ブックマーク / fnmnl.tv (45)

  • 【インタビュー】本根誠 Sell Our Music | good friends, hard times Vol.9

    featured 【インタビュー】根誠 Sell Our Music | good friends, hard times Vol.9 ライターの二木信が、この困難な時代(Hard Times)をたくましく、しなやかに生きる人物や友人たち(Good Friends)を紹介していく連載「good friends, hard times」。国内のヒップホップに軸足を置きながら執筆活動をつづけてきた二木が、主にその世界と、そこに近接する領域で躍動する人たちへの取材をつうじて音楽のいまと、いまの時代をサヴァイヴするヒントを探ります。QeticからFNMNLにお引越しして来てからの第1回目(通算9回目)に登場するのは、長年、音楽の世界でディレクター/ライター/バイヤーとして活躍してきた根誠。 私が根誠さんに最初に会ったのは、宇川直宏さんが主宰するライヴストリーミングスタジオ/チャンネル「DOM

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  • 【インタビュー】5lack 『report』| やるべき事は自分で決める

    5lackが今月6曲入りの新作『report』をリリースした。日比谷野音公演終了後にリリースした前作『Try & Error』以来、半年ぶりの作は6曲入りのアルバムで前作『Try & Error』とは兄弟作品となっているという。唯一のゲストにはLEXをフィーチャーし話題となっている作のリリースのタイミングで、約10年ぶりとなるインタビューが実現。『report』の制作を中心に、シーンの変化や福岡での生活、そしてライブまで率直に語ってくれた。 取材・構成 : 渡辺志保 撮影 : Ryosuke Hoshina - 取材を受けること自体、お久しぶりだと伺いました。 5lack - 若い時は、うまく今の気持ちを100%伝えることが難しいなと感じて、インタビューは受けないという状況もあったんですけど、今はリフレッシュというか、自分のアティチュードとか聴く人の世代も変わっていっている。そんな中で

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  • 【インタビュー】BES 『WILL OF STEEL』| 初期衝動を忘れずに

    SCARSやSWANKY SWIPEのメンバーとしても知られ、常にアクティヴにヒップホップと向き合い、コンスタントに作品をリリースしてきたレジェンドラッパー、BES。昨年2023年は渋谷 WWW Xにてワンマンライブも成功させ、「継続すること」と「新しいことに挑戦すること」を両立させている彼が、妥協なく作り上げた待望のニューアルバム『WILL OF STEEL』がリリースされた。ISSUGIやrkemishi、SAW、GRADIS NICE、SCRATCH NICE、ENDRUN、Fitz Ambro$e、GENJU、竹細工、HADESなど普段より関わりの深いラッパー・プロデューサーに加え、今勢いに乗るWILYWNKAやPAX、Gerardparman、近年ともにリミックス作品を制作した残虐バッファローZなど、世代や地域を超えて様々なプレイヤーが集まった。今回はそんなBESの近況とこれから

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  • 【インタビュー】in the blue shirt 「10min DTM powered by raytrek」| ブチ抜きと平熱

    featured 【インタビュー】in the blue shirt 「10min DTM powered by raytrek」| ブチ抜きと平熱 2010年代前半、Maltine RecordsやTREKKIE TRAXといったネットレーベルの隆盛の中で頭角をあらわし、関西を拠点に活躍するトラックメイカー・in the blue shirt。自身の作品ではこれまでにアルバムを3枚リリースし、そのほか執筆、対談、イベント主催などを通してDTM文化の一端を担ってきた。 あくまで「兼業作家」だと説明された氏のキャリアは、2023年に会社を辞めることで「セミ無職」となる。今回、「10min DTM powered by raytrek」の収録を機に、実質的に「専業作家」となった(?)in the blue shirtの現在地点を捉えるべくインタビューを行った。自身の環境の変化について、関西シー

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  • 【インタビュー】SEEDA × 薄場 圭 『ス-パースターを唄って。』| 本気感がすごかったっすね

