こども・若者の性被害防止への関心が高まっている。7月26日、こども家庭庁などが「緊急対策パッケージ」をとりまとめたが、この会議に有識者として参加し、自身の性被害についてもヒアリングで述べた評論家の荻上チキさんに、ジャニーズ事務所をめぐる問題、男性・男児の性被害や文化芸術分野のハラスメントなどの現状・課題について聞いた。 私自身が自分の性暴力被害についてテレビ番組で話した際にも様々な反応がありました。そのうちの一つは誤解した内容に基づいた非難で、加害者が女性という前提で、「女性から誘われるとはモテるということだから誇るべきだ」とか「幸運な出来事だったと喜ぶべきだ」というものです。しかしながら、私に対する加害者が男性であるという情報が補足されると、今度はそれが撤回されたり、それでも「誘うような隙があったのでは?」という反応もあったりします。ですから、こうした二次加害の問題についても強く訴えてい
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