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  • ここ一ヶ月くらいの「ラストカルテ」感想まとめ

    お久しぶりです(1日ぶり2回目)。 Twitterに投稿した、ここ一ヶ月くらいのサンデー感想をアーカイブしておきます。 今日は「ラストカルテ」編。 ラストカルテ ―法獣医学者 当麻健匠の記憶― サンデー8号から連載が始まった「ラストカルテ」は、主人公が獣医なポジションにいるにも関わらず、物語が「動物の死」から始まる獣医学ドラマというアプローチが斬新な作品です。 個人的には、おそらく今後大ヒットするであろう、サンデー屈指の期待作と見ています。 「ラストカルテ」の扱う「獣医学」というテーマは、医療ドラマと動物ドラマを両立できるという意味で面白い題材だと思います。また当麻(やんちゃ)と茨戸(クール)の主人公コンビは、何か妙に性格が噛み合ってて良いカップリングになれそう(そこか)。 また「ラストカルテ」は、『動物の死』という泣かせ要素が満載なテーマを扱っているにも関わらず、過度にドラマチックな展開

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    asakura-t 2022/02/26
  • ここ一ヶ月くらいの「葬送のフリーレン」感想まとめ

    お久しぶりです。 Twitterに投稿した、ここ一ヶ月くらいのサンデー感想をまとめた形でアーカイブしておきます。 今日は「葬送のフリーレン」編。 葬送のフリーレン ついにデンケン殿最期の戦い編(通称:黄金郷編)に突入。 「葬送のフリーレン」とは、もう戻れない昔の道筋を再び辿り直して思い出を振り返ることで「あれは大切なことだったんだ…」と改めて認識する追憶の物語と言えますが、デンケンの黄金郷を巡る戦いは、まさに彼の人生の追憶の物語そのもの。黄金郷編は、そんなこのマンガの真髄を再び拝むことができそうで、今から実に楽しみです。 そして編にはデンケンのみならず、彼の旧友のレルネンも重要な人物として登場しています。彼もまたデンケンと同様に残された時間で心残りを晴らそうとする人物であり、文字通り彼の最期の生き様が、今まさに語られようとしています。定命の定めを持つ我々おっさんは、彼らの生き様に感銘を受

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    asakura-t 2022/02/25
  • 近況報告:Twitterで話題の「サンデーうぇぶり」の作品が見つかるサイトを作りました

    ご無沙汰しております。 近況ですが、趣味でこんなサイトを作っていました。Web版「サンデーうぇぶり」掲載作品へのリンクを含んだツイートを収集し、ツイートの多い順に並べて表示することに特化したサイトです。 また作品へのリンクと共に、最もRT数の多いツイート(=作品の拡散に貢献しているツイート)も一緒に表示するようにしています。 端的に言えば、Twitterで話題になっている「サンデーうぇぶり」の作品を知ることができるサイトです。 何故このサイトを作ったかというと、大きな理由は Twitterの新しいAPI(API v2)を学習するための題材として 「サンデーうぇぶり」の作品を読むモチベーションを得るため の2つです。 最近は諸般の事情で創作意欲も読書欲も薄れ気味だったのですが、2021年11月に「サンデーうぇぶり」のWebサイトがリニューアルして少年ジャンプ+と同じシステムを導入し、ツイート

    近況報告:Twitterで話題の「サンデーうぇぶり」の作品が見つかるサイトを作りました
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    asakura-t 2022/01/13
    いい話だ…。なんか急にプログラム書きたくなるときあるよね/『絶チル』はともかく『夜叉姫』の感想は書いて欲しいな。
  • エルフの女性と旅ができるだけでありがたいと思うべきだと力説したい サンデー2021年4+5号感想

