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洋楽に関するbandshijinのブックマーク (25)

  • 涙の太陽 ギラギラ光線のスピード

    ババーーー♪ ブラスの勇ましいイントロ。“ギラギラ太陽が”という一句でもうガッツポーズしたくなります。おれたち、勝ったわ!とハイタッチしたくなる勢いです。 伸びるギターにはフェイズがかかったようなシュワシュワとした音色の揺らぎ。そのバッキングに鋭いサウンドのギターがオブリガード、艶めかしくせり上がるフレーズ、チョーキング。 ダブリングの効いたメインボーカル、かと思えばBメロでは効果が外れて明瞭な輪郭のボーカルがバトンを継ぎます。 で、おまちどぉっ、なAメロパターンに戻り、ダブリングの効果も復活。各パートの音作りの意匠が細かく、楽曲の気度、熱情を引き立てます。くゥ!(グッとくる)。Aパートにハナがあり、ぶちかましてBで空気を入れ替え、黄金色に輝かんばかりのAパートに帰る楽曲構成。私は名演のシャワーを浴びています。 間奏ではF-1のマシンかジェット機が過ぎるサウンドが効果を出します。勝負に望

    涙の太陽 ギラギラ光線のスピード
    bandshijin
    bandshijin 2021/03/11
    “ギラギラ太陽が”の一句でもうWin。恋愛のグラグラ揺れる心、激情がドンと来る。ありふれた題材を鋭い角度でメラリと。英語詞と日本語詞ともに湯川れい子。
  • Norah Jones『Don’t Know Why』誰が知る心

    Norah Jonesのアルバム『Come Away With Me』(2002)に収録。『Don’t Know Why』はシングルカットされる。 どうでもいい話で申し訳ないなのだけれど、最近調子がすこぶる悪い。花粉症なのか風邪なのかその合併症状なのかわからないが声がまったく出ない。おおげさに「まったく」なんて言ったけど、広い音域を歌うことができないというのが事実で、しゃべれるしささやき声でなら歌える、程度なのだが……。 自分が調子が悪いときに使える声域をしらべた。すると、ヘ音記号のちょうど真ん中の五線に刺さるレから上に1オクターブくらいだとわかった。この音域内なら、大きい声は無理だがささやく程度ならできる。 ところで童謡や民謡には誰でも歌いやすいものが多く、多くの曲が1オクターブ程度の声域があれば歌える。そういうものならば、自分の声域に合うように移調すれば調子が悪くても小さな声でなら歌え

    Norah Jones『Don’t Know Why』誰が知る心
    bandshijin
    bandshijin 2021/02/08
    Norah Jones『Don’t Know Why』はJesse Harrisの作。てっきり彼女の自作かと。こうも演じられては、誰がその心を知るのか…わからないといいつつ本人にはその心がわかっているのでは。カウンターラインの下行がアンニュイ。
  • 『星に願いを(When You Wish Upon a Star)』光と影の宵の街 原曲のクリフ・エドワーズ&ディズニー・スタジオ・コーラス

    『星に願いを(When You Wish Upon a Star)』光と影の宵の街 原曲のクリフ・エドワーズ&ディズニー・スタジオ・コーラス 星に願いを 『星に願いを』は、いろんなところでふれてきた歌。 私が高校のときの音楽の教科書にこの曲が載っていた。当時ピアノやギターで弾いてみたら、意外とコードが小難しいところがあった。でもそこがおしゃれでかっこいいし、きゅんとする響きでポイントだ。 大学のときに作曲の授業(私は音楽大学出身)があって、何かアンサンブルを書くことになったとき私はこの曲を題材にして3声部くらいの弦楽器とピアノだかギターの伴奏の編成を書いた(作曲というか編曲)。作曲と弦楽器のいずれも主科としていない私の級友(音楽教育専攻)たちに協力してもらって、授業内で演奏した記憶がある。 四分音符を中心とした、とても緩やかなリズム形のメロディを、ところどころの不安定で装飾的な音程やコード

