学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題、福田淳一事務次官のセクハラ疑惑…。財務省で不祥事が次々と明らかになり、いらだちからか麻生太郎財務相の記者への口撃が目立ってきた。もともとぶっきらぼうな物言いで、記者への逆質問を多用する独特の記者会見スタイルを貫く麻生氏。最近はそれが特に際立っており、時折、逆ギレ感を漂わせたすごみをきかせ、記者を狼狽(ろうばい)させている。 「どうすればいいのですか? 具体的なこと言えよ」(4月17日・閣議後) 「さっさと、ぱっぱとやろうや。こっちは忙しいんだから。頼むよほんと」(4月13日・閣議後) 「あんた記者やってんだからさ、もっとまじめに人の話を聞いて」(3月28日・平成30年度予算成立後) 「はっきり言わないと聞こえないから。相手(自分のこと)は年寄りだからね」(3月9日・閣議後) ぼやきなのか文句なのか、はたまた愚痴