2007年10月19日のブックマーク (2件)

  • 安野モヨコ『働きマン』4巻 ドラマ『働きマン』&『サプリ』とのかかわりで

    安野モヨコ『働きマン』4巻 ドラマ『働きマン』&『サプリ』とのかかわりで ※『働きマン』1巻の感想はこちら 松方は伊東美咲と菅野美穂どちらがよかったのか? 漫画原作のテレビドラマが当に増えた。増え過ぎだろう。 雑誌「サイゾー」07年10月号にグラフが出てたが、1990年には漫画原作のテレビドラマは1〜2しかなく90年代はせいぜい5程度で推移するのだが、2000年から急増し、2007年は40に達している。 原作とドラマ(実写映画)のクオリティの比較という問題が当然に発生する。 同誌の現役編集者の覆面座談会を読んでいると、 「C ……『働きマン』(講談社)や『おたんこナース』(小学館)みたいに、内容や段取りが問題になって、ドラマ化がご破算になるケースは後を絶ちませんね。 B 先に伊東美咲や観月ありさというキャスティングが決まっちゃってて、作家がキレたんだよね。『働きマン』なんか、アニメ

    atoz
    atoz 2007/10/19
    「そんな「恋に仕事に」みたいなヌルい女じゃない。ある意味、病的なのだ。その偏執的・病的な性格を演じきらなくてはならない。その松方の異常さを脚本は描ききってほしかったし、菅野は演じきってほしかった。」
  • 志村貴子『放浪息子』6巻

    志村貴子『放浪息子』6巻 ※1巻の感想はこちら いまごろ『放浪息子』6巻の感想です。 答える相手やシチュエーションをすべて解除して、「いま一番好きな漫画は」と訊かれたらやはりこの作品をあげざるをえません。「好き」という無防備な言葉が一番ぴったり合うのはこの漫画をおいて他にはないのです。 描かれる対象にこれほど激しい執着を持ってしまうなんて。 嗚呼、これが三十路の子持ちの男のやることでしょうか。 以下、『放浪息子』や6巻を読んでいない人には何がなんだかわからない感想を書きなぐります。 ぼくはシュウくんが好きなのだと同時に、シュウくんになりたい、シュウくんと同一化したいのです。そして、ここで描かれている女子の共同体にまざりたい、そのなかで生きたいと思うと同時に、千葉さんに「好き」って言われたいのです。あるいは高槻くんに「好き」だと言いたいのです。 6巻の終わりで、シュウくんと千葉さんが台を書

    atoz
    atoz 2007/10/19
    「そして、土居や岡がまたしてもこの巻で登場するにいたって、ぼくの少年時代は土居や岡でしかなかったことを思い知らされるしかないのです。」 同一化と欲望のまなざし。そして絶望。