが前提なのは知らなかった。均衡していないのが前提で、均衡するのは無限の未来なんだと思ってた。
  • 古いどマクロに首ったけ

    THERE'S SOMETHING ABOUT MACRO (1998) ポール・クルーグマン   山形浩生訳 要約: MIT には古くさい IS-LM を教えられるマクロ経済学者がいなくなってしまった。学者たちがそういうモデルをバカにして無視してきたからだ。でも現場では IS-LM がばりばり使われている。それは IS-LM みたいなモデルが、いろいろ批判はあるにしても、具体的な問題を考えるための実に簡潔で有用なツールを提供してくれるからだ。 年の瀬を迎えてぼくの頭をよぎるのは……講義の下準備だ。講義開始は二月だけれど、でも教科書も注文しなきゃだし、教材の版権をクリアしてコピーセンターに送らなきゃだし、講義のアンチョコも用意しないと。 この春学期、ぼくは新しい仕事をもらった。大学院生に、マクロ経済学初級を教えるのだ。通常、この講義はマクロ経済学を専門とする人物が教える。そして一般向けのぼ

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    asakura-t 2011/08/04
    今更だけど「マーケットの馬車馬」さんって「馬車馬モデル」からとられた名前だったりするのかな。
  • ニュートン卿情報ページ

    原ページ (2001-2007頃) ご尊顔いくつか アイザック・ニュートン卿情報ページ このサイトは、インターネット上のアイザック・ニュートン情報ページナンバーワンです! * アイザック・ニュートン卿に関する事実でぼくが見逃したものがあれば、delazach@hotmail.com までメールよろしく。またこのページの情報を使って学校のレポートを書いた人は、成績を教えてほしい。他の人のためにページ改善に役立てるので。 はじめに このページは、現代最高の数学者アイザック・ニュートン卿についてレポートを書いたりもっといろいろ知りたかったりする人向けの情報提供ページだ。このページに書いてあることの多くは、教科書では平然と否定されていたりする。でもニュートン卿を深く研究してきたぼくは、これまで知られていないいろんなことをつきとめた。まあとにかく、書の情報をどれでも論文や卒論、会話なんかに使ってほ

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    asakura-t 2011/07/29
    ためになる!
  • Irresponsible Rumors 2011

    最近の噂 風の噂ではございますが…… なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。 2011/10 ラオスにきたら、いつも使っている携帯電話がつながったりつながらなかったり。SMSも送れなかったりする。するとカウンターパートから連絡がきて、今使っている携帯電話(TIGO 改め Beeline) を換えろという。TIGO から他のキャリアの電話につながらなくなっているから、といって。なんじゃそりゃ。 TIGO の機械の故障らしい、と言われたんだが、調べてみたら、なんと TIGO が(おそらく Beeline に買収/改名する過程で)協定破りのプロモーションをやって、それに対して他の携帯会社が制裁措置として、TIGO/Beeline への回線接続を切ったんだって。ひでえ。協定破りって、少しお得なプラン

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    asakura-t 2011/07/16
    書評をしてるのに「書評じゃない」って言い訳してるのはかっこ悪いよなあ(責任逃れしたいってことでしょうし)
  • アルコムワールド コラム 2011/04

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    asakura-t 2011/07/15
    ああ、確かに手段と目的が食い違っていることはネットではよくあるなぁ(身近なとこだと電子書籍が目的になっちゃってる方々とか)
  • 山形浩生「フォロワー数で変わるツイッターのメディア性」 - アルコムワールド コラム 2011/05

