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ブックマーク / science.srad.jp (106)

  • 日本の夏にエアコンは不可欠という話 | スラド サイエンス

    エアコンを苦手としている人や、エコ的観点からあまら利用しないという人も少なくないが、日の夏にはエアコンが必須になっているという(日経新聞)。 人間の汗には、その蒸発によって体から熱を奪い、体温を下げる働きがある。ところが東京の夏は高温多湿であり、さらに温暖化で気温は上昇傾向になるとされる。そのため、汗をかいても体は冷えず、適切な対処を行わないと熱中症などになる可能性が増えているという。特に体の温熱感が鈍くなっており、また発汗能力が低下している高齢者に熱中症は多く、実際2014年には住宅内で熱中症を発症した高齢者は男女合わせて2000人以上いたという。

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    atyks 2016/07/01
  • 中国、人の受精卵の遺伝子を改変。中国で2例目 | スラド サイエンス

    ヒトの受精卵の遺伝子を改変したとする論文を中国の研究グループが発表したそうだ。世界では2例目で、1例目も中国の別のグループが行っている(NHK)。 ヒトの受精卵の遺伝子改変は倫理上の問題が議論されているため、世界的には注目はされているものの実際の実験にまで踏み込むケースは少ない。

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    atyks 2016/04/13
  • 屋久島で光合成しない植物の新種が発見される | スラド サイエンス

    鹿児島県の屋久島で新種の植物が発見され、「ヤクシマソウ」と名付けられた(日経新聞、産経新聞)。 この植物は根から菌糸を取り込み、それを分解して栄養を得る「菌従属栄養植物」の一種。写真を見ると、光合成を行わないためか緑色ではなく赤紫色の茎と花を供えている。

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    atyks 2016/02/24
  • フローレス島で発見された小さな人のような生物はホモ・サピエンスではなかった | スラド サイエンス

    インドネシア・フローレス島で発見された、約1万2000年前(約1万7000年前という説もある)まで生息していたという身長1mあまりの生物「ホモ・フローレシエンシス」(フローレス原人)は、現生人類であるホモ・サピエンスとはまったく別の種である、という研究論文が発表されたそうだ(AFP)。 ホモ・フローレシエンシスがどのように進化を遂げたのかはさまざまな説があり、矮小化した、もしくは発育上の障害を持ったホモ・サピエンスであるという説と、ホモ・サピエンスとは別の種であるという説があった。今回の研究では、頭蓋骨の化石を分析したところ「ホモ・サピエンスの特徴を確認することはできなかった」とのことで、ホモ・フローレシエンシスがホモ・サピエンスではないことが明確に示されたという。

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    atyks 2016/02/17
  • 火星が地球から独立していなければならない理由 | スラド サイエンス

    さまざまな組織や国家間で火星に人間を送り込むための競争が始まっているが、企業の宇宙資源の領有などに関するルールは明確には定められていない。そんな中、Blue Marble Space研究所のJacob Haqq-Misra氏は、火星が最初から完全独立している必要があるとする「The Transformative Value of Liberating Mars(火星の解放と変革の価値)[PDF]」というエッセイを発表した。同氏はこのの中で火星では地球の過去の文明と違うものを造り出さなければならないと主張、次の5つのアイデアを提示した(BBC、Slashdot)。 「火星に上陸する人は、地球上の公民権を停止して火星人とする」「政府、企業、地球上の人々は、火星の政治や経済に干渉できない」「火星の独自開発に干渉しなければ、火星における科学的な探査は認められる」「火星の土地利用は火星人によって決

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    atyks 2015/12/24
  • 「実は現在は6度目の大量絶滅期である」という論文が発表される | スラド サイエンス

    「現在は6度目の大量絶滅期である」という主旨の論文が発表されたそうだ(Nature Communications掲載論文、産経新聞)。 地球においては過去5回の「大量絶滅期」があったという。このうち4回目の大量絶滅期に注目して調査を行ったところ、この期間では噴火によって大量の温室効果ガスが放出されたために温暖化が進行、これにより地球上の約80%の種が絶滅したことが分かったという。そして、これは現在の状況によく似ているという。 大量絶滅期には他の種族に大きな影響力を持つような「優占種」であっても、弱小種と同じように環境変化の影響を大きく受けることも分かったそうで、今後環境変化が続いた場合、人間もその影響を受ける可能性があるという。

