流れる星が砕けた夢のカケラなら、集めてもう一度、闇を照らす光に。 昨日よりも2cm、未来に近づいた私たちでいるための闘いを描く、ひろプリ第23話である。 物語の開始時からヒーローとしての形をしっかり持っていたように思えるソラ・ハレワタールを、過酷な試練で一度解体し、ただの少女に戻した上でその核となる思いと絆を、再構築して英雄として再出発させる。 物語の主役と主題をこの折り返し点で鮮明に描き直すエピソードであり、キュアスカイを再生させた仲間や家族……特に虹ヶ丘ましろの現在地が、しっかりと見える話数ともなりました。 バッキバキに気合の入ったアクションを比較的抑えめの分量にして、ソラちゃんの迷いと痛みを、ヒーローらしくない人間の血をちゃんと掘り下げる書き方にしたのも、そんなあるがままの娘の苦境に寄り添う家族をしっかり描いたのも、大変良かったです。 思い返すとソラちゃんは、最初からしっかりしている