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ブックマーク / science.srad.jp (15)

  • テラフォーミングの実現性を調べるべく 隕石を砕いた土でアスパラガスを栽培 | スラド サイエンス

    バージニア・コモンウェルス大学では、テラフォーミングの実現性を証明するべく、地球外物質を用いた植物の栽培が行われているという。バクテリアや真菌類といった微生物のほか、アスパラガスやジャガイモといった植物も地球外物質を栄養にして生きられることが分かったとのこと (Motherboard、Slashdot)。 この実験では、隕石を土のような状態になるまで砕いてから植物を植えており、小惑星や隕石に含まれるリン酸や硫酸塩、水を使って植物が栽培できることを証明することが目的だという。ただし、同実験では大気中の酸素量や重力の調整は行っておらず、現時点では地球環境のなかで地球外物質を用いて植物を栽培しているという段階である。同実験を率いるMichael Mautner氏によれば、これが成功すれば、酸素量を人工的に制御した環境のなかで実験を行う次のステップに進めるだろうとのこと。 最終的には、地球外物質で

    auient
    auient 2014/06/12
    隕石でできた土でジャガイモやアスパラガスが育つとのこと
  • 赤ちゃんのうちに様々なバクテリアに晒されると、アレルギーを発症しずらくなる | スラド サイエンス

    Journal of Allergy and Clinical Immunologyに掲載されたJohn Hopkins Children's Centerの研究論文によれば、赤ちゃんのうちにチリダニやの糞、ゴキブリなどのアレルゲンに晒されたほうが、喘息やアレルギーになりずらくなるとのこと。しかも、アレルゲンに晒される時期が早いほど良いのだそうだ(Daily Beast記事)。 喘息を発症するリスクの高い子供(20%以上の住民が貧困レベル以下である地域で、アレルギーまたは喘息持ちの両親を持つ子供)467人を、生まれた時から3歳まで経過観察し、定期的に牛乳や卵、ピーナッツ、ゴキブリ、チリダニ、犬、、ネズミのアレルギー検査を行った。また、104軒の家からチリを採取し、チリに含まれるバクテリアを分析した。こうしたデータを集めた結果、より多くのバクテリアやアレルゲン(特にネズミや、ゴキブリの

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    auient 2014/06/12
    汚い家で育った赤ん坊の方がアレルギーは発症しづらいとのこと。/ 犬猫を飼うと免疫がつくという話にも通じる
  • アカシアは糖消化を不活性化する樹液でアリを奴隷化する | スラド サイエンス

    National Geographicによるとアカシアの樹液には、アリのショ糖消化を不活性化する酵素が含まれていることが分かった。 アカシアと共生関係にあるアカシアアリは、一度アカシアの糖類樹液を摂取してしまうと、樹液に含まれている酵素によって体内のショ糖分解酵素が永続的に阻害されてしまう。そのため、そのアリは二度とアカシア樹液なしには生きられなくなり、アリはアカシアをその他の動物から必死で守るようになり、死ぬまで労働を強制されるという。

  • 腸内細菌によって肥満度は変わる? | スラド サイエンス

    9月6日付のサイエンス誌に掲載された論文によると肥満と腸内細菌の関係が今までにないくらい直接的に示されたらしい(日経新聞、最新健康ニュース)。 面白いのはその実験方法で、まず、一方が太っていて他方が痩せている人間の双子を見つけてくる。そして、大便を採集して腸内細菌をGET。その後、無菌状態で育てたマウスにそれを移植して体重増加量を肥満のヒト由来とヤセ由来の菌で比べる、というもの。結果も振るっていて、肥満のヒトからきた菌は、マウスを太りやすくして、ヤセ由来は太りにくくしたという。腸内細菌、超大事じゃん。 さらに、痩せた人の腸内細菌を移植されたマウスと肥満者の腸内細菌を移植されたマウスを一緒に飼うと、糞をべあうことで腸内細菌の交換が行われるらしい。そうすると肥満者由来のマウスが、だんだん痩せた人由来のマウスの代謝に近づいてきたという。また、不健全な事を与えると、痩せた人由来の菌が定着しにく

    auient
    auient 2013/09/09
    「やせている人のウンチを食べると手っ取り早くダイエットができるということでファイナルアンサーでしょうか?」
  • プレゼンの善し悪しは拍手の長さでは測れない | スラド サイエンス

