JR東海は14日、列車の車輪に車軸をはめこむ「輪軸」の組み立て作業で、社内の目安を超える圧力ではめ込まれていた輪軸が11本あったと発表した。在来線の特急車両などの車軸で、いずれも安全に問題はなく、検査データの改ざんもなかったとしている。 JR貨物の不正を受け、新幹線車両の約8千本、在来線の約3880本の輪軸を点検していた。新幹線には異常はなかった。 該当車両の輪軸を交換するため、高山線特急ひだや普通列車、紀勢線特急南紀などで車両を減らして運行している。14日は2600人に特急の指定席を自由席に切り替えてもらうなどの影響が出た。(伊藤智章)