「お一人さま栗ようかん」は1本40グラムのミニサイズ 30年以上親しまれてきた長野県小布施町の銘菓「お一人さま栗かの子」が、「栗かの子 小形」に名前を変えた。「お一人さま」の言葉に敏感な客からの訴えがきっかけだ。 1893(明治26)年創業の老舗「竹風堂」が、蜜漬けの栗に栗あんをからめた「栗かの子」(250グラム)を1人で食べきれる80グラムにし、「お一人さま栗かの子」として1979年に発売。5年後には「お一人さま栗ようかん」も売り出した。従来型をしのぐ人気で、「お一人さま」は93年、登録商標にもなった。 だが近年、「夫を亡くし寂しい日々を送る寡婦にとって心ない商品名だ」などの声が届くように。「お一人さま」は前向きな独身女性を指す意味でも使われるが、贈答先に気を使って買い控える客もいたため、幕引きを決断したという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登