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  • レミオロメン『粉雪』長2度の果房

    レミオロメン 粉雪 平歌の歌メロディが低くて落ち着いている。対するサビはスコーンと高い音域をパワーのある声で歌っていてかっこよさ際立つ。 この曲の歌詞を書き取って、コードを振って、弾き語りできるようにコマカイ書き込みをしたノートを作ってみた。 するとなんと、16分音符の移勢が多いことか。前の拍のウラのウラから起こるフレーズがこの曲にはふんだんに含まれている。 サビの“粉雪”という歌い出しのフレーズひとつとってもそう。「こ」が前の小節のいちばんおしりにはみだし、「な」が次の小節のアタマに来ている。音程もそこで5度上に跳躍させている。 このときのルートは(低音)はド(C)で、「な」の発音の音程はラ(A)。長6度の関係。 コードネームとしては簡単にCとみればいい。 このシックスの音は5音音階を感じさせる。なつかしさ・親しみやすさ。 しかもただでさえサブドミナントのコードから始まるサビはエモくなり

    レミオロメン『粉雪』長2度の果房
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    bandshijin 2020/12/25
    レミオロメン『粉雪』。コード、歌メロ、ストリングスの響きあい、溶け合いぶつかりあいのサビ頭。ヒラウタ低くてサビ高い、難易度高しのカラオケモテ曲?
  • 【音楽日記】チューリップ『サボテンの花』 花の咲く場所

    アロエの写真をZineにしたいOさん アロエが大好きだというOさんに出会った。 Oさんはアロエの何が好きって、生え放題になってねじくれまわった生命感が好きなのだ。私の目の前でOさんは自分の体や腕をつかって、路地裏の民家の壁際やプランターをはみ出して生え放題になったアロエの魅力的な姿を精一杯表現してくれた。平日のカフェでスパゲティをべながら私たちはOさんの話を聞いた。たまたま居合わせたというか、流れで一緒になったメンバーで私たちは事していた。 Oさんはそういうアロエの姿を見留めては写真を撮っている。それをZineにしたいのだという。アロエの写真をアップロードしているインスタグラムを私たちに見せてくれもした。画面に並んだアロエの写真を私は美しいと思った。Zineが出来たら私も購入したい。 多肉植物として「肉」の部分の印象が支配的なアロエだけど、花を咲かせるという。あのアロエの肉感なら想像は

    【音楽日記】チューリップ『サボテンの花』 花の咲く場所
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    bandshijin 2020/12/23
    チューリップ『サボテンの花』。財津和夫ソロ版も。ドラマ『ひとつ屋根の下』主題歌でヒットを繰り返す。美しく滑らかなメロディ。広がりあるギターサウンドのイントロ。間奏の低音域ピアノソロ。喪失と希望の歌詞。
  • 『ウキウキWATCHING 』今日があの日の“いいトモロー” 小泉長一郎、伊藤銀次

    「いいとも」エンドロールで繰り返し目にした名前「伊藤銀次」 このブログで日のポップスのことについてよく書いている。 私はウルフルズが好きで、何度も当ブログサイトでも取り上げている。彼らのプロデュースをした人、伊藤銀次。 伊藤銀次は自身も歌手、ソングライターで『幸せにさよなら』という曲が私はとても好きだ。大滝詠一、山下達郎との共同名義「ナイアガラ・トライアングル」で発表している。 日々音楽ブログを書いていることも手伝って、最近の私の意識に伊藤銀次が浮かび上がることがしばしばあるのだけれど、先日ふと気付いた、あるいは思い出したことがある。突然頭の中の回路がつながったような感じがしたのだ。 それは、かつて何十回何百回観たかわからないお昼の帯番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』(1982—2014、フジテレビ)のテーマソング『ウキウキWATCHING』の作曲者が伊藤銀次だということ(作詞:小

    『ウキウキWATCHING 』今日があの日の“いいトモロー” 小泉長一郎、伊藤銀次
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    bandshijin 2020/12/22
    伊藤銀次氏の、ウルフルズのプロデューサーとしての側面ばかりを最近の私は見ていた。「笑っていいとも」主題歌「ウキウキWATCHING」の作曲者が伊藤銀次。ふたつの事実が私の中でつながったのが先日のこと。気付けよ私
  • 赤い公園『西東京』 紫の涙きらめくロック・タウン

    ずっと西東京に住んでいる私。 私の住む地域は昔は保谷だった。となり町は田無。ふたつはくっついて西東京になった。2021年1月で合併20周年だと記憶している。 「西東京」というとき、西東京市のことを指すこともあるけれど、都心(23区)以西をざっくりいうときも使われている表現っぽい。立川や八王子も西東京地域に含められることがあるようなのだ。八王子には西東京バスというバス会社さん?もある。八王子なのに西東京。どっちなんだ。混乱を招きかねない。(誰か困る人?) バンド、赤い公園は西東京地域出身だとかそうじゃないとか。私の記憶によればヒガシムラヤマあたりの高校出身だったような。同級生バンドに先輩の津野米咲が加わって、やがて赤い公園という名のバンドになったという。 だから、たぶんメンバーは西東京市在住とかではないと思う。在住歴くらいはメンバーの誰かが持っていてもおかしくないかもしれないが私は知らない。

