セクシュアルマイノリティ、生活保護受給者、性風俗産業の従事者——。マイノリティと呼ばれる存在は、医療とどう関わっているのか。現役看護師が執筆した「医療の外れで:看護師の私が考えたマイノリティと差別のこと」(晶文社)が刊行される。 「社会や医療から排除されやすい人々と医療従事者の間には、単なる愉快不愉快の問題でもなければ、一部の医療従事者にだけ差別心があるといった類の話でもない、もっと根深く、致命的なすれ違いがあるように思います。 マイノリティや被差別的な属性の当事者が積み重ねてきた背景と、医療従事者が積み重ねてきた背景は、社会の中で生きている意味では地続きのはずなのに、しかしどこかで分断されているような気がするのです。」 そう始まる本書の中から、医療不信に陥る患者や家族のエピソードを、一部抜粋・編集して掲載する。(全2回のうち1回目/#2はこちらから) ※病院のエピソードは患者の個人情報の
![「あなたたちが変な薬を盛ったんだ」入院患者の家族に責められる看護師たちの苦悩 | 文春オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/99902c03f223113433b20e78c39f8fcc38c9011e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2F8%2F7%2F1200wm%2Fimg_8749fb49065905722dc51ed24b81276c126120.jpg)