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バンドに関するbandshijinのブックマーク (89)

  • 涙のキッス 恋の終わりは、やさしい耳触り。

    曲について サザンオールスターズのシングル、アルバム『世に万葉の花が咲くなり』(1992)ほか、ベストアルバム『海のYeah!!』などに収録されています。 作詞・作曲:桑田佳祐。編曲は小林武史、サザンオールスターズ。 テレビドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS系列)書き下ろし主題歌。 私は高校生のときに(2003年ごろ)この曲を知りました。軽音楽部で一緒にバンドをやっていた友達がサザンオールスターズが好きで、その人から教えてもらった曲でした。 サザンオールスターズ『涙のキッス』リスニング・メモ オープニングのシンセブラス風の柔和な音色のハーモニー。これに、ポルタメントしながら上下するシンセの音が絡みます。 ちょっと奥から聴こえるピアノのトーンがオブリガード。 2コーラス目Aメロで原由子のハーモニーボーカルが目立ちます。 右側からエレキギターのカッティング。1拍目を空けて2拍目と3拍目

    涙のキッス 恋の終わりは、やさしい耳触り。
    bandshijin
    bandshijin 2021/04/04
    やさしい耳障りのサウンドが、主題のせつなさをかえって強調します。心が弱ってるときに聴いたらやられちゃいますね。私はいつもやられています。
  • 接吻 ORIGINAL LOVE サレオツ・コードの妙

    ジャズっぽく流麗、即興的。いぶし銀なギターのイントロ。画面の外からパーカッションの音? と思ったら足元に小さな木の箱のような楽器、慎ましやかに共振するタンバリン。田島貴男人が立ったまま右足で4つ打ちを踏んで演奏しています。 高音域までフェイクがふんだんに入ったボーカル。ライブならではのパフォーマンス、エンディングで熱量はピークに。コンパクトなステージで、一人の男から豊かな演奏が展開。好演です。 映像はYouTubeチャンネル:LIVE LOVERS officialより、田島貴男のFUJI & SUN’19出演時のもの。FUJI & SUNは2019年にはじめて開催されたフェス。会場は静岡県が設置する有料公園「富士山こどもの国」。2021年も5月15日・16日に開催予定(初日ヘッドライナーは私が熱烈支持する、くるり)。 MV 異国? MV。ロケーションは海外でしょうか。見晴らしのよいとこ

    接吻 ORIGINAL LOVE サレオツ・コードの妙
    bandshijin
    bandshijin 2021/04/02
    「コード進行の妙」の観点でORIGINAL LOVEの『接吻』を鑑賞すると、ひときわ燃えます!!!
  • 赤い花 白い花 赤い鳥の拡散

    赤い鳥の音源。 曲について 1970年の赤い鳥のシングル『人生/赤い花白い花』(1970)、アルバム『竹田の子守唄』(1971)に収録されています。 作詞・作曲者は中林三恵。彼女が歌ったのが群馬県の大学を中心に広まり、それが巡ってやがて赤い鳥メンバーに伝わった。当初は赤い鳥メンバーにはこの歌の作者が分からなかったが、ラジオで彼らが呼びかけることで作者が中林三恵(当時は遠藤三恵)と判明した。そしてシングルなどの音源化に至る……といった経緯のようです。 その後はみんなのうたでビッキーズに歌われる、芹洋子に歌われるなどの広まりを見せます。当初の赤い鳥のパフォーマンスは歌詞が2番までですが、芹洋子のものについては、芹洋子側の要望で中林三恵が書き加えた3番があります。 【参考サイト】 新井啓介 もうひとつの夕景工房 >「赤い花白い花」と中林三恵さん ニコニコ大百科>赤い花白い花 赤い鳥『赤い花白い花

    赤い花 白い花 赤い鳥の拡散
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    bandshijin 2021/03/28
    [[歌謡]フォーク][シンガーソングライター]美しく神妙なアレンジは見事です。ベースのポジションを2拍単位で動かした分数コードの響きをはじめその音楽はどこも非常に垢抜けていて、時代の移ろいに朽ちるどころかむし
  • 青春の影 チューリップ リスニング記とプチ聴き比べ

