他会派の県議からセクハラ発言を受けたとして、共産党の吉田紋華(あやか)県議(26)は1日、三重県議会でハラスメントの再発防止に向けた研修会を行うよう、中森博文県議会議長宛てに申し入れると明らかにした。 県議会事務局による複数の県議への聞き取りによると、1月19日に開かれた県議会での再生可能エネルギーに関する検討会の開始前、議員同士の雑談で自民党の津田健児県議(54)が「今度風邪をひいたら、あやちゃん看病に来てね」と発言。吉田議員が「2万円もらったら行く」と返し、「それなら、看護…
原発事故で被ばくを恐れ福島県から避難してきた子供が「放射能怖い」と偏見を持たれるケースがあるとして、千葉県船橋市教委が全市立小中学校長らに配慮するよう異例の指導を行っていたことが分かった。福島県南相馬市から船橋市へ避難した小学生の兄弟の事例では、公園で遊んでいると地元の子供から露骨に避けられたという。兄弟は深く傷つき、両親らは別の場所へ再び避難した。大震災から1カ月たつが、福島第1原発の深刻な事態が収まる見通しは立っていない。知識の欠如に基づく差別や偏見が広がることを専門家は懸念している。【味澤由妃】 南相馬市の小学生の兄弟のケースは、避難者の受け入れ活動に熱心な船橋市議の一人が把握し、市教委に指摘した。市議によると兄弟は小5と小1で、両親と祖父母の6人で震災直後船橋市内の親類宅に身を寄せ、4月に市内の小学校に転校、入学する予定だった。 兄弟は3月中旬、市内の公園で遊んでいると、方言を耳に
陸上自衛隊の情報保全隊が、イラク派遣の反対集会などを監視していたのは憲法違反であり精神的苦痛を受けたとして、東北6県の住民107人が国に監視差し止めと計約1億円の賠償を求めた訴訟で、仙台地裁(畑一郎裁判長)は26日、「自己の個人情報をコントロールする人格権を侵害した」として、国に対し男女計5人に計30万円の支払いを命じる判決を言い渡した。監視差し止めの訴えは却下した。 原告側弁護団によると、情報保全隊の監視差し止めを巡る訴訟の判決は初めて。 原告側は、情報保全隊が03~04年、自衛隊のイラク戦争派遣に反対する集会やデモの参加者を撮影するなどの情報収集をしたと主張。こうした監視活動は表現の自由やプライバシー権の侵害に当たるなどと訴え、1人当たり100万円の国家賠償を求めていた。 同隊の活動を巡っては共産党が07年、同隊の内部資料だとして集会やデモ参加者の写真などが載った資料を公表していた。
参院予算委員会で自民党の佐藤正久議員の質疑中、後列の席から前列に移動を求められる田中直紀防衛相(右端)=国会内で2012年3月26日午前10時50分、木葉健二撮影 「前に座ってください」。26日の参院予算委員会で、田中直紀防衛相が「定位置」にしていた後方の閣僚席から、最前列に「席替え」させられる一幕があった。 この日の予算委は外交・安全保障に関する集中審議。「主役」ながら後列に座る田中氏を、自民党の佐藤正久氏が「後ろからメモを入れる役人に寄り添っている」と批判し、石井一委員長が前列に座るよう促した。 田中氏の「素人答弁」を印象づけたい自民党の思惑もあったようだが、実際、田中氏は終始不安げ。見かねた石井氏が秘書官らの最前列への移動も認めたが、かえって必死のサポートが丸見えとなった。【福岡静哉】
大阪市は7日、政令市で最多の職員数(約3万8000人、昨年10月現在)を4年後に半減させ、1万人台とするなどの改革方針をまとめた。市営地下鉄・バスやごみ収集など現業部門を民営化して職員を非公務員化し、大幅な人員削減を図る。一方で行政職の採用数を増やし、民間企業からの中途採用枠を拡大して組織の活性化を図る。 橋下徹市長ら幹部が出席した戦略会議で原案を明らかにした。市は平松邦夫前市長時代の10年に、職員数を23年度末までに9000人以上削減し、2万人台にする市政改革方針を発表したが、これを大幅に上回る内容だ。 原案では、現業部門を担当する技能職員の割合が多いと指摘。病院、上下水道、保育所、幼稚園など現業部門の民営化や独立行政法人化、事務事業の見直し、大阪府との業務統合などを進め、15年10月現在の職員数(非常勤を除く)を約1万9000人に削減するとした。 また、職員の意識が民間の経営感覚とずれ
大阪市交通局は、民間バス会社より高額と指摘されている市営バス運転手の年収(平均739万円)について、来年度から4割程度削減する方針を固めた。「民間並みに合わせる」との橋下徹市長の方針に基づき、在阪の大手私鉄系バス会社の最低水準に引き下げる。交通局は週明けにも橋下市長の了承を得て労働組合に削減案を提示するが、労組の反発は必至とみられる。 交通局によると、市営バス運転手は計約700人。平均年収(49.7歳)は、在阪大手5社(阪急、南海、京阪、近鉄、阪神)の平均(44.5歳、544万円)より195万円高い。しかし、バス事業は28年間、赤字決算が続いており、累積赤字は10年度で604億円に上っている。 運賃収入に見合った給与体系とするよう橋下市長から指示を受けた交通局は1月下旬、民間の平均をやや上回る2割強の削減案を橋下市長に提案。「これまでにないすさまじい削減」(交通局幹部)としたが、橋下市長は
大阪市は10日、職員全員(約3万8000人)に対し、政治活動に関与したかを尋ねるアンケートを始めた。労働組合に関する質問項目も多く、組合側は「団結権の侵害だ」と反発している。 昨年の市長選などで政治活動と疑われる行為があったとして、橋下徹市長が調査を指示。文書で配布し、記名での回答を義務付けている。 アンケートは、特定の政治家を応援したことがあるか▽候補者の推薦人カードを配られたことがあるか▽組合に加入しないと不利益があると思うか--など22項目。市の特別顧問が集約し、職員の政治活動を制限する条例案にも反映させる。 これに対し、市労働組合連合会は「業務命令として思想に関わる部分にまで回答を強要することは不当労働行為だ」として、撤回を求めている。【茶谷亮】
都市対抗野球大会の始球式に登板した元プロ女子野球選手の高坂峰子さん=東京ドームで2010年9月3日、小林努撮影 都市対抗野球大会では、希望した家族による始球式を行っており、3日第2試合は、昭和20年代に人気を博した女子プロ野球の元選手、高坂峰子さん(77)=大阪市大正区=が登板した。 希望した家族による始球式が行われるのは2~5日。提出された作文などを基に選ぶ。高坂さんは16歳の時、「大阪ダイヤモンド」に入団し、内野手や捕手として出場。喜寿を迎えた今も草野球チームで活躍する。この日は、現役当時の愛称「ミミー」と背中に入ったユニホーム姿で、長男明郎さん(54)が構えるミットにノーバウンドの1球を投じた。 若き日には後楽園球場でプレーしたこともある高坂さん。スタンドの大喝采(かっさい)を浴び、「東京ドームで投げるという夢がかなった」と少女のようにほおを紅潮させた。【浅野翔太郎】
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