    『山形浩生の:世界を見るレッスン』 連載 64 回 フォロワー数で変わるツイッターのメディア性 月刊『アルコムワールド』 2011/07号 要約:ツイッターの持つメディアの特性は、フォロワー数によってだんだん変わる。それに自覚的でない人の多くは、自分のおかれた環境にまったく鈍感なために愚かしい醜態をさらすことが多い。が、求める水準のメディアにとどめるための作業もむずかしい。 ある人の書くものでも、あるいはツイッターのツイートでもいいけれど、長いこと見ていると、ときどきその人がだんだん——または突然——おかしくなって、ぎょっとすることがある。今回の震災と原発事故では特に、ツイッターでそんな光景が見られた。それまで普通あるいは高めの見識を持つと思っていた人が、いきなりわけのわからないことを言い、デマに踊らされ、それをたしなめられると逆ギレして相手を罵り、過去の発言との矛盾を指摘されると変な言い

    asakura-t
    asakura-t 2011/07/15
    twitterの調子が悪くてクライアントソフトが発言を取りこぼしてる時がたまにあるような気がするので、それが常態化すればいいわけだな(笑)
  • Keynes "General Theory" Digest Ch21

    Abstract 経済学はこれまで、価値の理論とお金の理論が断絶していた。でも実際に断絶があるのは、個別企業や事業の理論(ミクロ経済学)と全体としてのお金や産出の理論(マクロ経済学)だ。 短期的には、お金の量と価格の間には、各種の弾力性の想定にもよるが、おおむね貨幣数量説があてはまる。 国民所得とお金の量との長期的な関係は流動性選好に左右される。そして価格の長期的な安定性は、賃金の上昇率が、生産効率の上昇よりどれだけ高いかで決まってくる。 文 Section I 1. 既存経済学の価値の理論は、限界費用と短期需要の弾力性の話で、わかりやすい。でもお金と価格の理論に入ると、ぜんぜんちがう話がいろいろ出てきて、需要供給の弾力性とそれを結びつける試みはほとんどない。 2. 以下では、価格の理論を整理して、需要と供給で価格が決まる、という話にきちんと関連づける。価値の理論とお金の理論がわかれてい

  • ケインズ『雇用と利子とお金の一般理論』要約

    ケインズ『雇用と利子とお金の一般理論』要約 by 山形浩生 (with Special TNX to 能登麻実子氏……の2ちゃんねるに巣くうキモヲタファンども諸賢) 能書き これは、John Maynard Keynes The General Theory of Employment, Interst, and Money (1936) の要約版だ。邦題は今まで『雇用、利子および貨幣の一般理論』(東洋経済、岩波文庫)だったものだが、「money」ということばを「貨幣」と訳すのが嫌いなのと、いろんなものを羅列する場合の and の使い方を直訳するのが嫌いなので、この邦題にしてある。テキストとしては 1953 年刊の HBJ 版を使っている。 要約といっても、勝手なつまみいじゃない。原書に登場するすべての段落 (ただし6章、14章、19章それぞれのおまけは除く) を、番号をふってまとめてあ

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    asakura-t 2011/04/05
    今度は「能登麻実子じゃなくて能登麻美子だ」とツッコまれるに違いないw
  • 毎日新聞ネット時評

    毎日新聞ネット時評 2009-2011 山形浩生 2009 年 5 月から、毎日新聞に毎月ネット時評が掲載されるようになった。山形、稲葉振一郎、宇野ジョーカンが回り持ちで書くことになっている。正直言って、この三人でいいのかという気がしなくもないが。 なお、文中でぼくがいきなり天気の話をしているところは、検閲を受けた部分。 当初は、ぼくや稲葉大人がよくやっていた、ネット掲示板やブログにおける論争を採り上げてあれこれ論じるようなことを意図していた模様。でもこの連載開始の半年後くらいから、ブログコメントでの論争はだんだん下火になり、ウィキリークスやツイッター,フェイスブックといった場がネット上の活発な議論の場になっていった。その意味で、少し欄としてはあてがはずれたんじゃないかな。 ただ連載の三人の中で、ぼくはタイミング的に運がよかった。特に後記は尖閣ビデオやウィキリークス、北アフリカ動乱に震災と

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    asakura-t 2011/04/04