    葬送のフリーレン 今回の「葬送のフリーレン」は僧侶クラスが使う呪文の背景設定といった趣で、序盤のパーティーに必要なクラスの話と相まって、はるか昔にテーブルトークRPGのコラムやリプレイを読んでいた時の気持ちが蘇りました。フリーレンの世界って、そのままTTRPG化できそうなポテンシャルがありそうに思えます。 今回は、ラストにフリーレンがザインを「偉いぞ」と褒めて頭なでなでしているところが良かったです。連載開始時点の彼女ではこのような行動はまず絶対にしなかったであろうことを考えると、彼女がこれまでの旅で学んだ成果が出ているシーンだと思いました。フリーレンは旅を続けるに連れ、少しづつ変化しつつあります。 やがて彼女が、名実ともに「大人のお姉さん」になれる日もいつか来るのかも知れませんね。お色気以外は(決めつけ)。 あと、序盤にザインとフリーレンがギスギスしそうなところで頑張って気を使ってフォロー

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    asakura-t 2021/01/04
  • ウィザード編が面白いということを書きたかった「絶対可憐チルドレン」感想

    絶対可憐チルドレン 当にお久しぶりです(´・ω・`) 時間が空いている時に絶チルの「ウィザード編」(皆がギリアムに洗脳され、幼女を連れてバベルから出奔してからの展開の自分内略称)について感想を書き留めていたのですが、諸般の事情で文章をまとめる余裕がなさそうなので、箇条書きの形式でここに書き留めておきます。 結論としては、「ウィザード編」は自分にとってものすごく面白いです。 「ウィザード編」は自分にとってものすごく面白い 特に、皆がやりたい放題したり、朧さんがやりたい放題しているところを見るのがとても爽快だった これはつまり、「組織に抑圧されていた人間が、これまでの軛から解き放たれ、才能を遺憾なく発揮している姿を見るのが楽しい」のではないかと思った これについては特に朧さんが顕著で、皆の組織に入り込むために権謀術数を駆使したり、皆のブレインとして様々な計画を立案したり、組織のインフ

    ウィザード編が面白いということを書きたかった「絶対可憐チルドレン」感想
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    asakura-t 2019/10/24
  • あの頃の夜歩きの感覚を思い出させてくれたサンデー39号「よふかしのうた」感想

    よふかしのうた お久しぶりです。 サンデー39号から連載が開始されたコトヤマ先生の「よふかしのうた」が大変良かったので、気持ちを書いておこうと思います。 読んでいる間の感想は「なんかエロい」。中学生男子が夜中に一人でフラフラ歩いている時に遭遇したお姉さんと一夜を共にすることになる、というシチュエーションは、この歳になっても読んでてドキドキします。 更に、そこに至るまでに主人公の中学生男子の如何にも世界が狭い中学生らしい悩みが語られたり、そんな悩みを聞いたお姉さんが悩みから開放する通過儀礼(酔っ払ったオッサンとハイタッチ)を仕掛けて彼に心境の変化が訪れたりといったシークエンスがあったためか、読んでいる自分の心境も次第に中学生男子のマインドセットに変化。 いざお姉さんがエッチな格好になって同じ布団で寝る段階まで話が進んだ時は、「もしかしたら、このお姉さんとデキちゃうんじゃないか」という淡い期待

    あの頃の夜歩きの感覚を思い出させてくれたサンデー39号「よふかしのうた」感想
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    asakura-t 2019/09/04
    『よふかしのうた』感想読んでて思い出したんだけど、中学の頃は天体観測という名目で定期的に夜にふらふらしてたんだよなぁ。
  • ラブコメで主人公を射止めるヒロインは、そのマンガで一番いやらしい子である。「初恋ゾンビ」感想

    ラブコメで主人公を射止めるヒロインは、そのマンガで一番いやらしい子である。「初恋ゾンビ」感想 2019/8/4 サンデー お久しぶりです(´・ω・`) ここしばらくサイト更新を怠っていたことから察して頂けると思いますが、色々あってリアルタイムで感想を書くのが相当辛い感じなので、しばらくはここの更新を休んでいる間にサンデーでの連載が終わってしまった作品について、思い出せることを時間ができたときに書いていきたいと思います。 今回は「初恋ゾンビ」について。 サンデー2019年17号で大団円。すでにコミックス最終巻となる17巻が発売されています。 最終巻ではタロウと指宿くんの将来をはじめとしたレギュラーキャラのその後の姿が(ちょっとだけ)描かれており、特にタロウの姉の一姫がいつの間にかものすごい玉の輿を成功させている様子を拝むことができるので、タロウの姉が好きな人は要チェックです。 最終巻の見どこ