    観客の拍手はステージ上で起きたことに対する反応というよりも、観客同士の連鎖反応であるという研究が発表された(ScienceNOW、家/.)。 拍手は一種の感染病のようなものだという。人が拍手し始めるきっかけとなるのは周りの拍手であり、観客の5%の人が拍手しているときよりも50%の人が拍手している時の方が拍手し始める傾向が50%増しだったとのこと。拍手をやめるタイミングも同じような「感染経路」を辿ることが分かった。 この「拍手の感染」に観客同士の空間的距離は関係なく、また拍手している人々を目にする必要もなく耳にするだけでよかったとのこと。これは視聴したプレゼンテーションなどの善し悪しに関係なく、酷いプレゼンに対し長い拍手が発生することもあり得るとのこと。拍手の長さでものの善し悪しを測るのは注意したほうがよさそうだ。

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    auient 2013/06/24
    拍手の長さは、内容の善し悪しとは無関係
  • ポルノが実際の性行動におよぼす影響は驚くほど小さい | スラド サイエンス

    ポルノが実際の性行動におよぼす影響は驚くほど小さいそうだ (WSJ.com の記事、Vitals の記事、DOI: 10.1111/jsm.12157 より) 。 いっぽう、これに対し反論もある。記事では「女性はポルノの影響を感じやすいが男性は感じにくい」「『ポルノ中毒』になる人が増えている」「MRI を使って脳の働きを分析した結果、ポルノを見たあとの男性は女性を人としてではなく、物として見ていたということが分かったという話」が紹介されている。 ただし、「ポルノ視聴は脳の病」だそうで、ポルノ依存は視聴を辞めるだけで治癒できるそうだ。

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    auient 2013/05/10
    表現規制反対派のためのいいソースになるかも。/ コメントがおもしろすぎる
  • 福岡市、今春にもPM2.5の飛散予報を開始 | スラド サイエンス

    中国から流れてくる微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染が問題となっているが、中国に近い福岡市では市民から「予報を知りたい」との要望が強いという。このため、福岡市では独自の予報システムの運用を7月ごろから開始することを決めた(日経済新聞の記事、YOMIURI ONLINEの記事)。 福岡市では以前から市内6か所でPM 2.5の濃度を常時測定・発表しているが、午前5時~6時の平均値が1立方メートル当たり39マイクログラムを超えた場合、国の環境基準(1日平均で1立方メートル当たり35マイクログラム)を超える可能性が高いという。これを暫定基準として、午前7時台に防災メールや市のWebサイトなどで「マスク着用」「換気の自粛」「洗濯物の部屋干し」などを市民に促すという。PM2.5の予報提供は全国初の取り組みになるとのこと。 なお、福岡市は7日に開いた有識者会議で、予報の導入時期を前倒しすること

  • 遺伝子組み換え作物の多くに、ウィルス遺伝子「Gene VI」感染が見つかる | スラド サイエンス

    EFSA (欧州品安全機構) の Nancy Podevin 氏と Patrick du Jardin 氏が、米国で既に商業化されている遺伝子組み換え作物において、86 種のうち 54 種に「Gene VI」と呼ばれるウィルス遺伝子が含まれているのを発見した。Gene VI に感染した遺伝子組み換え作物には、「CaMV35S プロモーター」と呼ばれる遺伝子発現を調節する配列が組み込まれているとのこと (Independent Science News の記事、家 /. 記事より) 。 意図的に Gene VI が植物の遺伝子に組み込まれた場合、黄化や奇形といった症状が出たり、繁殖力が低下することが分かっている。つまり、毒素のように機能する Gene VI は、植物にとって有害なのだという。また、人体細胞においても Gene VI の活動 (RNA サイレンシング) が見つかっているため

    auient
    auient 2013/01/24
    安定のスラドのツッコミ力
  • プラズマクラスターやナノイーの効力の原因は同時に発生するオゾン? | スラド サイエンス