    曲の名義、発表の概要について TULIPのアルバム『TAKE OFF (離陸)』(1974)に収録されました。作詞・作曲:財津和夫、編曲:チューリップ、弦管編曲:青木望。 青春の影 リスニング・メモ(TULIPのアルバム『TAKE OFF (離陸)』より) ベーシック ドラムス。歯切れが良いですがまるっこく太く、パワーと暖かさがあるトーン。高いタムを右に、低いタムを左に定位させて広げています。ハイハットは右寄りでしょうか。客席からドラマーを見た場合の楽器配置に適っているようです。ほかのシンバル類はおそらくそれぞれで左右に広げてあるか。スネアとキックはほぼ中央ですがマルチマイクでかなり巧妙な音像づくりがされている……気がします。 ベース。コードチェンジに合わせた1小節に2回の2分音符ストロークを基調にしつつ、ところどころで経過的なラインをみせます。1サビ後2コーラス目に入る前や2サビ後の間奏

    青春の影 チューリップ リスニング記とプチ聴き比べ
    bandshijin
    bandshijin 2021/03/23
    己に付したラベリングのむこうにある私とあなたの関係こそが愛か。タイトル「青春の影」は曲の主題を抽出して本文中にない言葉をつかって題したのでしょうか。これから更新していく私とあなたの関係を際立たせます。
  • ザ・サベージ『いつまでも いつまでも』メロディの波、海の揺らぎ。

    原曲リスニング・メモ 空高くから光がさすように熱い口笛が高鳴るイントロ。 ストリングスは中央、やや高域でⅴ→ⅵ→ⅶ→ⅵのカウンターラインを奏でます。固定音でいえばラ♭→シ♭→ド→シ♭。原曲のキーはD♭メージャーです。 エレキギターのリズムストロークが左に。アップピッキングで裏拍のノリを出したオルタネイトピッキング。アルペジオを交えた旋律的なメロディのエレキギターは右です。 ベースが真ん中でズンズンと響きます。ドラムスは右寄りに定位。 サクソフォンも左側でⅴ→ⅵ→ⅶ→ⅵのカウンターライン。 朗々と歌うボーカルです。録音時、何歳くらいなのでしょう、貫禄ある磨かれた印象の声。渋さ漂います。サスティン時にしっかりとビブラート。要所でハーモニーパートのボーカルも入ってメロディのコシを強めます。 間奏で右から聴こえるエレクトリックギターの和声的なプレイが巧みです。管楽器が照りのある音色でプァ〜ッとせり

    ザ・サベージ『いつまでも いつまでも』メロディの波、海の揺らぎ。
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    bandshijin 2021/03/17
    Bメロ後半では同音連打を見せてそれを破る非固有音! 借用和音であるⅡMに合わせて、固有音を半音高めて上方変位させそのまま属音(ドレミファでいうところのソ)へリーチ! ドラマチックです。
  • 帰って来たヨッパライ いかれたプレイバック・オブ・ライフ

    なんとサレオツなボサノバ風。こんな爽やかな垢抜けた曲じゃなかったと思いますが、もちろんこれも良いです。天の声は泉谷しげる! 天にいなそう。 曲について ザ・フォーク・クルセダーズの自主制作LP『ハレンチ』(1967)に収録されました。解散記念盤だったのに、話題になってむしろ再結成・プロデビューの曲になったようです。作詞:ザ・フォーク・パロディ・ギャング(松山猛・北山修)、作曲:加藤和彦。 原曲リスニング・メモ “おらはしんじまっただ〜”。短2度でウロウロと刺繍をくりかえす歌メロディ。なんといってもこの変な声です。普通の声で歌って録音したテープの回転速度を上げて再生した音を収録すれば、音声の速度と一緒にキー(音の高さ)も上がってこの変な声になるはずです。 ギターの音も回転速度変更の術で高く収録されているようです。ギターなのにマンドリンのような音色に感じますね。それでいて決してマンドリンでもあ

