生活保護を受けている世帯は、ことし6月の時点で160万4000世帯余りとなり、高齢者世帯の増加で過去最多を更新しました。 厚生労働省によりますと、ことし6月に生活保護を受けた世帯は前の月より1321世帯増えて160万4414世帯となり、昭和26年に統計を取り始めて以降最も多くなりました。 世帯の内訳で最も多いのが65歳以上の「高齢者世帯」で、前の月よりおよそ1700世帯増えて75万3000世帯余りと、全体の半数近くの47%を占めています。 次いで働くことができる世代を含む「その他の世帯」が18%、けがや病気などで働けない「傷病者世帯」が17%、「障害者世帯」が12%などとなっています。 一方生活保護を受けた人の数は、前の月より1012人減って215万8840人でした。 厚生労働省は「働くことができる世帯などでは受給者が減少する傾向が続いているが、独り暮らしの高齢者が増えているため高齢者世帯