ホンジュラスの首都テグシガルパの裁判所で判決を言い渡される前のケビン・ソロルサノ被告(2017年2月8日撮影)。(c)AFP/ORLANDO SIERRA 【2月10日 AFP】中米ホンジュラスの裁判所で8日、殺人の罪で有罪判決を受けた男子学生の家族ら約100人が判決に激怒し、罵声や怒号を浴びせたため、裁判官3人が法廷から逃走する事態となった。裁判を傍聴していたAFPの記者が目撃した。 裁判官3人は首都テグシガルパ(Tegucigalpa)の刑事裁判所で、ケビン・ソロルサノ(Kevin Solorzano)被告(21)に対し殺人罪で20~30年の禁錮刑、もう1人の被告には殺人未遂罪で13~20年の禁錮刑を言い渡した。 しかし、法廷に詰め掛けていたソロルサノ被告の家族や友人らおよそ100人がこの判決に憤慨し、裁判官たちは「買収された」と非難の声を上げ始めた。 怒り心頭の傍聴者におびえた裁判官