日本小児科学会や日本耳鼻咽喉(いんこう)科学会などがつくる予防接種推進専門協議会は14日、任意接種のおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)ワクチンについて、自治体による原則無料の定期接種とするよう求める要望書を厚生労働省に提出した。おたふくかぜにかかると1000人に1人程度の割合で難聴になるとの報告がある。厚労省は17日の専門家会議で、定期接種化の是非について検討する。 おたふくかぜは、ムンプスウイルスが原因で起こる病気。耳の下からあごにかけての腫れや発熱が特徴で、4~5年おきに流行を繰り返す。日本耳鼻咽喉科学会の調査によると、前回流行した2015~16年に少なくとも359人が難聴を発症。うち15人は両耳、290人は片耳に重度の後遺症が残ったという。
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