    ラブコメで主人公を射止めるヒロインは、そのマンガで一番いやらしい子である。「初恋ゾンビ」感想
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    asakura-t 2019/08/04
  • 改めて第一話を読み直したくなった サンデー11号「初恋ゾンビ」感想

    サンデー2019年11号で、イヴは最初から「失恋ゾンビ」だったことが明らかになりました。 彼女はタロウの幼少期の初恋が成就しなかったことで生み出され、臨死のタロウが再び恋を望んだ瞬間に現在の「初恋をしたいと望むタロウの理想の女の子」として生まれ変わった存在だったのです。 イヴが「心」を持っているのも、タロウがイヴに対して心があることを望み、タロウの理想であろうとするイヴが自ら「心」を生み出したということで説明できます。 イヴの存在そのものは「初恋ゾンビ」という作品の抱える最大の謎だったのですが、イヴが自らその正体を明かし、そしてタロウもかつての幼少期の記憶を取り戻したことで、物語は一気に進展する形になりました。 それより何より、「指宿くんの姿形をしたイヴが全裸でタロウに蠱惑的に迫りながら、自らの真実について語る」という絵面のインパクトが素晴らしかったです。やっぱりこのマンガすげえなあと改め

    改めて第一話を読み直したくなった サンデー11号「初恋ゾンビ」感想
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    asakura-t 2019/02/20
  • あけましておめでとうございます(季節柄の挨拶) サンデー2019年新連載攻勢感想

    お久しぶりです(´・ω・`) えらい久しぶりになってしまいましたが、ここ最近始まったサンデー新連載作品についての簡単な感想を書き残しておきたいと思います。 今年も公私共に色々ありそうな関係上、あまりここやTwitterにマンガの感想を書ける余裕がなさそうなのですが、一応書ける範囲で頑張ってみるつもりではあるので、今後ともよろしくお願いします。 アノナツ -1959- 新連載。主人公の野球少年が今から60年前の1959年にタイムスリップし、そこでおそらくは野球部の優勝を目指して奮闘するという趣向のマンガかと思われます。 今から60年前では「野球」の戦術や戦略面といったプレイに関する事はもちろん、「野球」を巡る社会的・精神的なあり方に至るまで今とは全く違っているのではないかと思われますが、如何にも「現代の野球」を体現していそうな主人公が、野球を巡る昔と今のカルチャーギャップに戸惑ったりする展開

    あけましておめでとうございます(季節柄の挨拶) サンデー2019年新連載攻勢感想
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    asakura-t 2019/01/16
  • 今回はこのマンガの一つの到達点だと思った サンデー2+3号感想「BE BLUES!」感想

    今回はこのマンガの一つの到達点だと思った サンデー2+3号感想「BE BLUES!」感想 2018/12/18 サンデー 立彦✕龍のカップリングを中心として桜庭・三石・荻といった面々の感情が絡みあう、レッズユース対武蒼高校の試合の名を借りた熱い愛憎劇が繰り広げられている最近の「BE BLUES!」ですが(挨拶)、サンデー2019年2+3号の展開は、立彦の龍への長年の想いが「かつての龍だったら可能だったであろうスーパーゴール」を立彦が決めるという一つの形となって実ったという意味で、このマンガの一つの到達点な回だったのではないかと思いました。 立彦は今でも龍のことがホントに大好きなのは試合前からダダ漏れだったんですけど、彼の中で龍がどれだけ大きい存在であったのかを、立彦は「かつての龍だったら可能だったであろうスーパーゴール」を当に決めることで表現しました。 立彦の中の「理想の龍」は既に現実

    今回はこのマンガの一つの到達点だと思った サンデー2+3号感想「BE BLUES!」感想
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    asakura-t 2018/12/19
  • その後の「クロノマギア 時の召喚者と白刃の花嫁」(サンデー26〜29号)感想まとめ