    『星に願いを(When You Wish Upon a Star)』光と影の宵の街 原曲のクリフ・エドワーズ&ディズニー・スタジオ・コーラス
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    bandshijin 2021/01/21
    ジミニー・クリケットを演じたクリフ・エドワーズ&ディズニー・スタジオ・コーラス名義のものが配信されている。細野晴臣が自身のラジオで流す音楽を感じる。1900年代前半のアメリカの映画音楽?のような。
  • Radiohead Exit Music(For a Film) ちりつく冷感と緊迫

    Radioheadを知った高校のとき Radioheadが抜群に好き。アルバム『OK Computer』は中でも1番好きだ。『Hail to the Thief』(2003)も好き。『Kid A』(2000)も……。 高校生のときにツタヤでCDを色々借りた。その中にRadioheadがあった。それで1番好きになってしまった。1番好きなバンドを聞かれたら、Radioheadと答えた。今でもそう答えるだろう。初めて知ってもう17、8年になるか。 『OK Computer』はツタヤで借りたのち、あまりにも気に入ったので高校生だった自分の小遣いで輸入盤を買った。中でも抜群に好きな曲がある。4曲目『Exit Music(For a Film)』。いや、『No Surprises』も。あ、『Electioneering』も……(全部好きだ)。 Exit Music(For a Film) 『Exit

    Radiohead Exit Music(For a Film) ちりつく冷感と緊迫
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    bandshijin 2021/01/15
    Radiohead『Exit Music(For a Film)』。映画『ロミオ+ジュリエット』に書き下ろされた。短和音が柔らかく妖しく冷ややか。ブーストしたバンドが煽る後半一度きりのコーラスが劇的。トムのVo.が冴え、浮遊感あるメロトロンが絶妙
  • 矢野顕子『ひとつだけ』 ソングライターは霊媒 〜忌野清志郎と響く歌〜

    矢野顕子『ひとつだけ』を、私は忌野清志郎との共演バージョンでYouTubeで見て知った。 音楽友達と飲んでいるときに、こんなものがあるよとこの曲を教えてもらった。音楽友達には私の知らない音楽をあれもこれも教えてもらっている。音楽の原野で私はいつも生まれたての子鹿だ。か細く震えながら必死で立ち生きていこうとしているが、こうして友達に助けられながら情熱を保ってどうにか歩いている。 ひとつだけ with 忌野清志郎 https://youtu.be/rJcQf1SfDRM 重複になるが、私が最初にこの曲を知ったバージョンがこれ。矢野顕子30周年時に発売した入門者向けアルバム『はじめてのやのあきこ』(2006)収録。『矢野顕子、忌野清志郎を歌う』(2013)にも同一音源(リマスター)を収録。 くどいようだが、忌野清志郎との共演版で私はこの曲を知ったので、初めて聴いた時は彼との共作かと思った。それく

    矢野顕子『ひとつだけ』 ソングライターは霊媒 〜忌野清志郎と響く歌〜
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    bandshijin 2021/01/04
    コード進行、複雑なのだけれどとても奔放に、メロディや音楽が行きたがるほうに導いている。さすが。理屈をのアタマを愛嬌もって笑ってくれているようでもある。矢野が愛で愛が矢野だ…なんて言ってみたくなる。
  • Weezer『Island In The Sun』 地続きの孤島

    高校生のとき、よくTSUTAYAでCDを借りた。旧作5枚1000円/1週間レンタルというサービスがあった。それで気になったものを適当に借りてくる。洋楽を借りることが多かった。ジャケットで気になったものを適当に手に取った。店に来る前から借りたいと思っていたものを手に取ることも、もちろんあった。 Weezer『Island In The Sun』 Weezerをどうやって知ったのか忘れてしまった。ジャケ買いならぬジャケ借りで知ったんだったか。 数枚聴いた中でこの『Island In The Sun』の入った『Weezer (Green Album)』がとても好きだった。10曲入って30分未満。なんてコンパクトな。 歌、リフ。エレキギターがガツン、歌メロ模倣のギターソロにキュン。これらがあれば私は十分。ほかに余計なものはいらない! とでも言いたくなる。私のツボを押してくる。 グリーン・アルバムの