    帰って来たヨッパライ いかれたプレイバック・オブ・ライフ
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    bandshijin 2021/03/16
    主題はずばり「再生」でしょうか。変声、変音、変歌詞、変メロ。大変です!『帰って来たヨッパライ』
  • バンバンバン 花形のちょっと後ろに、したたかなアイツ。

    ザ・スパイダース バンバンバン 音源 リスニング・メモ 飛び回るオルガン。特定の周波数が強く出た特徴ある音です。チープでインスタントな印象の楽しいサウンドです。ロックと年代を感じます。右にがっつりドラムを振るのはザ・スパイダースの音源でしばしばみられる特徴か。左にカンカンしたラテン系のパーカッションがいるでしょうか。コンプがかかってる感じがします。うわっと刹那にせり上がってくる感じ。こういう音作りが私の好物。リピートして聴いていると冒頭と結尾のテンポが微妙に違う気がします。完全に生演奏だからなのでしょう。100パーセントバンドのテンポであり、クリックなんて使っていない(むしろ電子的なクリックなんて普及していなかった?)。演奏の熱狂が伝わってきます。「バンバンババババ・・・」の言い終わりのシャウト。好みです。 ずっと聴こえているリフレインはギターとベースでユニゾンか。洋楽にアイディア元がある

    バンバンバン 花形のちょっと後ろに、したたかなアイツ。
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    bandshijin 2021/03/10
    うまいことやってるやつって、ちょっと何食わぬ顔で一歩引いたとこにいたりしませんか。ババババンで言外を表現したこの名曲がB面であること、意図としか思えません!!
  • あの時君は若かった 未来からの嘆き

    ムッシュかまやつのアルバム『ザ・スパイダース・カバーズ【+3】』(1989年、再発2010年)。これに『あの時君は若かった』が入っています。 リスニング・メモ ムッシュのセルフカバー(1989) 打ち込みのリズム。シンセのフワァーとした音が厚みを出します。ドラムパートも打ち込みでしょうか? 輪郭が明瞭ですしキックがグリグリビチビチとほとばしっています。ベースもいかにもなシンセベース。軽い感じのピアノのトーンはアップライトの電子ピアノのサウンドでしょうか。エレクトリック・ギターのソロがさすがです。サクソフォンの合いの手も渋い。エンディングのシンセストリングスをずっと聴いていたくなります。発売時の1989年の「新しくてイイ音」のお手ってこんな感じだったのかもしれません。打ち込みのクリアで臨場感ある音像に洗練された生楽器や声の演奏を融合させています。素晴しきセルフカバー。優しい歌唱のダブリング

    あの時君は若かった 未来からの嘆き
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    bandshijin 2021/03/09
    ザ・スパイダース音源もムッシュの1989年セルフカバーも、お手本にしたいサウンド。今できる限りのことをすると、それが未来にとっての若さになるのですね。高校生が書いたという詞が深い気づきをくれます。
  • サディスティック・ミカ・バンド『タイムマシンにおねがい』 ザ・SF黒船

    タイムマシンにおねがい 曲の名義、発表の概要について 作詞:松山猛、作曲:加藤和彦。サディスティック・ミカ・バンドのシングル、アルバム『黒船』(1974)に収録。 サウンドリスニング・メモ https://youtu.be/b8ATGykcyYg ダブリングしたボーカルがいきなりハイテンションで飛んできます。 エレキギター、ドカーン! こちらもダブってあります……というか左右で違うリフのイントロ。中央奥付近にも聴こえる? 少なく見積もっても合計3〜4はギターが入っていそうです。 ドラムスのハイハットとタンバリンがジャクジャクジャクジャク・・・リズムをキープする脇役? いえいえ、興奮をあおり目立っています。ときおりシックスティーン。スネアの音が格好良い。 奥のほうに鍵盤の類がきこえます。ピアノ、それにオルガンでしょうか。ピアノやエレキなどウワモノがかなりエイトビートを出しているので、むしろ

