すあま すあま(寿甘、素甘)は、米粉に砂糖などを加えて蒸した餅菓子の一種[1][2]。縁起を担いで「寿甘」という字をあてたり、紅白のすあまを詰め合わせて祝い事の席で配る習慣がある地域もある。蒲鉾状に成形したものが多いが、卵型に成形した「つるのこ」(鶴の子)または「つるのこ餅」と呼ばれるものもある。 つるのこ餅 すあま 上新粉を湯でこねて蒸し、砂糖を加えて熱いうちにつきあげて作る[1]。上新粉のモチモチとした弾力のある食感と、餡などを入れない控えめな甘さが特徴。かつては、固くなりにくい餅として重宝されたこともあった[1]。 巻き簾(簀の子)で巻いて成形したものや鳥の子形(卵形)に成形して紅白に色づけしたものなどがある[2]。 素材そのままで未着色のものは白い色をしているが、外側を食紅でピンク色に着色したものも作られ、縁起物として紅白のセットにすることがある。クチナシの実などで黄色に着色したも