風間監督が就任してから4試合。新体制の目指す方向性が見えつつある川崎 風間八宏・新監督が就任してから2週間あまり、川崎が4試合を戦い終えた。結果は2勝2敗の五分。 相馬直樹・前監督が解任された時点での川崎の成績は2勝2敗1分け(その後、望月達也・監督代行で1戦1勝)と、こちらもまた、まったくの五分だったのだから、結果のうえでは特段の変化があったわけではない。 しかし、その内容に関して言えば、大きな変化が見られている。 相馬監督時代の川崎は、5試合で3得点3失点。失点も少ないが、得点も少ないというのが特徴で、実際、勝っても負けてもスコアは1-0だった。 ところが、風間監督になって状況が一変。4試合で8得点11失点と、得失点とも急増した。理想は「(相手を)圧倒してボールを持つこと」だと話す風間監督の攻撃的な姿勢が強く反映されており、よくも悪くも相馬色が払拭された結果だと言える。 特にJ1第9、