    Weezer『Island In The Sun』 地続きの孤島
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    bandshijin 2020/12/27
    陸続きにisland(孤立、孤独、隔絶、夢想、至福、etc…)は存在。そこここ、至るところに。歌メロディが美しい。Weezerの音楽には私の国のある時代のポップソング、あるいは童謡に通ずるメロディセンスがあると思う。
  • Warm And Beautiful 絞った音数の美妙

    なんて美しい曲なんだろう。ポール・マッカートニーのアルバムは一応、いくつも聴いている。そのすべてをすり切れるほどに聴くには未到だけど、日々、ポールの関連作を漁りながら「うわぁ、これもいい」「こんなのもあった」「あのときのこれだ!」といった具合に出会い直しながら魅力を発見し続けている。そんな風にして、最近改めてその美しさ、精緻な味わいを実感している曲が『Warm And Beautiful』。 Wings名義でリリースされている。アルバム『At the Speed of Sound』収録。11曲目でアルバムを締めるクローズィング・ナンバーでもある。邦題『やさしい気持』の名にふさわしい。あたたかでやさしい速度感のサウンド。 音数を絞ってある。ピアノはポール・マッカートニー。低音とトップ・ノートの2音だけで伴奏している瞬間も聴き取れる。歌を含めれば3音。これで十分なんだなと、音楽の奥深さを思い知

    Warm And Beautiful 絞った音数の美妙
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    bandshijin 2020/12/14
    強拍に堂々と置く非和声音がこの曲の肝。4分音符単位の動きを主にしている。同音連打と跳躍、大胆な非和声音とその解決が色彩を見せてくれる。これで十分。いや、これが十分。Warm And Beautiful 絞った音数の神妙
  • 『Woman』ジョン・レノンの命日とDouble Fantasy

    ジョン・レノンの命日とDouble Fantasy SNSのタイムラインを見ていて気付く。12月8日はジョン・レノンの命日だった。過ぎてしまったな。 1980年12月8日、22時50分頃にダコタ・ハウス前で待っていた犯人マーク・チャップマンに銃撃されて、23時過ぎに亡くなった。 亡くなる直前の1980年11月17日にJohn Lennon & Yoko Ono名義でアルバム『Double Fantasy』を出している。5年程のミュージシャン休止期間に終わりを告げる作品だった。復帰後の活動を世界中が楽しみにしたところだったのではないか。銃撃され亡くなった当日にも、事件前にミキシングのためにスタジオを訪れたり、インタビューを受けたりしたという。復帰も束の間、また長い休止期間が訪れてしまった。 この『Double Fantasy』のCDを私は持っている。2000年に出た、デジタル・リマスタリング

    『Woman』ジョン・レノンの命日とDouble Fantasy
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    bandshijin 2020/12/10
    John Lennon & Yoko Ono『Double Fantasy』。1980年12月8日、ジョン・レノンの命日に思いをはせる。彼が亡くなる直前の11月、5年ほどのミュージシャン休止生活を破って出たアルバム。『Woman』は私のフェイバリット・ソング。
  • Owls『Owls』 オルタネイティブとの遭遇

    まえがき 音楽好きのIさんのリンク 仕事で知り合ったIさんと最近、音楽の話をしました。Iさんがバンドをやっているのは前から知っていましたが、そのあたりの話をゆっくりする機会は最近までお預けだったのです。 彼がある音楽のリンクを送ってくれました。名前すら初めて見るバンドでした。一切の前情報はなし。偏見を排して鑑賞できた…かはともかく、ボタンを押せば音楽は鳴り出します。 Owls『Owls』 手触りと好センス 器楽、器械、クール、理知、そんな単語を連想する印象の出だし。いきなり変拍子をかました上、ボーカルが入ってきます。ちょっと気だるげで生ぬるい、うっすらとですが温度はあるのにクールさと同居して不思議なフィール。 音程やダイナミクス、張ったり抜いたりしゃがれさせたりする声の質感。こうしたラフさはすべて計算づくでしょうか。ときおり危うさもみせます。生々しいスリルを是とするセンスを感じます。 変拍