    先日、「消費者庁、「掃除機のプラズマクラスター機能は効果無し」としてシャープに措置命令」というストーリーがあったが、今度はこのような「イオン」に対し、さらに悪い知らせが届いた。第86回日感染症学会総会で発表され、11月20日発行の「感染症学雑誌 Vol.86 No.6」に掲載された論文「殺菌性能を有する空中浮遊物質の放出を謳う各種電気製品の、寒天平板培地上の細菌に対する殺菌能の体についての解析」によると、プラズマクラスターなどの効果としてうたわれているものは、実は同時に発生するオゾンによって得られたものであるらしい。 実験では、極めて小さな容器内に発生機器と寒天培地を同時に置いた場合に効果が表れたということだが、効果の原因としては同時に発生するオゾンで説明できるという。 各社とも、この手の製品について手仕舞いを考えたほうがよい時期なのかもしれない。

  • 脳は他者への共感と分析的思考を両立できない | スラド

    「共感」に使われる脳の神経回路網が活発になるときは、「分析的思考」に使われる神経回路網が抑圧される、ということがケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究で明らかになったそうだ(EurekAlert!、家/.)。 脳には社会的/道徳的/感情的に他者と繋がるときに使われるネットワークと、論理的/数学的/科学的思考に使われるネットワークがあるという。脳が休息状態にあるときはこれらのネットワークが交互に使われるが、どちらかの機能を要するタスクを行う場合、もう片方のネットワークが抑圧されることが示されたという。 実験では45名の健康な学生に「他者の気持ちを考えさせる問題」と「物理学を要する問題」を提示し、脳の活動をMRIで解析した。問題はそれぞれ文章問題およびビデオ問題で20問ずつ出されたとのことだが、問題の形式に関わらず片方の機能が活動している際はもう一方は抑圧されていることが明らかになったという

    auient
    auient 2012/11/07
    男脳と女脳は両立しえないという話なのかな。
  • 近い将来、特定の人にだけ感染させるウイルスが作れるようになる | スラド サイエンス

    The Atlanticによれば、近い将来、「特定の人物のみに感染するインフルエンザウイルス」といったものが簡単に作れるようになるという(The Atlantic、家/.)。 現在、DNA解析に必要なマイクロアレイスキャナ、質量分析計、遺伝子シーケンサーなどの機器は100万ドル以上の費用がかかるが、そう遠くないうちにeBayで10,000ドル以内で落とせるようになるだろうとしている。記事では、2015年にはDNA解析技術の向上により、特定の人物の末期がんを直すことのできる遺伝子治療が実現、ウイルス学者たちはカスタマイズされた治療手法をクラウド上で共有する時代が来るだろうとも予想している。こうした技術を応用すれば、講演会などでウイルスを流すだけで特定の人物だけを暗殺できるウイルスが作れるようになるとしている。 このようなウイルスはまだ実現されていないが、シークレット・サービスなどの著者とし

    auient
    auient 2012/11/02
    リアルFOXDIEできるよ。という話。
  • 2012年のイグ・ノーベル賞受賞者発表、産総研が開発したスピーチ・ジャマーも受賞 | スラド サイエンス

