私は、コンピュータが好きだから、IT業界に就職しました。なぜコンピュータを好きになったのかというと、仕組みが分かる楽しさと、プログラムを作って動かす楽しさを知ったからです。どうやってその楽しさを知ったのかというと、素晴らしい解説書との出会いがあったからです。今回は、私が学生時代~若手ITエンジニア時代に読んだ懐かしの名著の数々を紹介します。 はじめて読むマシン語 これは、8ビットパソコン時代の本です。当時の私は、BASICというプログラミング言語を使って、ゲームやユーティリティを作って遊んでいました。「BASICで作ったプログラムは遅いが、マシン語で作ったプログラムは速い」ということを知り、マシン語にもチャレンジしようとしました。ところが、何冊か解説書を買って読んではみたものの、どれもまったく理解できません。 途方に暮れていたときに、たまたま雑誌の書評で「はじめて読むマシン語」を知りました