    お久しぶりです(´・ω・`) 以前このサイトで、サンデーで連載が始まった「クロノマギア 時の召喚者と白刃の花嫁」と、原作であるデジタルカードゲーム「クロノマギア」の違いについての記事を書きましたが、当時は ・実際のゲームではルール的に起こり得ないことが、マンガの中では起こっている(例:1ターンに18マナ使う) ・「攻撃を受けるとその分マナが溜まる」「クリーチャーのスタッツを上昇させる『レベルアップ』」「マギアスキル」といった、このゲームの特徴的なルールの明確な描写が出てきていない ・土星フジコ先生のかわいい絵柄と、「クロノマギア」のダークでホラーなクリーチャーが今ひとつマッチしていない感があるのでかわいい美少女クリーチャーを出して といった、カードゲームを題材にしたマンガとしての問題点がありました。 しかし第5話以降、このマンガは徐々に「カードゲームを題材にしたマンガ」としての体裁を整え、

    その後の「クロノマギア 時の召喚者と白刃の花嫁」(サンデー26〜29号)感想まとめ
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    asakura-t 2018/08/02
  • 「バレット×葵」妄想に公式から久しぶりに燃料が投入されそうな予感がする記念 サンデー32号までの絶チル感想

    「バレット×葵」妄想に公式から久しぶりに燃料が投入されそうな予感がする記念 サンデー32号までの絶チル感想 2018/7/3 サンデー 絶対可憐チルドレン 「絶対可憐チルドレン」も随分長く続いたコンテンツなので、その歴史の中で様々なカップリング妄想が生まれて来た訳なのですが(いきなり)、その中でも「バレット×葵」の組み合わせは、おそらく比較的マイナーカップリングの部類に入るであろうと思われます。 この組み合わせが公式で明確に推されたのは、自分の記憶が確かなら(現実世界で)今を去ること7年前の2011年に発売されたコミックス27巻に掲載の「スタンド・バイ・ミー」編が最初で最後であり、あとは伊号による未来予知の中で戦闘機に乗ったバレットが葵に核ミサイルが発射されようとしていたことを告げていたバージョンがあったとは思いますが、基的にはあまり公式からカップリング妄想をするための燃料が投下されてこ

    「バレット×葵」妄想に公式から久しぶりに燃料が投入されそうな予感がする記念 サンデー32号までの絶チル感想
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    asakura-t 2018/07/06
    ちゃんと(?)バレット×葵が描かれてよかったw
  • 「絶対可憐チルドレン 椎名高志展 in 池袋マルイ」に行った日記

    お久しぶりです(´・ω・`)。 諸般の事情でクロノマギア攻略サイト状態のままサイトを放置していましたが、リハビリを兼ねて去る6/5まで池袋マルイで行われていた「絶対可憐チルドレン 椎名高志展 in 池袋マルイ」(以下、原画展)に行った時の感想メモを。 椎名先生の原画展は2016年の中野ブロードウェイで行われたイベント以来。中野の時は「GS美神25周年記念」という名目だったのでメインの展示は「GS美神」でしたが、今回は「絶チル」原稿の展示がメインでした。 そして原画展に行く度に言っているような気がしますが、原画を観る最大の魅力は「漫画家が直接原稿に手を入れているが故に生じる『生』の迫力」を感じられることに尽きます。 原画には、実際の雑誌に印刷には載らない様々な情報──筆で描いた跡、ホワイトで修正した跡、作画や写植を指示した手書き文字の跡など──が残されており、その痕跡を見て思いを巡らせること

    「絶対可憐チルドレン 椎名高志展 in 池袋マルイ」に行った日記
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    asakura-t 2018/06/13
  • 安室透はスキがない! サンデー24〜25号「ゼロの日常」感想

