日本企業復活の鍵を握るHTML5:アップル、グーグル、フェイスブックなど米IT列強と戦うための武器として 1990年に、ほぼ単独でワールド・ワイド・ウエブ(以下、ウエブ)を発明した英国人ティム・バーナーズ・リー氏は、1999年、自著「Weaving the Web(ウエブを紡ぐ)」のセールス・プロモーションのため、米サンフランシスコ市内のとある書店で講演・サイン会を催した。 当時の彼はインターネット業界内でこそ著名人だったが、ごく一般の読者にまで知られた存在とは言えなかった。このため、その本のカバーには、わざわざ「発明者自身が語るウエブの起源と運命」という断り書きが印刷されていた。 会場に集まった聴衆を前に、ひとしきり話し終えたバーナーズ・リー氏は、講演の締めくくりに次のような言葉を口にした。 「私の発明したウエブが(1993年頃から)商用化されるに伴い、黎明期のウエブ開発に携わった多くの
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