    Owls『Owls』 オルタネイティブとの遭遇
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    bandshijin 2020/12/02
    この変拍子の規則性は……?と延々と聴いてしまう。Everyone Is My Friendの塩梅が私には気持ちいい。 音楽やってる同士なのに知り合ってだいぶ経った最近、やっと音楽の話ができたIさんが教えてくれたOwls。
  • 久保帯人『BURN THE WITCH』とRadiohead『Burn The Witch』

    久保帯人『BURN THE WITCH』。 『BLEACH』を連載していた久保帯人の新作漫画。 何より気になったのはそのタイトル。 “魔女を燃やせ” 私はRadioheadが好きだ。かれらの楽曲に同タイトルのものがある。 Radiohead『Burn The Witch』 ストリングスの8ビート。音のキレがグルーヴを生む。痛烈な風刺と思えるタイトル。歌詞の内容もそうだろう。じんじんいっているシンセサウンドがあやしげ。トム・ヨークの声が柔和にリヴァーブ。 エンディング付近でキイキイと掻き立てるようなノイズを含めるストリングス。長和音に解決して爽快感。特定の人物を持ち上げて “燃やす” シーンでだ。 MVは音楽がやんだあとで「持ち上げられた人物」が難を逃れていたかのようなオチで終わっている。顔についたすすを拭う彼。 “魔女” は社会にいる。持ち上げられて燃やされる人物も社会にいて、日々代わる代

    久保帯人『BURN THE WITCH』とRadiohead『Burn The Witch』
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    bandshijin 2020/10/29
    本屋で目を引いたタイトルは『BURN THE WITCH』。私が好きな、Radioheadの曲のタイトルでもあるそれは久保帯人の新作コミックスだった。彼の描いた『BLEACH』、各話のタイトルに洋楽が使われていたっけ。
  • 一度は真似たいⅠ—Ⅲ7 Radiohead、THE YELLOW MONKEY、エレファントカシマシ、奥田民生、小山田壮平、くるり、oasis、斉藤和義にみる

    一度は真似たいⅠ—Ⅲ7 Radiohead、THE YELLOW MONKEY、エレファントカシマシ、奥田民生、小山田壮平、くるり、oasis、斉藤和義にみる 作曲をしていると、気になることがあります。 それは、曲のパターン。定型。決まり手。定石。鉄板のワザ、定番の進行。そういうものが私は気になります。 最近気になったもののひとつをテーマに今日はこの記事をつづりたい。 それは、「サビ頭でのⅠ—Ⅲ7進行」。 (どんなテーマやねん。これでいったい私が何をいいたのか、一体何割のひとが理解してくれるだろう?) 私の説明力を尽くして書きたいと思います。この時点でわかってくれるあなたは相当貴重な存在。 私はコード進行の話をしています。 「Ⅰ」というのは、その曲の調における主和音。 主和音っていうのは家みたいなもので、帰ってくると安心感があります。 そこを出発して旅に行く。で、そこに帰ってくる。そんな存

    一度は真似たいⅠ—Ⅲ7 Radiohead、THE YELLOW MONKEY、エレファントカシマシ、奥田民生、小山田壮平、くるり、oasis、斉藤和義にみる
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    bandshijin 2020/10/11
    Cメージャーでしたら「C−E」というコード進行をサビ頭でとる曲を私の偏見と嗜好であつめてみました。
  • The Verve『Bitter Sweet Symphony』世俗と信念の恒常 〜歩き続ける男と通りの眺め〜

