今日、オーストラリアの友人と飲んでいて、何故かこの話をすることになった。忘れてたよ、こんな経験。 * ソ連時代にシベリア鉄道でヨーロッパに行ったことがある。鉄道の中でスペインの家族と知り合って、なんだかんだ二週間ともに旅をすることになった。ヨーロッパに着いてから、一度彼らを訪問した。バルセロナから鉄道で一時間くらいのベッドタウン(向こうでは全く違う町だが)に、その家はあった。当時シベリア鉄道に乗ってヨーロッパーアジアを行き来すると言うのは飛行機代からという理由の人たちが多かった。彼らも貧しかった。しかし、招かれた彼らの家はリッチな感じの新築マンションの一室。その上、そこの住人はマンションに似つかわしくない同様に貧しい人たち。そこに着いて、一週間近く共に暮らすことになり、初めて事情を知った。この家族はアナーキストで、このマンションは市営で分譲開始当日に彼らが占拠し、貧しい人々、特にジプシーに