観光庁は、観光DX成果報告会「Next Tourism Summit 2024」を開催した。観光分野のDX推進事業「事業者間・地域間におけるデータ連携等を通じた観光・地域経済活性化実証事業」に取り組む団体が成果を報告。観光DXを進めるにあたって事業者が直面した課題、解決のために用いたデジタルツールの活用方法や分析結果などが発表された。登壇した6団体のうち、4つの取り組みをレポートする。 箱根: 観光デジタルマップでリアルタイムデータ箱根温泉DX推進コンソーシアムは、「快適な周遊、旅を満喫する箱根温泉まるごとDX事業」の成果を報告した。人口1万人で2000万人の観光客を受け入れている箱根エリアでは、交通渋滞の慢性化などの課題を抱えており、渋滞予測や駐車場の満空情報、飲食店の混雑などの観光情報の提供が不足しているという。 実証事業では、目指す姿として「タビマエ、タビナカで快適な周遊を実現するこ
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