パクチーなど東南アジアで親しまれる野菜やハーブの栽培が、日本各地で広がりつつある。エスニック料理の人気を追い風に、農家は新たな特産品づくりを狙う。本場の味を望む消費者の声に応えようと、生産者と手を組んで新鮮な国産品を届ける流通業者の動きも活発になってきた。 「甘くて食べやすい『岡パク』の認知度を上げたい」。JA岡山(岡山市)のパクチー部会長を務める秋山佳範さん(34)が力を込める。名産の黄ニラの生育が連作で悪くなるのを防ぎ、収益も高めようと、17年前にパクチー栽培が始まった。現在は若手を中心とする部会の農家12軒が自家採取の種から育てる。 昨年度は東京の市場などに27トンを出荷した。地元の企業、飲食店とドレッシングやカクテルを開発し「岡… この記事は有料記事です。 残り482文字(全文805文字)
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