    映画を観た人々がもれなく「安室の女」を自称し始めたり、「降谷」姓の印鑑が突然売れ始めたり、作品の略称がいつの間にか「ゼロシコ」になったりと、劇場版「名探偵コナン・ゼロの執行人」の人気はもはや社会現象といっても過言ではないレベルに達していると思われますが、その人気を事前に見越していたとしか思えないタイミングで、サンデー24号より「ゼロの執行人」の最重要人物である安室透を主人公に据えた公式スピンオフ作品・「ゼロの日常」の連載が始まりました。 実際「ゼロの日常」第一話が掲載されたサンデーは(付録の安室透ポストカード目当てとも言われてますが)あっという間に完売。その「お詫び」と称して小学館が「サンデーうぇぶり」上でサンデー24号を期間限定で無料公開する事態にまで発展しています。 サンデーがここまで売れたのって、かつて「パズル&ドラゴンズ」の限定モンスターを入手できるシリアルコードが付属したことが原

    安室透はスキがない! サンデー24〜25号「ゼロの日常」感想
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    asakura-t 2018/05/18
  • 現代ファンタジー作品論マンガ爆誕記念 サンデー13〜20号「絶チル」感想

    サンデー13号辺りから始まった、ティムが作ったなろう系異世界転生ファンタジーっぽい物語の世界に薫が放り込まれる「やかましき玩具」編が決着しました。 このエピソードの見所は、ティムの能力が大幅にアップグレードし、自分が作った世界を統べるゲームマスターとしての能力を手に入れたことでしょう。 元々は玩具をキーワードして周囲の人間を催眠で操る能力者だったティムが、(黒い幽霊による洗脳によって)「人間を玩具にして支配する」という方向に自分の能力を伸ばすことに気付いた結果、バーチャルリアリティ的な世界を創造し、催眠によってその世界の中に人間の意識を放り込むことができるようになったという、ティムの能力のグレードアップのアイデアそのものがこのエピソードの根幹を成しているのは間違いありません。 その能力でティムはゲーム的なファンタジー世界を創造し、そこに異世界転生ファンタジーの導入のお約束的な手法を使って薫

    現代ファンタジー作品論マンガ爆誕記念 サンデー13〜20号「絶チル」感想
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    asakura-t 2018/04/25
  • 連載完結記念 サンデー19~20号「だがしかし」感想

    最終回。アニメ第二期が終了するのとほぼ同じタイミングで終了したということは、予めここで終了することが決まっていたという感じでしょうか。 連載作品として大成功した上に連載が無事円満に終了したことはとても嬉しいんですが、当に終わってしまうのを見るのは寂しくもあります。文字通り、ここ何年か低迷していたサンデーの舞台骨を支えてきたマンガの一つでしたからね。ホント寂しくなりますね…。 話としては今回で最終回でしたが、物語としてのクライマックスに相当したのは、そのもう一話前のサンデー19号でしょう。前の夏祭りの時のように急にいなくなろうとするほたるに対して、ココノツが「自分は漫画家を目指す」とほたるに告げ、「自分達にとってほたるが如何に大切な存在となったのか」を切々と訴え、そしてその上で夏からずっと「ほたるに会える口実」という形で引きずっていたホームランバーの当たりくじをちゃんと交換することで、これ

    連載完結記念 サンデー19~20号「だがしかし」感想
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    asakura-t 2018/04/18
  • 「泣いてる指宿くんが可愛い」とかもう言っていられないのは判っているのですが サンデー10号「初恋ゾンビ」感想

    「泣いてる指宿くんが可愛い」とかもう言っていられないのは判っているのですが サンデー10号「初恋ゾンビ」感想 2018/2/7 サンデー サンデー10号における「初恋ゾンビ」の感想を一言で表現すると、「泣いている指宿くんが可愛い」になります(ひどい感想)。 ですが、指宿くんがあそこであんな風に泣いたのにはそれ相応の理由というかこれまでの様々な積み重ねがあったからこそであり、そこら辺を把握して指宿くんの心情を理解していなければ、真にあそこで泣いている指宿くんを可愛がることはできないと思われます。 このマンガはちょっと最近指宿・江火野・タロウ(そしてイヴ)を巡る状況が込み入って来ているので、個人的に彼らの状況を整理したいと思い、ここに至るまでの過程を列挙してみようというのが、稿の趣旨です。 指宿くんについて あそこで指宿くんが泣いてしまったのは、江火野が(自分が誘われていない)タロウの誕生日

