スポーツナビ｜欧州サッカー｜スペイン［リーガ・エスパニョーラ］｜モリーニョ、ただの通訳から憎しみの対象へ（１／２）

宿敵レアル・マドリーの指揮官としてモリーニョは２９日、カンプ・ノウに乗り込む【Getty Images】 ２９日に行われる伝統の一戦、“エル・クラシコ”は、レアル・マドリーのジョゼ・モリーニョ監督にとって１１度目の対バルセロナ戦となる。これまでの戦績はバルセロナが４勝３分け３敗でわずかに勝ち越しているものの、３度顔を合わせたチャンピオンズリーグ（ＣＬ）の決勝トーナメントでは２度モリーニョが勝ち抜けを決めている。今回も勝敗に関しては神のみぞ知るところだが、１つだけはっきりしていることがある。カンプ・ノウ（バルセロナの本拠地）で最も大きなブーイングを浴びるのはモリーニョ以外にあり得ない、ということだ。 ■「ただの通訳」から憎しみの対象へ さかのぼること１４年前の１９９６−９７シーズン、現レアル・マドリーのジョゼ・モリーニョ監督がバルセロナのトップチームで、当時のボビー・ロブソン監督の通訳を務め