宇宙人のは面白い。一聴すればすぐに異能だとわかるずば抜けた作曲センスで注目を集め、アニメ『惡の華』の主題歌に抜擢。後藤まりこ、の子(神聖かまってちゃん)、南波志帆といった実力派のミュージシャンをゲストボーカルに迎えた全4曲の作詞作曲を担当し、『惡の華』の不穏な世界観と自身の作風を見事にマッチさせて、話題を呼んだ。そのようにして作られた主題歌や「ロトスコープ」という手の込んだ映像技法が渾然一体となり、作品全体が異様な盛り上がりを見せた『惡の華』は、番組終了後もその熱が醒めることがなく、エンディング曲を担当したASA-CHANG&巡礼、原作漫画を手がけた押見修造まで登場して、宇宙人と三組で「惡の華」新オリジナル楽曲“白日夢”を制作、配信限定リリースするなど、勢いが止まらない。 そのような熱狂的なプロジェクトにおいて、まさに異能の作曲センスを開花させたしのさきあさことは一体どんな人物なのだろうか