どのようなシステムでも記憶媒体となるストレージは不可欠である。それはファイルサーバーやデータベースサーバーの記憶領域だったり、ログデータやバックアップの保存場所であったり。データは定型から非定型まで、今はマシンデータや動画も多い。企業が管理しなくてはいけないデータは年々増え続けている。 ストレージの管理は意外と「重労働」だと小林氏は指摘する。計画や設計から始まり、ハードウェアの調達で長い待ち時間があり、実際に導入した後は保守や拡張も行わなくてはならない。この一連の流れはおおよそ3~5年のサイクルで繰り返されるという。これにかかる労力は意外とばかにならない。 また「クライダーの法則」もある。ハードディスクの単位面積あたりの記憶容量は2年で倍増するという経験則だ。ストレージはディスクを追加すればどんどん保存できるものの、データ量が増えるとそれをリプレースで移動するのも大がかりとなる。 しかし昨
