実は、この映画の試写を見ようと出来心を起こして(試写状もないのに)東宝の試写室に行ったら、東宝の宣伝部員に追い返されたことがある。あのときは頭来たけど、今わかったよ! あの東宝の宣伝部員は親切で この映画を見せまいとしてくれたんだね。こんなもん見ると血圧があがって身体に悪いだろうからって。そんな親心も知らず、金まで払って初日に 見に行って、あまつさえパンフまで買ってしまうとは、この罪、万死に値する。 じゃなくて 万死に値するのはこの映画の関係者! どいつもこいつもみんな死ね! この怒りは『デビルマン』以来だが、ある意味『デビルマン』よりも深いかもしれない。塩田明彦にはこの映画がクソであることを理解できるくらいの頭はあるだろうと思うからだ。 以下、ネタバレではあるが、こんなクソ映画を見に行く被害者は一人でも減らしたいという真摯な思いから、積極的にばらします。 『どろろ』はなぜダメなのか? 1