    「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中の漫画『ス-パースターを唄って。』は大阪を舞台に、貧困と友情を、音楽に救いを求める人々を描いた極限の人間ドラマ。10月30日に待望の単行1集がリリースされた。その発売を記念して、著者の薄場 圭と彼がかねてから敬愛するラッパー・SEEDAとの対談が実現した。薄場 圭にとって「学生時代からずっと、SEEDAさんはヒーローだった」という。そんな敬愛するアーティストに、薄場 圭の作品はどう映るのか?? そして、それぞれ2人の創作秘話に迫る。 取材・構成:渡辺志保 撮影:cherry chill will. - 薄場さんが最初に漫画を描いたのはいつ頃だったんですか? 薄場 - 19歳の時でした。(描いたものを)友達が「いい感じ」と言ってくれたので、出版社を回って。そしたら今の編集の西尾さんが拾ってくれたんです。 - 今回の『スーパースターを唄って。』(※1)が

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  • 【インタビュー】ILL-BOSSTINOが語るライブの魅力 | 最小の単位で最大を目指す

    THA BLUE HERBが、2023年10月18日に2のDVDをリリースした。 最初の一は、2022年末9月から10月にかけて行われたTHA BLUE HERB結成25周年ツアーの各地の模様を選りすぐり、セットリストに沿って編集した『YOU MAKE US FEEL WE ARE REAL』だ。こちらは、ほぼ全編にわたって1MC1DJ編成。 もう一は、2023年5月31日に行われたILL-BOSSTINOがソロ名義:tha BOSSで発表した2ndソロアルバム「IN THE NAME OF HIPHOP II」のリリースライブを収録した『続・ラッパーの一分』。アルバムにゲストとして招いたJEVA、SHINGO★西成、YOU THE ROCK★、ZORN、そしてMummy-D(from RHYMESTER)との感動的な共演も含め、一夜の熱狂を余すところなく封じ込めている。 一足先に両

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  • 【インタビュー】REMIO | 全世界を爆撃するグラフィティ・ライターが語る「グラフィティと民主主義」

    グラフィティは、法やシステムの死角にあるカルチャーだ。自由で、叛逆的で、管理を拒む者たちの足跡だ。そうであるが故に、規範意識の強い人々からは、敬遠あるいは敵視されている。これからも、その状況が変わることはないだろう。 ところがスプレー缶の生まれ故郷ノルウェー出身のグラフィティ・ライターREMIOは、全世界で「爆撃」を継続しつつ、同時に煌びやかなギャラリーの世界でも注目を集めている。また企業のためにTシャツのデザインを手掛け、街ゆく普通の若者たちから人気を博している。彼の作品は、善良な人々が暮らす管理されたコミュニティ、アナーキーな者たちが行き交うストリートのカオス、セレブが社交に励むホテルのペントハウス、プッシャーやジャンキーが吹き溜まるトラップハウスに点在し、それぞれの場所に熱心なファンを抱えている。人の話によれば、「とある都市」が主催したストリートアートのイベントに「Very Top

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  • 【インタビュー】増田岳哉 (SUMMIT) Interviewed by PUNPEE

    ヒップホップレーベルSUMMITが今年10周年を迎えた。先日もインタビューを掲載したSIMI LABをはじめ、抜群の個性を誇るアーティストたちと共にSUMMITの10年を走ってきたのが設立者でA&Rの増田岳哉だ。 多様な日のシーンの中でも、レーベルのカラーがしっかりと見えるという点でSUMMITは際立っていると個人的に感じる。それはレーベルの統一感があるというよりも、1人、1人のアーティストの個性を120%引き出す強度のある作品を発表し続けているという一貫したスタンスから生まれてくるものではないだろうか。 今回は増田がSUMMIT以前に勤務していたFile Records時代からアーティストとディレクターという関係を続けてきたPUNPEEを聞き手に迎え、SUMMIT設立までの遍歴やSUMMITのレーベル像、そしてアーティストとの関係性についても掘り下げてまだ暑さの残る1日に聞いてもらった

    【インタビュー】増田岳哉 (SUMMIT) Interviewed by PUNPEE
  • 【コラム】ヒップホップと法 | アメリカでは何が起きているのか

    VS NYドリル 今年のニューヨークでの『Rolling Loud』(世界最大のヒップホップフェスティバル。マイアミでスタートし今年はポルトガルやタイでも開催)は、9/23~9/25にかけてクイーンズのシティ・フィールドで行われた。だが、開催直前に、ブロンクスのSha EkとRon Suno、そして、ブルックリンの22Gzの出演が急遽取り止めになった。ニューヨーク・タイムズによると、ニューヨーク市警(NYPD)の要望に、主催者側が応じたようだ。この3人のうち、22Gzは、今年の3月にブルックリンのクラブで3人が負傷した発砲事件の犯人として6月に逮捕、殺人未遂等の嫌疑がかけられた後、50万ドルを積み、保釈中の身ではある。実は、この6月の逮捕も、『HOT 97 SUMMER JAM』の会場に向かう当日のことだった。 これは単なる偶然だろうか。現在24歳の22Gzは、2017年にフロリダで第二級