    今年もやってまいりました、イグ・ノーベル賞。毎日新聞によれば、『迷惑を顧みず話し続ける人を邪魔する装置「スピーチ・ジャマー」の開発』で、産業技術総合研究所研究員の栗原一貴さん(34歳)、科学技術振興機構研究員の塚田浩二さん(35歳)のお二人が「音響賞」を受賞したとのこと(産総研の発表)。 ここ6年連続の日人受賞だが、日のセンスが受けているのか、日推しの推薦人が居るのか、不思議である。 授賞式会場で装置が実際に試されたかどうかは確認できていない。 心理学賞:右に傾けるとエッフェル塔が小さく見えることについての研究(Anita Eerland and Rolf Zwaan [THE NETHERLANDS] and Tulio Guadalupe [PERU, RUSSIA, and THE NETHERLANDS])平和賞:ロシアの古い銃弾をダイヤモンドに変えたこと(The SKN C

    auient
    auient 2012/09/22
    死んだ鮭の脳とか、面白い。
  • 遺伝子操作で絶滅種を復活させられるとしたら、やるべき? | スラド サイエンス

    Atlantic記事が、もし現代遺伝学の力で絶滅種を復活させることができるとしたらやるべきだろうか、と問いかけている(家/.、The Atlantic記事)。 地球上では30億年以上に渡って、500億種を超えるかもしれない、あらゆる種の絶滅が繰り返されてきた。地球に誕生した種のうち90%以上が絶滅しているとする専門家もいる。気候の変動など自然環境の変化に生物種の絶滅はつきもので、適応しきれずに絶滅する種がいる一方で、新しい環境に適応する新種が誕生してきた。しかし、種を絶滅に追い込むまで生息地を奪ったり狩猟を行うなどする人間が、いまや生物種絶滅の元凶となっている。 現在のところ、種が絶滅してしまえばそれっきりとなっていまう。だがもし、遺伝子操作で絶滅種を復活させることができるのであればやるべきなのだろうか。絶滅種を復活させるということは、人間の起こしてきた害を帳消しにできる一方で、今日の生

  • 遺伝子スクリーニングで「優れた子供を選ぶ」ことの道徳的意義 | スラド サイエンス

    遺伝子スクリーニングを行うことで、優れた子供を生み出すことは「倫理的な義務」と言えるだろうか?The Telegraphに掲載された記事が家/.にて活発な議論を呼んでいる。 実践倫理学を専門とするオックスフォード大学のJulian Savulescu教授は「道徳的により良い子供」に育ち得るよう遺伝子を選択することは「倫理的義務」であるとして、積極的に親に選択権を与えるべきだとの論を展開する。 たとえばアルコール依存症や精神病質、暴力的性質といった性格上の欠陥を排除することに関して言えば、スクリーニングすることによってその子供が自分自身や周りに危害を与える可能性が低くなると同教授は言う。既に嚢胞性線維症やダウン症のスクリーニングは行われており、また大腸がんや乳がんに関する遺伝子も検査可能となっている。性格形成に関わる遺伝子を合理的にデザインすることは現在行われているスクリーニングの延長であ

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    auient 2012/08/23
    「道徳的により良い子供」に育ち得るよう遺伝子を選択することは「倫理的義務」である。/ 病気の治療と人間の能力向上の間に境目はあるの?/ 「多様性」で誰しも納得すると思ったら、大間違いだ。
  • 「世界一」の防波堤、津波で破壊されていた | スラド サイエンス

    東北地方太平洋沖地震で発生した津波は、岩手県釜石湾にある「世界最深」の防波堤をも破壊していたことが判明した (YOMIURI ONLINE の記事より) 。 釜石湾の入り口には、全長約 2 km、海上からの高さは約 8 m、厚さは約 20 m で「世界最深」のギネス記録を持つ防波堤が設置されていた。この防波堤は 1896 年の明治三陸地震 (マグニチュードは8.5) の揺れや津波に耐えられるよう設計されていたそうだが、それでも今回の地震及び津波には耐えられなかったとのこと。また、防波堤内側にある高さ 10 m の「防潮堤」もその多くがなぎ倒されてしまったそうだ。今回の地震の規模の大きさがうかがい知れる。

    auient
    auient 2011/03/22
    今回の津波を受けて、どう対策すべきか?についての示唆に富む議論。/ 自分としては、#1923044「合併と集約が復興の前提では」が最適解のように思える。
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