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ブックマーク / sai-zen-sen.jp (12)

  • 『江戸しぐさの正体』重版に寄せて—— 一枚の写真から感じる日本の義務教育の「危うさ」 | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント

    大きな反響を呼んでいる星海社新書の最新刊『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』(原田実)ですが、日19日付けで重版分が日全国の書店さんに流通し始めます。 品薄状態が続いてしまいご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。 まず、「江戸しぐさ」が「偽りの伝統」たるゆえんは、こちらの試し読みをご覧になっていただければすぐにおわかりになると思います。 日という国に生まれ育った一員として、日文化が育んできた美しい伝統に対して誇りを持つのは自然な心の発露だと思いますが、その「伝統」が歴史的根拠のまったくないものだとしたら……。 それなのに、日の義務教育のカリキュラムに「道徳」の科目の教科書としてそれら歴史的根拠のない「伝統」が正しい歴史とともに組み込まれているとしたら……。 それはたいへんに残念なことであり、かつ、恐ろしいことだと思います。そしてその出来事はたった今、「江戸しぐさ

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    atyks 2014/11/15
  • 渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』 Illustration/竹 | 最前線

    それは、ノスタルジックな未来のすべていまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——!伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 「腕利きのハッカーとしての意見を聞かせてくれないか。刑事が探偵に相談するなど、恥ずべきことだとはわかっているがね」 「警察関係者から非公式に依頼を頂くのは初めてではありません。公務員としての業務にはどうしても制限がかかりますから、私のような立場のほうが有利に捜査できることもあります」 「お気遣いありがとう。まずこの画像を見てもらいたい」 「フィギュアですか」 「3体ある。いずれも、身長は20センチ弱。そして気味が悪いほどリアルだ。こいつらは、もともとは人間だったのだ」 「申し訳ありませんが、私は仕事中は冗談を好みません」 「冗談

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    atyks 2013/08/15
  • 渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』 Illustration/竹 | 最前線

    それは、ノスタルジックな未来のすべていまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——!伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 世界地図の中でその島国だけが単色で塗(ぬ)り潰されていた。大河も山脈も州境も描かれていない。記されているのはたった一つ「デジマ」という地名だけだ。 子供の頃からずっと憧れていた場所を、僕は今ついに訪れることができた。 この国は、「鎖国(さこく)」という政策を維持している。つまり全世界と国交を断絶しているのだ。ただし外国人観光客は特例としてその「デジマ」という人工島の中だけに滞在を許される。 そこは街の形態のテーマパークとなっていて、いろいろなアトラクションが設置されていた。カフェというスペースには、人気キャラクターのコスチューム

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    atyks 2013/07/16
  • 渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』第三十一回 恋と毒 Illustration/竹 | 最前線

    それは、ノスタルジックな未来のすべていまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——!伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 「ああ、疲れた」 公園のベンチで体を伸ばしたひょうしに、つい独り言が出てしまった。 「お疲れ!」 背後からいきなり声がした。振り返ったけれど、誰もいない。 と思ったら、下から顔がひょいと出てきた。 「なら、ちょっとサボってみたら?」 ジーンズをはたきながら立ち上がったのは、ほっぺたのつるんとした、目の大きな女の子だった。芝生に寝そべっていたらしい。長い髪を無造作に束ねている。草が一筋残って、緑の髪飾(かみかざ)りのように見える。 僕は一瞬で、頭が冴(さ)えていた。疲れなんてふっとんで、胸がどきどきしていた。つまり、一目ぼれってや

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    atyks 2013/06/11
  • 渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』第二十二回 運の良い石ころ Illustration/竹 | 最前線

    それは、ノスタルジックな未来のすべていまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——!伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 むかしむかしあるところに、小さな石ころがありました。それは宙に浮かんで、あっちにくるくる、こっちにころころと動いていました。そうして他の石ころとぶつかったり、熱くなったり冷たくなったり、ぬれたりかわいたり、とけたりかたまったりしているうちに、そこに「いのち」が出現しました。 いのちとは分子の組み合わせパターンの一つです。それは自分自身をコピーしながら、どんどん高度に複雑になっていきます。そんなものが現れたことも、そして温度や湿度がそれを死にたえさせるレベルに一度も達せずに何億年ものあいだ安定していたことも、ものすごく運の良いこと

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    atyks 2013/04/10
  • 渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』第十九回 スピード裁判 Illustration/竹 | 最前線

    それは、ノスタルジックな未来のすべていまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——!伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 教室が静まりかえったことを確認してから目を開けた。小男がこちらにまっすぐ歩いてくる。古典(こてん)教師だ。クラス全員の視線が、僕に集中していた。 メガネのつるに指を当て、スイッチを入れた。ブシュッと小気味(こきみ)の良い音がしてレンズの隅に、「生放送中」という文字が点滅し始めた。僕の視界が、そのままネットに流れ始めたのだ。教師は目の前まで来て、立ち止まった。 「俺の授業でお昼寝とはいい度胸(どきょう)してんじゃねーかコラ」 僕を見下ろし口をゆがめてみせた。脅(おど)しているつもりらしいが、それは虚勢をはるガキ大将にしか見えなかっ