    通りをひたすら行くMV YouTubeで出てきたこの曲をクリックしてみる。既に知っている曲だし、見たことのあるMVだ。でも、今一度まじまじとみてみる。繰り返しみる。なんとなく、ひきこまれていく。気付いたらそうなっていた。そうさせられたのかもしれないし、自分でそうしたのかもしれない。 横道から通りに出る男。ごみごみした雑踏。 「←PEDESTRIANS」“歩行者はこっち(を通行せよ)” 歩道の一部を工事している。手押し車を携えた高齢そうな婦人。道が狭いのは彼女には難儀か。 直立して、どこか向こうをまっすぐ見つめる男。意味ありげな立ち姿。心を整えているような、何かを思っているような。考えている? ただひたすらに、流れを見ている? カメラはゆっくり遠ざかる。心を決めたのかのように男も歩き始める。通りを、こちら(画面のほう)へ向かって。その背中をかすめるように黒いオープン・カーがスピードを保ったま

    The Verve『Bitter Sweet Symphony』世俗と信念の恒常 〜歩き続ける男と通りの眺め〜
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    bandshijin 2020/10/10
    単純な機構を持っているようで、金太郎飴のようにどこを切っても同じというわけじゃない。延々と続くことを思わせる壮麗さがある。ずっと眺めていたい不思議な魅力を秘めたロックな詩片。The Verve 『Bitter Sweet Symphony』
  • ギター・ヒーローへの道 エディ・ヴァン・ヘイレンの光

    私はギター・ヒーローの道からはつくづく逃げてきたなという実感がある。 小学校の頃、塾が同じの友人がいた。彼はB’zのファンで、松孝弘が好きだった。彼は「松さんかっこいい」(×100times)「青沼、ギターやろうよ」としきりに言ってきた。幼少期からピアノをやってきた私。ピアノの練習は好まなかったけれど、音楽そのものは好きだった。だから「いいよ(分かった、の意)」と返事をした。それで中学校への入学祝いと、5月の誕生日祝いを兼ねて親にエレクトリック・ギターを買ってもらった。 グラス・ルーツの製品で、ブリッジやナットの機構が複雑なチューニング・ロック式のものだった。5歳年上の実兄の同級生でギターをやっている人に案内してもらって、すすめてもらったギターだった。 しばらくギターをやって思ったのは、なんでこの複雑な機構のギターを最初の一にすすめたのだろうという疑問だったけれど、それはチューニング

    ギター・ヒーローへの道 エディ・ヴァン・ヘイレンの光
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    bandshijin 2020/10/09
    ギター・ヒーローへの道は私には遠かった…が、いつ始めるにしても遅くない。自分のギターの道を顧みつつ、エディ・ヴァン・ヘイレンの輝きをむこうにのぞむ。
  • 旅人よ 加山雄三・岩谷時子 作詞作曲の模範作 ゆらぐリズムのリフレイン

    作詞:岩谷時子、作曲:弾厚作。加山雄三のシングル『夜空を仰いで』(1966)に収録されたB面曲。アルバム『加山雄三のすべて 第二集』(1967)に収録。 ハードボイルドというのか西部劇っぽいというのか、私の知見も言葉も足りないのでうまく表現できませんが、「さすらう者」を映したフィルム、ロードムービーのような孤独と哀愁を感じる曲調です。 加山雄三のハーモニーが極上で、声の質量感は大衆音楽の王様然としています。ユニゾンするところもあれば、歌詞のままハーモニーするところもあって、同じパートをダブリングしたサウンドになる瞬間と、ハーモニーになる瞬間を行ったり来たり。 Dマイナーキーですが、Bメロ(?)で平行調のFメージャーになります。ここでメインボーカルがハーモニーから解き放たれ、単一の線になり、バックグラウンドボーカルがオブリガードっぽくなります。あまり「バックグラウンドボーカル」と、奥まった役

    旅人よ 加山雄三・岩谷時子 作詞作曲の模範作 ゆらぐリズムのリフレイン
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    bandshijin 2020/09/26
    犬の尻をみて「tale」(しっぽ)を思ったことから連想していろいろ音楽を聴きあさる。リトル・リチャード、ビートルズ、くるり、YOASOBI、Weezer。腰を落ち着ける場所が定まらない。「hip」ではじまる『Island In The Sun』で終
  • ブルースだろうがなんだろうが Oasis『Whatever』