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    atyks 2015/08/26
  • 冥王星到着間近の探査機「New Horizons」、トラブルで「セーフモード」に陥るも復旧 | スラド サイエンス

    7月14日の冥王星フライバイを間近に控えたNASAの探査機「New Horizons(ニュー・ホライズンズ)」だが、到着まで残り10日を切った7月4日に原因不明の通信途絶が発生した。その後復旧したものの、観測が行えないセーフモードに陥ってしまっているという(NASAのプレスリリース、Sorae.jp、47News)。 New Horizonsは2006年の打ち上げ後、9年以上もの歳月をかけて太陽系の果ての冥王星へと向かっている。記事によれば、4日午後に何らかの原因から通信が途絶、この間に問題を検知した探査機により自動的にメインのコンピュータからバックアップへの切り替えが行われたという。現在はテレメトリーは送信されており、また機体の破損などを示す兆候はないが、依然セーフモードからは脱しておらず、このままでは観測機器が動作しないとのこと。 冥王星の観測は、近くを通過するフライバイで行う予定のた

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    atyks 2015/07/07
  • 宇宙の終わりや人類の最後はどうなる | スラド サイエンス

    1862年、ケルビン卿(ウィリアム・トムソン)は、宇宙は有限であると仮定して熱力学第二法則(エントロピー法則)を適用すると、最終的に熱死すると結論付けた。熱力学第二法則では、閉鎖系ではエントロピーは同じままか成長する傾向にあり、決して自発的に減少することはない。対照的に開放系では全体のエントロピーを減少させる可能性がある。果たして宇宙は閉鎖系なのだろうか、それとも開放形なのか(medium、Slashdot)。 ミシガン大学の研究者フレッド・アダムスとグレッグ・ラフリンは、宇宙の終わりの時を予測した。これによると、中性子星やその他のオブジェクトが崩壊する「縮退時代」が続き、後に「ブラックホール時代」 がやってくる。その時代の人間の知性はAI化されており、ごく小さな電力で生き残る方法を見つけているだろうという。また、最後に宇宙は何も残っていない「暗黒時代」を迎え、10の100乗年の年月を経て

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    atyks 2015/06/04
  • PM2.5、観測8割以上の地点で国内の健康安全基準を満たせず | スラド サイエンス

    全国492地点で観測されたPM2.5の濃度のデータを分析したところ、およそ84%に当たる413地点で基準を達成できていなかったという(NHK)。 環境省による平成25年度調査結果で判明した。格的に測定を始めた平成23年度以降、基準達成率は最も低いという。原因については、PM2.5を含んだ光化学スモッグが夏に多く発生したことや、関東を中心に、冬に風が弱く大気汚染物質が拡散しにくい時期があったため濃度が上がったことなどが挙がっている。 そういえば光化学スモッグが多い年があったような。

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    atyks 2015/05/19
  • 月に巨大溶岩洞が存在する可能性 | スラド サイエンス

    探査機かぐやによる月面での縦穴発見以後関心が高まっている月の溶岩洞だが、米大学の研究によると、低重力などの要因から月には都市が入る規模の巨大な溶岩洞が存在している可能性があるという(研究論文、ITmedia、SpaceREF、Slashdot)。 この研究結果は、3月17日に米国の「月・惑星科学会議」(LPSC) にて発表されたもの。月にはかねてから溶岩洞のような地形が存在する可能性が指摘されていたが、この研究報告では低重力ならびに地球のような気象や浸が存在しないことから1km以上、堅固なドーム型をしていれば5km以上もの都市がすっぽり収まってしまうほどの巨大な地下空洞が存在できることが示された。 月の溶岩洞は宇宙線や隕石、温度変化を避けられる環境として、月面基地の有力候補に考えられている。実際にこうした巨大空洞が見つかれば、月コロニーの建設さえずっと楽なものになるかもしれない。

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    atyks 2015/03/24
  • 14世紀ヨーロッパの黒死病流行の犯人はネズミではなかった? | スラド サイエンス