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    atyks 2013/03/20
  • 渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』第八回 出会わない系 Illustration/竹 | 最前線

    それは、ノスタルジックな未来のすべていまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——!伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 女が臆病(おくびょう)なのは、冷静だからだと思います。例えば女は幽霊(ゆうれい)を怖がります。それはリアリストだからなのです。内心ではそんなものの存在を信じてはいないからこそ、現実のものとして、現実的に自分を害する存在として、恐れるのです。 特に一人暮らしをしていると警戒心がとぎすまされます。部屋に、誰かの気配を感じ始めたのは最近のことです。 今日もありました。帰宅した時、部屋に残る生暖(なまあたた)かさに気づきました。ほんの少し前までそこに人がいた、そんな感覚がありました。鍵はしっかりかけていたのに。 キッチンで、買ってきた

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    atyks 2013/01/11
  • 渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』第六回 生産的な悪魔 Illustration/竹 | 最前線

    それは、ノスタルジックな未来のすべていまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——!伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 「どうしたの ?」 くりくりした目玉が覗(のぞ)き込んできた。 「女房(にょうぼう)のことなんだ。どうも浮気(うわき)してるみたいで」 ふいをつかれて、つい正直に言ってしまった。 「まっ、けしからん……ってオイ」 彼女は体を起こして僕の頭をぽんとはたいた。毛布がずり落ち、つるつるした胸(むね)が露(あら)わになった。 「自分のこと棚(たな)に上げて、何言っちゃってんの」 怒っているわけではなく、笑顔だった。おかげで僕はすっと気分が晴れた。 当にこの子はすてきだ。声や顔や体だけではない。静かにしていてほしい時はずっと黙っていてく

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    atyks 2012/12/14
  • イース トリビュート | 『ノベライズの“新地平”』日本ファルコム☓星海社☓4Gamer.net共同企画 | 最前線

    “失われた古代王国”での冒険から1年後。記憶を失ってしまった若き冒険家・アドルが、エレシア大陸西部に広がる“セルセタの樹海”に挑む──! “軌跡シリーズ”の完全新作! 多島海に位置する“残され島”の少年・ナユタは妖精・ノイに導かれ、異世界・テラを救う冒険に旅立つ──。

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    atyks 2012/11/27
  • 渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』第三回 気の合う二人 Illustration/竹 | 最前線

    それは、ノスタルジックな未来のすべていまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——!伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 ドアの鍵はちょろかった。チェーンは切断するつもりでワイヤーカッターを持ってきていたのだが、小指を引っかけるだけで外れた。 俺はをちゃんと脱ぎ、堂々と部屋に入った。カーテンの厚さを確認し、部屋の明かりをつけた。 ここの住人は料理を全くしないようだ。キッチンの棚には袋菓子やインスタントラーメンが、冷蔵庫を開けると瓶(びん)や缶がぎっしり並んでいた。 ビールを見つけた。俺は座ってプルタブを開けた。くつろぎながら、部屋を見渡した。 片付いているのにすっきりしない。ちぐはぐな印象がある。あちこちに飾られたキャラクターグッズや壁のアニメ絵

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    atyks 2012/11/16
  • 渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』第二回 少女再生装置 Illustration/竹 | 最前線

    それは、ノスタルジックな未来のすべていまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——!伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 さざ波一つない、平坦な水面(みなも)。ところどころで白い水煙(すいえん)がゆらめいていた。 その中心が、ゆっくりと、盛り上がってきた。水中から何かが出てきているのではなく、液体そのものが上昇しているのだ。それは見上げるほどの高さになると、ぷるぷると震え始めた。飛沫(しぶき)が迸(ほとばし)った。 それは震え、歪(ゆが)み、捻(ねじ)れた。そのゼリー状の物体は、だんだんと形状を成し始めた。そこに見えない彫刻家(ちょうこくか)が存在しているようだった。 僕は既に知っていた。そこに現れる美少女の姿を。 不思議(ふしぎ)な湖。その中から

    渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』第二回 少女再生装置 Illustration/竹 | 最前線
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    atyks 2012/11/12
  • 2013年のゲーム・キッズ | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント

    2013年のゲーム・キッズ 700万PV突破の怪物コンテンツ! こうしてにできて、感無量の気持ちです。「真説・謎と旅する女」の衝撃、ぜひ手にとってお確かめを。表現の新次元へ! 星海社・今井 1999年のゲーム・キッズ(上) "この一冊があれば、未来へいける。"作品を通じて未来を予言し続けてきた渡辺浩弐の描く、定められた"未来"。最前線内の別ページにて、試し読み公開中! 星海社・今井 2000年のゲーム・キッズ(上) 「電車を乗り過ごす」、「寝を忘れる」、「気づけば朝」......中毒者続出! 渡辺浩弐の描く、5ページ×50篇の、ショートショートSF! 伝説的傑作、ここに復刊! 星海社・今井

    atyks
    atyks 2012/11/07
    ゲームキッズがなんか連載開始してた。このコンテンツ用のRSSがあるのはいいな
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