ライター/編集者。函館と東京を行ったり来たりしながら、インタビューをしたり、文章を書いたりしています。 Twitter IN&OUT-ハコダテとヒト- 「結婚指輪って本当に必要?」 結婚を目前に控えた僕は、心の中でそう思っていました。 結婚式における指輪の交換というのが、 ケーキ入刀と同じくらいの シャッターチャンスであることは知っていたけど、 指輪にそれ以上の意味を見出せなかったのです。 半ば義務的な気持ちで探しているうちに、 指輪に対する想いはどんどん削がれ、 おめでたいことのはずなのに、 気分はだんだんと憂鬱になっていきました。 そんな時に出会ったのが、 銀座でジュエリー工房を営む臼澤昭彦さんでした。 東京の下町で生まれ育った臼澤さんは、 ジュエリー職人という仕事に誇りを持った方で、 「こういうこともできる!」とか 「あんなのもいいかもしれない!」という 話を聞かせてもらっているうち