夏の夕暮れ時、近所を散歩しているとどこからともなく流れてくる蚊取り線香の匂いに、お風呂あがりに天花粉(ベビーパウダー)をはたかれて全身粉まみれだった子どもの頃を思い出すHANAです。 昭和の夏の風物詩「蚊取り線香」を煙たいとか線香のにおいがちょっと…と苦手にされている方もいるようですが、今も変わらないあのにおいをかぐと、私はなんだかホッとします。 今年は夏でも窓を開ける機会が多くなりそうですから、蚊取り線香の出番も増えそうですね。 さて、そんな「蚊取り線香」を題材にしたとっても面白い絵本があるんですが、ご存知ですか? 作者は勢いのある豪快なタッチの絵が印象的な田島(たしま)征三さんです。『とべバッタ』の作者と言えばご存知の方もいらっしゃるかも。 そんな田島さんの手にかかると、身近な蚊取り線香も最強の道具に早変わり。 読み進めるうちに、いったいこの煙はどこまで行くのか、果たしてこの結末はどう
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