    サディスティック・ミカ・バンド『タイムマシンにおねがい』 ザ・SF黒船
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    bandshijin 2021/03/07
    やばいボスが降臨した感。ぶわっとくるエレキギター。左右のリフと中央付近にコードを伸ばすギターが重ねてあるようです。ベースは意外と細かい打点を含むフレーズを要所に入れています。
  • ギャランドゥ もんた&ブラザーズの博識と愛

    https://youtu.be/HSWkGTZJ280 西城秀樹の『ギャランドゥ』 西城秀樹の1983年のシングル曲。同年のアルバム『It’s You』にも入っています。 https://youtu.be/NXsshBbfT6E 発表時よりもだいぶ最近のパフォーマンスか。大人な雰囲気の玄人たちの演奏。Bmキーか。当時のセルフカバーから半音下げ(それでもすごい)。 作詞・作曲はもんたよしのり。1980〜1984年頃、もんた&ブラザーズとして活動。 もんたよしのり 声、キー もんた&ブラザーズ『ゴールデン☆ベスト』に入っている『ギャランドゥ』を聴きました。感激したので、ここからはこの演奏について述べます(サブスクや購入などで各々手繰り寄せて聴いていただきたし)。 特徴のある声質がすごいです。ハスキー。存在感、衝撃度。キーが異様に高いです。曲中、上のC(ド)まで用いています。実声といっていいの

    ギャランドゥ もんた&ブラザーズの博識と愛
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    bandshijin 2021/02/22
    西城秀樹が歌いヒットさせた『ギャランドゥ』を追うと、もんた&ブラザーズの音楽の博識と愛に行き当たります。ハスキーでハイトーンなもんた氏の声は異次元。曲中のボーカル音域は意外と1オクターブ内です。
  • チューリップ『心の旅』感情と旋律の大波小波

    財津和夫 チューリップといえば財津和夫で、財津和夫といえば彼がソロでもやっている『切手のないおくりもの』が好きだ。チューリップ(バンド)といえば財津和夫(フロントマン)と私が言ってしまうくらいに、強い独創性とリーダーシッ プを持ったシンガーソングライターだと思う。コード、メロディ、リズムを音楽の3要素とすることがある。それに歌詞をくわえて、これらの要素の独創性や平衡感覚が素晴らしいと思える音楽にひとつでも多く出会いたいし、私自身生み出したいと思っている。その鑑のような人物のひとりが財津和夫で間違いない。 飛翔のサビメロ 『心の旅』はチューリップの代表曲のひとつだと私は思っているし、これを読んでいるあなたもうなずいてくれる可能性があるだろう。“ああだから今夜だけは”で始まるメロディの上行が素晴らしいと思う。サビをドアタマに持ってきて強起している。かなりの人がこの音の記憶を深く刷り込むのではな

    チューリップ『心の旅』感情と旋律の大波小波
    bandshijin
    bandshijin 2021/02/20
    チューリップ『心の旅』。サビの飛翔メロディやAメロのそれとの対比、鉄則を思わせるコード進行とベース旋律やボーカル旋律の上下行、歌詞の別れと希望が醸す種々の大波・小波。
  • 『スーダラ節』と『おどるポンポコリン』と『明日があるさ』 無根拠でテキトーな吉兆

    先日このブログで『おどるポンポコリン』について書いた。 植木等らクレージーキャッツが歌唱・演奏した『スーダラ節』は、さくらももこの憧れの曲だったのかもしれない。彼女のエッセイ中で「いつかああいう歌を作りたい」、「その夢をすてずに作った曲」が『おどるポンポコリン』であるとされている場面があるそうだ(Wikipedia)。 確かに、ふたつの曲『おどるポンポコリン』と『スーダラ節』は私に猛烈に共鳴を感じさせる要素がある。それはなんといってもサビだ。 B.B.クィーンズ『おどるポンポコリン』 このように、意味のない音声がサビのほとんどを占める。なんということだろう。この国を中心に巨大なヒットとなった曲の、心臓ともいえる大事な部分、サビのほとんどが意味のない音声だなんて…! このことは、私に大きな啓示をくれる。 ミュージシャンや作家たちは歌の言葉、すなわち歌詞にさまざまな意味やメッセージを込める場合