    長い間、14世紀のヨーロッパにペスト(黒死病)を大流行させ200万人もの死者を出した犯人は、アジアから来たスナネズミだとされてきた。しかし、米国科学アカデミー紀要に発表された論文によると、原因はネズミではなかった可能性が出てきたという(CBCNEWS、レポート、Slashdot)。 論文によると、ペスト菌の細菌はシルクロードや海運を介して搬送されたスナネズミに付いた「ノミ」が原因で、ノミが人間に噛みつき病気を移した可能性が高いとしている。 オスロ大学の研究者とスイス政府系科学者は、4世紀もの長期間ペストが流行し続けたことに疑問を持った。そこで、ヨーロッパやアジアの歴史的なペストの流行状況と気候変動を研究したところ、アジアの流行が時間差でヨーロッパにたどり着いていることに気がついたのだという。また、ヨーロッパには恒久的なネズミやペストの発生源は見つからなかったとしている。

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    atyks 2015/03/03
  • ゆで卵を生卵に戻す方法、開発される | スラド サイエンス

    カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)が、ゆで卵を生卵状に戻す方法を開発したそうだ(ASCII.jp、UCI News)。 生卵の蛋白質成分は、加熱すると蛋白質が変性して固体になる。今までも分子レベルの透析を行うことでゆで卵を生卵状態に戻す手法があったが、UCIが開発したのは「凝固したタンパク質に対して尿素を加えたのち、マイクロ流体薄膜を通すことで機械的圧力を加える」という手法で、より手軽に実行できるという。 もちろん、この技術はわざわざゆで卵を生卵にするために開発されたわけではなく、遺伝子組み換えで作られた特殊な蛋白質などを再利用する、といった使い方が想定されているそうだ。

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    atyks 2015/01/28
  • インドの「科学と神話の混合」に対し科学者らが反発 | スラド サイエンス

    「ピタゴラスの定理を発見したのは、ギリシャ人ではなくインド人である」というのは枝葉を端折った言い回しかもしれないけれど、「科学と神話の混合」とまで言うのはむしろ科学に対して無頓着な主張だと思う。欧米人の進化論否認のような科学に宗教を正面衝突させる無謀な試みとはまったく違って、お偉いさんの与太話として聞き流すべき程度の問題だと思う。 三平方の定理が最古の定理だといわれているように、実学的なピタゴラスの定理の発見という意味ではギリシャよりずっと遡れることはよく知られている。ギリシャ人の成果が、それを算術で書き下して非整数領域まで拡張できる可能性を示唆したことだというならピタゴラスの定理を発見したのはギリシャのエウクレイデスということになるのだろうけれど、少なくとも、a2 = b2 + c2なる整数a,b,cの組み合わせ(ピタゴラス数)が見出されたのは、新石器時代までさかのぼると考えられているし

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    atyks 2015/01/08
  • 多くのがんは遺伝や環境的要因では無く、「不運」のために発症する? | スラド サイエンス

    がんは『細胞分裂時に起きるランダムな変異の「不運」に見舞われることによって発生する場合が多くを占める』という論文がScience誌で発表された(AFP)。 調査対象とした成人がんのうち、全体の3分の2がランダムな変異が要因とみられるがんだったという。ただ、残りの3分の1は環境的要因や親から受け継いだ遺伝子に起因するものだったそうだ。ただし、「幹細胞分裂の速度に関して、信頼性のあるデータが科学文献に示されていない」としてこの論文では前立腺がんや乳がんについては対象としていないとのこと。

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    atyks 2015/01/04
  • 地球でもっとも豊富にあるとされる鉱物、実在が確認される | スラド サイエンス

    「地球でもっとも豊富にある」とされる鉱物は、今まで存在は確認されていたものの、それを実際に見た人は僅かだったという。しかし、最近になって隕石の中からこの物質を入手することができたそうだ(Motherboard、Science、Slashdot)。 この物質は地球の体積の3分の1以上を占めるが、地表から約2700キロの深さにあるマントル部にあり入手が困難であった。数々の実験と理論では何十年も前から存在が確認されていたものの、見たものがいないことから名称も与えられておらず、また国際鉱物学連合の基準を満たす量を入手することもできていなかったそうだ。しかし、今回研究者らが隕石の中からこの物質を入手し、また名称は今年になって高圧に関する研究でノーベル物理学賞を受賞したパーシー・ブリッジマン氏にちなみ「bridgmanite」と名付けられたという。 ネバダ大学のOliver Tschauner氏らの研

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    atyks 2014/12/05
  • 博士論文の不正疑惑で早大が小保方氏の博士号を取り消しへ | スラド サイエンス

