創価学会の池田大作名誉会長の死は韓国でも結構、大きく報道された。有力紙の朝鮮日報などは池田夫妻が韓国を初訪問した際の写真まで添えて特集記事風に伝えていた。 韓国の創価学会は在日韓国人によって1960年代にもたらされたといわれる。当初は「倭色宗教」とか「宗教侵略」などといって排斥され、とくにマスコミでは反日報道のターゲットになっていたことを考えると隔世の感じだ。 創価学会が宗教法人として政府登録を許され、韓国社会で市民権を得たのは金大中政権(98~2003年)時代。そのきっかけになったのが創価学会が「われわれも日本の軍国主義の犠牲者だった」という学会の歴史と平和主義を強調したことだ。池田名誉会長の死に際してメディアは「日本の代表的な親韓派宗教人」とし、日ごろ日本文化への韓国の影響を語っていたなどと伝えている。韓国で叙勲もされている。 現在、韓国での信徒数は約150万人といわれるから、日本以外