    『スーダラ節』と『おどるポンポコリン』と『明日があるさ』 無根拠でテキトーな吉兆
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    bandshijin 2021/02/18
    テキトー男みたいなものは1960年代頃にはどんな印象で迎えられたのだろうか。「こうあるべき」「でもできない」そんな私は常に私とともにある。共感した人が多く、だからこそいずれも大きなヒットになったのかと。
  • アリラン 朝鮮民謡 SOUL FLOWER WITH DONAL LUNNY BAND

    “美人 アリラン ガムラン ラザニア マウスだってキーになって 気分 イレブン アクセス 試そうか”(PUFFY『アジアの純真』より、作詞:井上陽水 作曲:奥田民生) 先日、井上陽水の作詞を味わった。その中で注目した曲、『アジアの純真』。 1番のメロ(再度)のところで歌われる詞が先に引用したもの。 ガムランはアジアの民族音楽。私は音楽大学(出身校)でもちょっとふれことがある。ラザニアは料理だろう。イタリアンだったか。で、アリランってなんなん? と思って検索したら、朝鮮の伝説上の峠?のことだそうで、同時にその名前を冠した朝鮮民謡も有名とのことがわかった。伝説上だから「ここがアリランです」と具体的に限定するのは難しいようなのだけれど、伝説や民謡が普及してか、実際に朝鮮の各地にアリランの名で呼ばれる場所があるのだそう。 という認識を築いて数週後の昨日、あらためて検索を重ねたらなんとアリランはユネ

    アリラン 朝鮮民謡 SOUL FLOWER WITH DONAL LUNNY BAND
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    bandshijin 2021/02/07
    ソウル・フラワー・ユニオン、井上陽水らがきっかけをくれた朝鮮民謡「アリラン」。無形文化遺産(2012)になっていた。J-WIDで検索すると、いかに古今の作曲家らのテーマにされてきたことがわかる。
  • Polaris『深呼吸』 心を照らす光

    先日Fishmans『いかれたBaby』について書いた。 Fishmansは私にPolarisへの導入をくれた。Fishmansのメンバーだった柏原譲(ベース)がPolarisのメンバーでもあるからだ。 両者の音楽は私の中でとても、近い位置付けにある。それは柏原譲というメンバーがかぶっているからだという説明だけでは不足するように思う。それでいて、その不足を明かす知見が私には足りないかもしれない。 FishmansとPolarisにおいて、私が共通点を感じる部分を言葉にする試みにお付き合いいただきたい。 FishmansとPolarisに私が思うところ ・ふわふわと漂うような、浮遊感ある音像の印象。残響のつくりかたのせいだろうか。 ・ボーカリストのトーンに「あそび」がある。これは「余裕」の意味の「あそび」。自由でのびのびとした印象を受けるし、力が抜けていて気持ちがいい。 ・ベーシストはいわず

    Polaris『深呼吸』 心を照らす光
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    bandshijin 2021/02/06
    Polarisに私はとても影響を受けている。言葉にできないから音楽にそれが滲み出るのかもしれない。『深呼吸』は真っ先に思いう浮かぶ大好きな曲。原田郁子(クラムボン)がピアノ・コーラスで参加している。
  • 潮の路 洋上の軌跡

