ヒップホップレーベルSUMMITが今年10周年を迎えた。先日もインタビューを掲載したSIMI LABをはじめ、抜群の個性を誇るアーティストたちと共にSUMMITの10年を走ってきたのが設立者でA&Rの増田岳哉だ。 多様な日本のシーンの中でも、レーベルのカラーがしっかりと見えるという点でSUMMITは際立っていると個人的に感じる。それはレーベルの統一感があるというよりも、1人、1人のアーティストの個性を120%引き出す強度のある作品を発表し続けているという一貫したスタンスから生まれてくるものではないだろうか。 今回は増田がSUMMIT以前に勤務していたFile Records時代からアーティストとディレクターという関係を続けてきたPUNPEEを聞き手に迎え、SUMMIT設立までの遍歴やSUMMITのレーベル像、そしてアーティストとの関係性についても掘り下げてまだ暑さの残る1日に聞いてもらった