    Oasisのことは気付いたら好きだった。いつからか思いだせない。高校生のときに好きだった記憶がある。 『Whatever』のシングル(EP? 1994年)を持っている。大好きな曲だ。 『QUE!』(2002年)というコンピレーションがある。これにもOasis『Whatever』が収録されている。これはテレビでつかわれた曲をあつめたコンピ。当時CMにつかわれていた The Clashの『I Fought the Law』(Sonny Curtisのカバー)がかっこよくていいなと思って、それをあたろうと思ったらそれが入っているコンピがみつかったからそれにしたのだ。なんのCMだったか忘れた。クルマのCMだったか。それ以外にもいろいろ気になる曲が入っていたからちょうどよかった。 『Whatever』。 イントロのアコギ。それからストリングスの存在が大きい。コード進行はカノン進行をおもわせる滑らかな

    ブルースだろうがなんだろうが Oasis『Whatever』
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    bandshijin 2020/09/25
    高校の時にはすでに好きだったOasis。あまり歌詞の意味を意識してこなかったけれど、あらためて聴いたらまた一際良い。ブルースだってなんだって。
  • Radiohead『Sit Down. Stand Up』の混沌と「圧」

    生きたくなる系 Radioheadが好きだと言ったら、「死にたくなる系ね」と言われたことがあって、たいそうショックだった記憶がある。 これは、私が高校生の頃に出演したあるライブハウスのスタッフさんの言葉で、それを言われた私もちょうど高校生かそれに近いくらいの時だったと思う。 そおかぁ、コレは「死にたくなる系」なのか。そうとらえる人もいるのかと目を丸くした。私はRadioheadを聴いて死にたくなったことは一度もない。むしろ生きる勇気をもらったくらいである。勇気ってなんだ、とも思う。「良かったな、生きてて」という感慨。良くも悪くも、その程度のものではある。 「圧」に泣く 私はRadioheadの『Sit Down. Stand Up』(『Hail to the Thief』収録)を聴いて泣いたことがある。 ・この曲のどこで泣くの?! ・わかるわぁ。 ・その曲知らない。 ・それ以外 あなたはど

    Radiohead『Sit Down. Stand Up』の混沌と「圧」
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    bandshijin 2020/09/24
    理解されないこと承知ですけれど、Radioheadで私泣くことあります。音の圧がすごくて。こんこんと降りしきる雨のような。『Hail to the Thief』はアルバムとしても大好きです。歴代アルバムの英知というか。
  • The Beatles『Two Of Us』に寄せて レビュー 〜長6度のあなたと私〜

    北米で公開とのことなので、日で私が観られるのはそれより先になるか。 The Beatlesの新ドキュメンタリー映画が、今年(※)9月に公開されるとのニュースを知った。(※【追記】執筆時、2020年時点。延期となり、紆余曲折あり結局2021年にDisney+で公開に至る。) このドキュメンタリー映画を観れば、きっとThe Beatlesのアルバム『Let It Be』のレコーディングやその時期のメンバーたちの様子をかいま見ることができるのだろう(詳しくはリンクのニュースを参照して頂きたい)。 アルバム『Let It Be』は、もちろん私も聴いた。表題曲はあまりにも有名だ。ただ、アルバムを通して1曲目からラストの残響が止むまでを、ソラで頭の中に精度高く再生できるほどには私はまだ聴き込んではいない(不勉強orz)。 …というわけで聴き込みはじめたアルバム『Let It Be』。『Two Of

    The Beatles『Two Of Us』に寄せて レビュー 〜長6度のあなたと私〜
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    bandshijin 2020/09/21
    イントロのアコギリフ、そのふたつの音程に「Two」をみる。ベースだと思ったサウンドの正体はギターだったのか。有名曲『Let It Be』を収録したアルバムの1曲目『Two Of Us』の魅力。
  • ポール・マッカートニー『I Don’t Know』 心象と愛の問い コード進行、メロトロンの話