    【コラム】ヒップホップと法 | アメリカでは何が起きているのか
  • 【インタビュー】ヒップホップを全世界に拡散した『Wild Style』監督が語る1980年のNYC | 「クリエイティビティには人を繋ぐ力がある」

    2022年9月2日より、黎明期のヒップホップカルチャーをとりまくNYCの若者たちを描いた不朽の名作映画『WILD STYLE(ワイルド・スタイル) 』が全国公開される。 1983年に初公開された同作は「MCing」「DJing」「ブレイキン」「グラフィティ」の四大要素からなる<ヒップホップカルチャー>を全世界に紹介したことで知られている。 この「ヒップホップ四大要素」は、1960年代半ばから70年代初頭にかけて個別に発生しており、『WILD STYLE 』公開の数年前までは、アフリカ系やラテン系が多いニューヨークのブロンクス〜ハーレム周辺「直径7マイルのエリア」(※)で愛されるローカルカルチャーとしての色彩が強かった。また当時の「MCing+DJing」「ブレイキン」「グラフィティ」には独立したシーンが存在し、他の要素との間に共通点や関係性を見出す人間も少数だったと言われている。 しかし8

    【インタビュー】ヒップホップを全世界に拡散した『Wild Style』監督が語る1980年のNYC | 「クリエイティビティには人を繋ぐ力がある」
  • NYのストリートカルチャーの誕生を追ったドキュメンタリー映画『All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合』が公開

  • tofubeats Interviewed by in the blue shirt | 『REFLECTION』をめぐる雑談

    featured tofubeats Interviewed by in the blue shirt | 『REFLECTION』をめぐる雑談 tofubeatsが今月リリースした4枚目のアルバム『REFLECTION』は、これまでハイペースでアルバムをリリースしてきたtofubeatsだが、前作『RUN』から4年のスパンをかけて制作された。同時発売された初の書籍『トーフビーツの難聴日記』で明かされたように、今作は突発性難聴を発症したことをきっかけに鏡というテーマが導き出され、制作が進んでいった。 プロデューサーにとって最も大事な器官である耳の病気を患ったこと、さらには上京や結婚といった環境の変化や、またコロナ禍という風が吹き荒れる中で、このアルバムはtofubeatsらしさを全く失ってないどころか、さらにその純度を高めた作品であるのは間違い無いだろう。 誰しもが戸惑う状況の中で、tof

    tofubeats Interviewed by in the blue shirt | 『REFLECTION』をめぐる雑談
  • 【対談】KMC × STUTS 『ILL KID』| 絶対にこれでロックしてやる

    「14年前か、もうそんな経つんだ」。ラッパー・KMCとプロデューサー・STUTSは2008年に出会った。ヒップホップはまだまだアンダーグラウンドで、2人も世の中的には無名だった。だが同じビジョンを共有していた。「俺の音楽で世界中をロックしてやる」。そんな2人が初めて対談する。2022年4月27日にリリースされるKMCの7年ぶりとなる3rdアルバム『ILL KID』。STUTSも3曲参加した。今回はアルバムの内容についてはもちろん、2人の出会いからこれまでの活動なども振り返ってもらった。2人にとって「あっという間」だった14年は実に濃厚だった。 取材・構成 : 宮崎敬太 撮影 : 横山純 初めて人前でMPCを触った後、KMCさんが「ナイストライ」と言ってくれた STUTS - KMCさんとはもう長い付き合いですけど、こうして対談をするのは初めてですね。 KMC - 意外にもね。初めて会ったの

    【対談】KMC × STUTS 『ILL KID』| 絶対にこれでロックしてやる
  • 【インタビュー】BIM 『Because He’ s Kind』 | 俺は俺のことをやってるから