    1月は阪神淡路大震災の周年。震災がきっかけで生まれた曲、『満月の夕』を最近味わった。今年は1月17日で26年経つ。 ソウル・フラワー・ユニオンは前から知っていたけれど、最近どんどん好きになっている。 バンドのフロント、中川敬を中心にその活動が多岐。いくつもの名義を使い分け、幅広く奥深いキャリアを歩んでいるのが彼らの公式サイトを見てわかる。 『満月の夕』を味わって、検索したり調べたりする中で他にもいくつかの曲名を知るに至る。 その中でひとつ、目をつけた。 潮の路 岸田繁カバー くるりの岸田繁が2016年にカバーを発表している。 波の音、ナイロン弦のポロリというイントロ、口笛の間奏。アコースティック・ギターでの弾き語り中心。サビのおしまいにかけて長くサスティンする音はなんの楽器だろう。複弦っぽい音もきこえる。Ⅴ→Ⅲmなどのリハーモナイズド(コードの置き換え)も効いている。キーはD。 ゆったりと

    潮の路 洋上の軌跡
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    bandshijin 2021/02/03
    中川敬ソロ名義、ソウルシャリスト・エスケイプのアルバム『ロスト・ホームランド』(1998)に収録。2016年にはトリビュートアルバムで岸田繁がカバー、配信が聴ける。トリプレットと歌の言葉が描く意志の軌道。
  • 満月の夕 26年越しの霊感 HEATWAVE、ソウル・フラワー・ユニオン 歌詞の違いについて

    昨日はこのブログで『満月の夕』について書いた。 検索したらあるドキュメントが見つかって、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)と山口洋(HEATWAVE)のこの曲における共作(あるいは分岐)の進み方がどのようなものだったのか、とてもよくわかった。 改めて曲ができた経過の端々を書いておくと、 ・アルバム制作中だった山口が中川宅を訪れてAメロを共作 ・阪神淡路大震災が起きる。中川は被災地をまわり、そこでの体験をもとにAメロだけだった曲をサビまで書き上げる。そのまま被災地でそれを歌ってまわる。『満月の夕』と題する。 ・中川の書き上げてしまったものを知り、山口が自分の立場から歌詞を書き加えたり中川版とはちがうものを付けたりして山口版ができる。 つまり、この『満月の夕』には中川版と山口版が存在する。 ソウル・フラワー・ユニオンによるパフォーマンス(文中私が中川版と呼ぶのに相当するもの) ふたつの曲に

    満月の夕 26年越しの霊感 HEATWAVE、ソウル・フラワー・ユニオン 歌詞の違いについて
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    bandshijin 2021/02/02
    ソウル・フラワー・ユニオン中川敬が書かずにいられなかったように、HEATWAVE山口洋もまたそれをしたのでは。認め合い、かつ対抗しているかのようなふたつのバージョン。刺激しあう仲はまるでライバル。満月はまた巡る
  • ザ・スパイダース『なんとなくなんとなく』幸せと好意はやけどのもと?

    earth music&ecology(ファッションブランド)のCMは私にTHE BLUE HEARTS『1000のバイオリン』(1001のバイオリン)を強く印象づけたという話を書いた。 earth music&ecologyについて検索していて出てきたWikipediaに次の音楽へのヒントがあった。 こちらのCMははじめて見た。 ザ・スパイダース『なんとなくなんとなく』 https://youtu.be/t-GY1ERBLzQ ザ・スパイダース『なんとなくなんとなく』。1966年のシングル曲。作詞・作曲はザ・スパイダースメンバー、ムッシュかまやつことかまやつひろし。 「なんとなく幸せ」。肩に力が入っていては逃げていってしまいそう。「なんとなく幸せ」という気持ちをいつも持っていられたらいいのに。それはむずかしいのかもしれないけれど、この歌がそれを閉じ込めている。この曲にアクセスすれば、私は

    ザ・スパイダース『なんとなくなんとなく』幸せと好意はやけどのもと?
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    bandshijin 2021/01/31
    ザ・スパイダース『なんとなくなんとなく』(1966)。earth music&ecologyのCMでたどり着く。跳躍と順次を組み合わせたメロディがいい感じ。作詞・作曲のムッシュかまやつに音楽番組『アーティスト』を思い出す。
  • THE BLUE HEARTS『1000のバイオリン』4桁の道標

