世界が幸せになる方法を僕なりに考えている。 乳房のことを考えている。たとえば、居酒屋の呼び出しブザーを押すとき。たとえば、山々や月といった、自然の風景を眺めるとき。僕はそこに乳房の影をみてしまう。そうだ。僕は四六時中乳房のことを考えている。朝起きて、眠るまで。休むことなく、乳房について考えている。そのうち、僕自身が乳房になってしまうのではないか。そんな錯覚にとらわれる。僕の頭部が乳首、首から下が乳房といった具合に。僕は壊れ始めているのかもしれない。 クリスマス。電車の中。正面に座った女性。目撃。物理法則に反抗して持ち上げられ、強引に寄せられた乳房。偽りの谷間。僕は悲しくなる。乳房になった僕は息苦しくなる。窒息しそうになる。鎖と縄で締め付けられたかのような苦しみ。鞭で打たれる痛み。古の奴隷の気持ちがわかるような気がする。これは圧政だ。ブラジャーによる乳房への。 そんなもの外しちゃおうぜ。無理
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