    6月18日はポール・マッカートニーの誕生日。 昨日、何気なく彼の名前をWikipediaで探ったらなんと翌日、つまり日、6月18日(執筆時)が誕生日と出た。78歳(執筆時、2020年時)になったようだ。 2018年に彼はアルバム『Egypt Station』を出している。2018年の誕生日、つまり今日とおなじ日付にアルバムのタイトルを発表し、9月に発売。 このアルバムで、彼は主要な楽器の多くを多重録音で自ら演奏している。私もそういう音楽のつくりかたを年がら年中やっているので、私にとって先人の中の先人、大センパイの大パイセン。師匠で神でブッダにも近いブラザーかもしれない(?)。 アルバム『Egypt Station』の1曲目が、序奏っぽいおよそ42秒のインストゥルメンタルトラック『Opening Station』になっていて、2曲目に『I Don’t Know』が来る。この曲はシングルにな

    ポール・マッカートニー『I Don’t Know』 心象と愛の問い コード進行、メロトロンの話
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    bandshijin 2020/09/19
    2018年に76歳のポール・マッカートニーが出したアルバム。貫禄のコード進行は青二才が尻尾巻いて逃げる迷宮。枯れた声は希望を秘めていて、奥に明かりが見える。
  • 『Power to the People』(ジョン・レノン&プラスティック・オノ・バンド)に寄せて 〜革新の足音を聴く〜

    「ちから」はだれが差し出しているのか 「タダ」を好みがち。 なるべく固定費をかけずに、自分が利用したいときにだけ相応の機能を利用する。 そういうものをついつい好む。 たとえば、私の自転車につけられた自家発電式のライト。 これは、電池がいらない。 回転する自転車のホイールから力をもらって発電機をまわし、そのエネルギーで灯りを点ける。 そのぶん、ちょっとだけ、ペダルは重くなる。 ホイールの回転が鈍るぶん、がんばってペダルをこがなければならない。(ほんのちょっとだけど) 自転車が新品のときには特に、この発電機によるペダルの負荷を重めに感じる。 しばらく走って(毎日乗って、数週間くらい?)、なじんでくると気にならない。 オートライトというのもある。発電機が外に飛び出しておらず、オン・オフを切り替えない。暗くなるとセンサーが感知するのか、勝手に明かりが点く。 そのタイプの機種(車種?)は、ホイールの

    『Power to the People』(ジョン・レノン&プラスティック・オノ・バンド)に寄せて 〜革新の足音を聴く〜
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    bandshijin 2020/09/16
    6小節フレーズが印象的。パッとコーラスにいく。コードは最上級にシンプル。厚いコーラスのイントロが強烈。ベース・ドラムスがいい。
  • Oasis『Stop Crying Your Heart Out』と映画『The Butterfly Effect』

    小学校や中学校を過ごしたときの同級生と「この映画いいよね」といった賛辞の趣旨で話した記憶があるのが『バタフライ・エフェクト』。 「いいよね」的に話しただけじゃなく、映画を一緒に観に行ったのもその友達だった気もするが詳しくは忘れてしまった。正直、はじめて観たのが劇場だったか、DVDだったかどうかも。どっちでも観たのかもしれない。家でDVDで観た記憶は確かにある。自分の記憶の頼りなさが情けない。 ある時期、1番好きな映画は何かと訊かれたら『バタフライ・エフェクト』を挙げていた。私はそもそも映画を多く観る人間じゃなかったから他になかったというのもあるかもしれないけれど、それでも飛び抜けてこの映画を好きだった。当に1番いいと思っていたし、今でもそうかもしれない。経過した時間のぶんだけ、観た映画の数は増えたかもしれないけれどペースはこれといって増えていない。むしろ結婚したり子どもができたりした自分

    Oasis『Stop Crying Your Heart Out』と映画『The Butterfly Effect』
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    bandshijin 2020/09/14
    映画バタフライ・エフェクトはいちばん好きな映画のひとつ。エンディングで流れるオアシスのストップ・クライング・ユア・ハート・アウトで泣く、泣く。