    THE BLUE HEARTSの『1001のバイオリン』を私が1番はっきり認識した機会は宮﨑あおいが出演するCMだった。 安易に検索してWikipediaが出て缶コーヒーのCMだとあり、そうねそれだったかななんて適当にひとり画面の前でうなずいたけど、よく思い出してみると違う。確か宮崎あおいが出ていた記憶があって、彼女が出ていたCMとTHE BLUE HEARTSの組み合わせといえばearth music&ecologyだと思い出す。『情熱の薔薇』が使われたバージョンもある。私が覚えているのは『1001のバイオリン』のほうのだけど(メディアでの使用が多いからいろんなうろ覚えが交じり合ってもうよくわかんなくなっちゃう)。 THE BLUE HEARTS『1000のバイオリン』は1993年のアルバム『STICK OUT』収録。 シングルカットされて、カップリングにストリングスをオケにしたバージョ

    THE BLUE HEARTS『1000のバイオリン』4桁の道標
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    bandshijin 2021/01/30
    1000代の数字や年号でずるずるといろいろ思い出す。私にとってのロックの象徴で道標。ぜんぶが「いもづる」というか、ばらばらかつ一体のものとしてぼわんと記憶している。THE BLUE HEARTS『1000のバイオリン』に寄せて
  • くるり『コトコトことでん』時空にまたがる音楽の鉄旅

    “ことでん”こと高松琴平電気鉄道を主題にした曲。 電車が走って行く様子を思わせる“コトコトコトコト”という擬態語のような擬音語のようなサビ。「ことでんで」との押韻でくくる。 私はまだことでん沿線を訪れたことがない。この曲が恋の初々しさやわくわく感も一緒に、現地の風景に私を連れて行ってくれる(歌の結びには老後?の八十八カ所巡礼まで…)。 間奏がクラシカル。何かのソナタのようなアリアのような、古典音楽への敬愛を感じる。私はヘンデル『オンブラ・マイ・フ』を思い出したけれど、どれとは特定し難いさまざまな名曲のエッセンスが入っているのではないか。クラシックの知識も「ことでん」についての生の知見も持ち合わせていない私だからうまく解体しきれないけれど、きっと曲のテーマに沿った様々な暗示や示唆が込められているのではないか。 クラシカルな旋律なのだけれどエレピのようなトーンで表現されているので、音楽の鉄道が

    くるり『コトコトことでん』時空にまたがる音楽の鉄旅
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    bandshijin 2021/01/29
    畳野彩加とのツインVo.で沿線の情景を魅せるくるり『コトコトことでん』。間奏のクラシック愛にどハマり。これをベースにした新作『プラプラプラレール』はUCARY & THE VALENTINEと。プラレールのスピード感を見事に表現
  • THE BLUE HEARTS『人にやさしく』認めの「ガンバレ」

    THE BLUE HEARTS『人にやさしく』はシングル曲で、自主盤が1987年、レーベル(ジャグラー)発のものが1988年に出ている。 何度かここのブログで書いていることだけれど、THE BLUE HEARTSは高校生くらいのときの私に歌える数少ないレパートリー源だった。あまり高いほうに伸びない声域の自分にコンプレックスがあった。ミスチルやスピッツも好きだったけれど、歌のハードルが高過ぎた。THE BLUE HEARTSのハードルが低いというわけじゃない。単純に、メロディに含まれる音程が自分の声域の範囲内だったと言いたいだけ。ただ、コード進行はシンプルだし構成やサイズもコンパクトにまとまっていて歌詞のことばも平易なものが多く用いられている。THE BLUE HEARTSは高校生バンドのコピーの対象として(必ずしもハードルが低いとはいわないが)「やさしい」ものだった。 やさしいって何か 「

    THE BLUE HEARTS『人にやさしく』認めの「ガンバレ」
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    bandshijin 2021/01/28
    「ガンバレ」は今のあなたのこと見ているよというフォローの表現でもある。対象への現状認知を欠いて放たれる「頑張れ」は「無配慮」や「残酷」との誹りを招くことがある。抽象的な「認め」も成立しうる。