    昨年は“吐露ノート”、“Yearn”などのシングルやVaVaとのコラボ曲“Fruit Juice”、『大豆田とわ子と三人の元夫』の主題歌"Presence"にも参加し、TV出演も行うなど多彩な活動を見せていたBIM。まとまったソロ作としては2020年の『Boston Bag』以来となったミニアルバム『Because He’ s Kind』には、柔らかいけれども強いエネルギーが込められている。10年を迎えたキャリアで積んだ経験からくる自信や、同時に世界や人に対しての優しい目線を内包するそのエネルギーは、BIMの作品作りにどういった影響を与えているのだろうか。 BAD HOPからBenjazzy、Daichi Yamamoto、どんぐりずといった初めてのコラボレーターから、旧知のin-dを迎えた作について、BIMの自宅兼スタジオで話を訊くことができた。 取材・構成 : 和田哲郎 撮影 : C

    【インタビュー】BIM 『Because He’ s Kind』 | 俺は俺のことをやってるから
  • 【コラム】What is 「HYPERPOP」? by tomad

    世界的に未曾有の事態が続いた2020年。パンデミックは音楽シーンにも並々ならぬ影響を及ぼし、多くのアーティストが、これまでとは違う形態での活動を強いられた。オンラインでのライブが一般的となり、我々リスナーの体験も大きな変化を余儀なくされる中、Travis Scottの『Astronomical』を筆頭に、前例の無い状況下で新たなクリエイションを模索するアーティストの試みに刺激を受けた方は多いだろう。 メインストリームから一歩離れた周縁的な場所でも、オルタナティブかつ刺激的な、今年以降の更なる発展を期待させるようなムーブメントがいくつも起こっていた。 中でも、トラップの文法を下敷きとしながらEDMやフューチャーベースといったダンスミュージックの過剰なポップネスを吸収し、エモラップやロックのテクスチャーをも取り入れた新たなジャンル「ハイパーポップ」は、オンラインプラットフォームを中心に大きな盛

    【コラム】What is 「HYPERPOP」? by tomad
  • 【インタビュー】藤原ヒロシ『TINY PANX +1 1977-1990 TOKYO CHRONICLE』

  • 【インタビュー】hyunis1000『NERD SPACE PROGRAM』|“ナード”な俺たちの時代が来る

  • アメリカのヒップホップシーン・SNSに内在するアジアンヘイト

    新年早々不快なニュースが飛び込んできた。昨年アルバム『Title』を発表するなど、長いキャリアを持ちながら精力的に活動を続けるラッパーの5lackが、メロディアスなフロウとパーソナルなリリックで支持を得るアトランタのラッパー6LACKの名義を盗用しているとして、一部の英語圏のTwitterユーザーから非難を受けている。 発端となったのは@Lintroller10なるアカウントのツイートだ。彼は「冗談だろ」との文言と共に5lackのSpotifyのアーティストページのスクリーンショットを投稿。直接的に明言はしていないが、言外に5lackが6LACKの名義を剽窃したものだとするニュアンスが含まれたツイートである。 こちらは恐らく21 SavageがInstagramにて行った自身のパロディラッパー「22 Savage」に引っ掛けた投稿が話題を呼んだことからツイートされたものだと推測出来るが、当

    アメリカのヒップホップシーン・SNSに内在するアジアンヘイト
  • 【対談】STUTS × 藤井健太郎 | ジョニーウォーカーを手土産に2021年を振り返る

    気がつけば2021年も残すところ1ヶ月。いろんなことがあった1年だったが、ヒップホップ的に印象深かったのは、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の主題歌にSTUTSが起用されたことは大きなトピックとしてあがるだろう。 STUTS & 松たか子 with 3exes名義で発表された“Presence”は、STUTSプロデュースの下、松たか子が歌うヴォーカルパートをbutaji、客演にはドラマの主要俳優と、KID FRESINO、BIM、NENE、Daichi Yamamoto、T-Pablowという日を代表するラッパーたちが週替わりでタッグを組んで制作。しかも事前情報がほぼなかったので、どの俳優とラッパーが出るのかはオンタイムで放送を見ないとわからない……。毎週楽しみにしてた人も多いはず。この刺激的な座組みの曲がプライムタイムのドラマとして流れることも驚きでしたが、なんと先日「東京ドラマアウ

    【対談】STUTS × 藤井健太郎 | ジョニーウォーカーを手土産に2021年を振り返る
  • 【インタビュー】ILL-BOSSTINO『KINGS CROSS』|ヒップホップを突き詰めていけば絶対にここに来る