    「泣いてる指宿くんが可愛い」とかもう言っていられないのは判っているのですが サンデー10号「初恋ゾンビ」感想
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    asakura-t 2018/02/07
    泣いてる指宿くん可愛い――だったけど、次回はこれを更に上回る可愛いさだもんな。
  • 桜庭さんが現実を受け入れた記念 サンデー8号「BE BLUES!」感想

    「やっぱり一条のが上手いのか?」 この回の「BE BLUES!」は、あの天上天下唯我独尊で傲慢でワガママで人の言うことを聞かなくて「俺様を尊敬しろ!」がモットーだった桜庭さんが、ついに龍が自分よりもサッカーが上手いことを認めた! という事実が、読者に大きな衝撃を与えました。 桜庭というキャラクターは、テクニック面ではこのマンガの登場人物の中でも最強レベルの力を持ってはいるものの、性格面で極めて難があるためにフォア・ザ・チームな行動を全くすることができないことが彼のフットボーラーとしての活躍の足を引っ張っていることは、このマンガの読者の誰しもが判っていることだと思われます。 ただ、そういう性格面の欠点を抱えているからこそ桜庭巧美というキャラが魅力的になっているのもまた事実であり、個人的にも「桜庭さんには、いつまでも『俺様を尊敬しろ!』なクソな桜庭さんのままでいて欲しい」と常日頃から願っている

    桜庭さんが現実を受け入れた記念 サンデー8号「BE BLUES!」感想
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    asakura-t 2018/01/24
  • 連載継続決定記念 サンデー7号までの「シノビノ」感想

    前回はペリー提督がアメリカ国旗が胸に刺さった血まみれの状態で副官のメガネに発見されるというヒロイックな終わり方をしたため、「当に殺っちまったんか甚三郎!」と思ってしまったりしたのですが、今回は「甚三郎がペリーを気絶させる→ペリーが何者かに殺されたように偽造し、副官のメガネを騙して江戸襲撃作戦を中止させる→今回の黒幕である老中にペリーを連れて行き、ペリーに江戸襲撃をさせる密約があったことを認めさせる」と甚三郎が見事な手腕を見せ、「ペリーによる江戸襲撃作戦を辞めさせた上、老中による倒幕の陰謀も防ぐ」ことに成功。 来の任務である「ペリー暗殺」以上のことを、甚三郎は結果的に成し遂げてしまいました。 というか、甚三郎は最初から「ペリー暗殺」という任務そのものが老中が仕組んだ陰謀であることを見抜いており、日アメリカ戦争を起こすことなく秘密裏に事態を収拾するには、この手段を取るしかないことを理

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    asakura-t 2018/01/17
  • 現代における乙女の恋のバイブルと銘打ちたい サンデー47号以降の「初恋ゾンビ」雑感

    お久しぶりです(挨拶)。 Twitter にツィートしていた、ここ最近の「初恋ゾンビ」の感想をまとめてみました。 サンデー47号(第98話) 前回の「指宿くん、キミは女の子なんじゃないか?」とタロウが指宿くんに問いかけるという、このマンガ始まって以来の最重要イベントに対するアンサー回。 結果的に、タロウが自分の質問を途中で「変なこと言った。忘れて」とキャンセルし、指宿くんも「タロウ、ボクは男だ」と回答したために表面上はうやむやになって終了したことにはなっていますが、実際には指宿くんはタロウが自分の正体を見抜いてくれたことに喜びを感じて「ボクは女だ」と言う寸前まで行っていましたし、イヴがまるで初恋成就したかのような輝きを見せていたことからして、もしタロウがあそこでキャンセルさえしなければ、そのままタロウの初恋はそこで成就し、指宿くんと再び恋人となり、そして結果的にイヴは初恋成就の光の中で消失

    現代における乙女の恋のバイブルと銘打ちたい サンデー47号以降の「初恋ゾンビ」雑感
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    asakura-t 2017/11/15