スペインの花崗岩の峡谷にある超・断崖絶壁の古道、「エル・カミニート・デル・レイ(Caminato del Rey)」。現在では道の荒廃・崩落が進んで踏破するには危険な廃道と化しており、死の小道と恐れられながらも、ロッククライマーたちの魂に火をつけ、世界中のロッククライマーたちがその過酷な小道に挑戦している。 そんななか、あるひとりの日本人が、裸足でこの小道に挑んだ。裸足である本当の理由は「宿からスリッパのままでてきちゃった!あはっ!」という、うっかりさんの偶発的なものだったんだけど、目的地についちゃったからにはもう登るしかない。ということでミッションは敢行されていった。