NASAは今年5月、星間空間を航行中のボイジャー1号から送られてくる姿勢制御システム(AACS)のテレメトリー情報に、異常値が含まれていることを公表した。 【画像】ハッブルとウェッブ望遠鏡を組み合わせて作り出した「銀河の新しい姿」 しかしながら、この歴史的な探査機からの信号強度は十分、つまりボイジャーは正しい方向にアンテナを向けているはずであり、AACSが故障しているとは考えにくかった。また、AACSの数値を除けば、送られてくるデータはすべて良好な状態にあることから、NASAはデータではなく送信してくるプロセスに異常があると考え、対応策を検討していた。 そしてついに、NASAのチームは問題の解決に成功したと報告した。まずデータに異常値が混入していた原因は、AACSが、数年前に故障し現在は使用していないはずのコンピューターを通してデータを送信していたためだった。 ボイジャープロジェクトチーム
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