英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が「Googleがセキュリティ上の不安から、MicrosoftのWindowsの社内利用を段階的に縮小している」と報じ、セキュリティ関係者の注目を集めている。「報道の真偽はともかく、“WindowsよりもMacやLinuxの方が安全”という認識には疑問だ」という専門家が多いようだ。 問題のFT紙の記事は5月31日付で、複数のGoogle従業員の話として「Googleが中国からの攻撃を受けたとされる事件が発端となって1月以降、Windows以外のOSへの移行指示が始まった。新規に採用される従業員は、AppleのMacかLinuxかの選択肢を与えられる」と報じた。 米McAfeeは6月1日のブログで、記事の内容が本当かどうかは確認されていないと断ったうえで、「GoogleのOS切り替えの発端になったとされる攻撃では、ソフトウェアの脆弱性が利用されたのは事実だ