    STAP問題で注目されている小保方晴子氏の博士論文に盗用などの疑義が指摘されていた問題で、早稲田大学は小保方氏の博士号取り消しを決定した。ただし、1年間の猶予期間付きで、その間に論文の訂正や研究倫理教育を受けることで博士号を取り消しを行わず維持できるという形になっている(朝日新聞)。 論文については不正が認められるものの、実験結果の部分には盗用はなかったとの結論だそうだ。

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    atyks 2014/10/07
  • インドの火星探査機が低予算で成功した理由とは | スラド サイエンス

    インドの火星探査機、Mangalyaan(ヒンディー語で火星・クラフト)は、7400万ドルという低予算でアジア初の火星への到着を実現した。これは宇宙探査のための新しいパラダイムを示唆するものになるかもしれないという(NBC、家/.)。 Mangalyaanの打ち上げや運用に要した費用は、NASAの火星探査機であるMavenで掛かった6710万ドルの約9分の1に過ぎない。その理由の1つに、Mavenでは科学的使命のために実績のある米国の技術が使用されているいっぽう、Mangalyaanでは「初めて使う技術」が多い点が挙げられている。技術的なテストもその目的に含まれているからだ。また重量が軽いため、積載量の少ないインド製ロケットでも打ち上げが可能だった点もある。

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    atyks 2014/10/01
  • 中国の考古学者、ジュラ紀の「神獣」の化石を発見? | スラド サイエンス

    系統学において棚上げされていたり、取り敢えず配置されていたりする分類群は少なくありません。そのなかに、異獣亜綱というサブクラスに配置されたハラミヤ目というものがあります。ジュラ紀に存在しそして絶滅したハラミヤ目は標が最近発見されたばかりで、ほぼ哺乳類と見なされたものの、系統樹上の位置づけはまだ定まっておりません。 そのような中、中国で新たに発見されたハラミヤ目の標に「陸氏神獣」、「玲瓏仙獣」、「宋氏仙獣」という名前がつけられたそうです(人民網)。そしてその標からの知見が論文として書き上げられ、ネイチャーに掲載されています。

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    atyks 2014/09/17
  • 人工知能の次のターゲットは「人狼」 | スラド サイエンス

    チェス・将棋人工知能が次々と人間を打ち破る中、専門化の間では、次のターゲットとして騙し合いゲーム「人狼(汝は人狼なりや?)」が想定されているようである(研究ページ、解説スライド、Togetterまとめ)。 「人狼」は、村人と村人に化けた人狼に扮したプレイヤー同士が、他のプレイヤーとの会話からその正体を探り、相手チームを打ち破る、といういわゆる騙し合いや駆け引きを中心とした人気ゲームゲームのタイプとしては、ゲーム内の情報がプレイヤーに開示されない不完全情報ゲームにあたる。言葉や行動から相手の思考を読んだり、信頼を獲得したりといった点が重要な要素となる、いわゆるAIが苦手な分野である。 まだ研究は始まったばかりで、現状では人工知能のためのプロトコルを整備している状態のようだが、このプロトコルを利用した人狼エージェントを募集しての大会も予定されているようなので、腕に覚えがある人や人工知能に興

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    atyks 2014/08/20
  • 社会主義に長く晒されていると、ズルするようになるという実験結果 | スラド サイエンス

    ミュンヘン大学とデューク大学の研究チームが合同で行った実験によれば、社会主義はモラルにゆるみを生じさせることが分かったとのこと(Economist、Slashdot)。 実験では、被験者としてベルリンの住民から任意に250人を選出し、サイコロを40回振らせて、数字の合計が最も大きい人を勝者とするゲームを行った。このゲームでは、サイコロを降る前にサイコロの上面か下面どちらかを選び、振ったあとに指定した面の数字が自分の得点となる。しかし、どちらの面を選んだのかを申告する必要はなく、たとえば、当は上面の数を選んでいたのに数の大きい下面の数を記録するという「ズル」が可能となっていた。正直に申告を行えば、4や5、6と同様の頻度で1、2、3という数が記録されるはずだが、実験の結果、被験者の中にはズルしたのではないかと疑わしくなるほど大きな数ばかりを記録する人がいたという。 ゲームの終了後、被験者らに

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    atyks 2014/07/24