    赤い公園『西東京』 紫の涙きらめくロック・タウン
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    bandshijin 2020/12/21
    赤い公園『西東京』。田無タワーが歌詞に登場。ハードコア歌謡? 新青梅街道をチャリで爆走するスピードが伝わってくる。轟音、混沌におかしみと悲哀。規格外の魅力が2分間に詰まっている。
  • 細野晴臣『冬越え』 厳冬と暖話 〜在りし日の米軍ハウス〜

    これの歌詞に、「くしゃみをひとつ」というフレーズが出てくる。 どこかで出会ったことがあるなぁ、この句。 ちょっと記憶をさぐる。すぐ思い出した。細野晴臣『冬越え』だ。 細野晴臣 冬越え 『冬越え』は細野晴臣のアルバム『HOSONO HOUSE』(1973)に収録されている。 1972年6月に細野晴臣は白金台の実家を出て、狭山のアメリカ村に移住。翌年の2〜3月に、ここでホーム・レコーディングされたのが『HOSONO HOUSE』。 彼の住んだ建物はいわゆる米軍ハウス。建て付けの悪さなのか、窓からのすきま風がとても寒かったらしい。彼は石油ストーブで冬を乗り越えた。毎日給油と掃除をしたという。夏にここへ移り住んで、冬を経験。新年を迎え、2〜3月にこのアルバムのレコーディング。録音に入る直前の冬の体験がこの曲の発想元になったんだろうか。 歌詞のおかしみ そんな細野晴臣の人物史を少しでも踏まえて鑑賞す

    細野晴臣『冬越え』 厳冬と暖話 〜在りし日の米軍ハウス〜
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    bandshijin 2020/12/20
    細野晴臣の歴史を踏まえるといっそう可笑しくて素敵な歌詞。とにかくひたすらに寒かったのだろう。垣根のない米軍ハウスでの人の交流は温かかったかもしれない。「紅茶」がその象徴か。細野晴臣『冬越え』
  • 奥田民生『まんをじして』 何歳でも貫禄

    『HR』より こんな感じだったか。懐かしいというか普通に新鮮。生瀬勝久氏よ。三谷幸喜脚・演出、香取慎吾主演。2002年〜2003年放送。定時制高校が舞台。中村獅童、篠原涼子…(うわぁ)。 まんをじして ライブ音源 まんをじして LIVE/2015.11.3@市川市文化会館 大ホール スライドギターの刻みのオープニング。ドラムのシックスティーン。ピアノが右にいる。中央付近にベース。 間奏ソロはピアノ。“サイトウユウター!”と奥田民生。(斎藤有太) ドカドカしたエンディングのドラムソロ。独特のバチバチした音はシックスティーンウラに手で持ったスティックでバスドラムを加えているのかな? 最後に音を引っ張ってマワすとき、ティンパニーみたいな太鼓の音が聴こえる。セットリストにこれを使う曲があったのかな?(セットリストはおおむねこちらのライブ盤にあるような感じか。http://www.billboar

    奥田民生『まんをじして』 何歳でも貫禄
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    bandshijin 2020/12/19
    「意味」をわらうかのような、遊びに満ちた奥田節の歌詞はかの日も好調。シングル『まんをじして』、同曲を収録したアルバム『E』は2002年リリース。奥田民生氏は当時37歳。貫禄よ。
  • ZOO『Choo Choo TRAIN』 夜のストリート・チャンポン

    ZOO(曲)とZOO(グループ) 昨日、ECHOESの『ZOO』を鑑賞したのだけれど、何か別のヒット曲の記憶が私の中でチャンポンしている。この交雑はなんだろう? それは、その曲名と同じ名前をしたダンス・グループがいて、そのヒット曲と年代も近いせいかもしれなかった。 ZOO『Choo Choo TRAIN』だ。 ZOO『Choo Choo TRAIN』 作曲者が中西圭三と知る。作詞は佐藤ありす。 ベーシック・リズムがかっこいい。打ち込みか。曲にあわせてベースラインを弾くとメチャ楽しい。 ボーカルの厚みあるサウンドには中西圭三が加わっているとのこと。エレクトリック・ギターのカッティングかっこいい。間奏のソロギターの流麗なテクも鬼(演奏者は誰だろう)。シンセブラス・シンセストリングスが盛り上げる演出。 Choo Chooの意味、歌詞のこと Choo Chooってどういう意味か。 こういうときなん

    ZOO『Choo Choo TRAIN』 夜のストリート・チャンポン
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    bandshijin 2020/12/18
    ZOO『Choo Choo TRAIN』。汽車ぽっぽ、的な意味、それから…… EXILE HIROはZOOメンバーでもあるんですね。Choo Choo TRAIN作曲者が中西圭三氏だったとは初めて知りました。JRのスキーのCMソング。
  • ECHOES『ZOO』波紋の隅でABCD

    この曲がリリースされたときの私は2歳とかそこら。 ECHOESの音源がこの曲のイメージとして浮かぶけれど、先にリリースされたのは川村かおりのシングル、アルバム『ZOO』(1988)。翌年、曲の提供者である辻仁成らのバンドECHOESもセルフカバーをリリース。 https://www.nicovideo.jp/watch/sm851714 MV 次々に登場する動物の名詞。その特徴や習性。それが人間の私たちの特徴や習性とこんなにも通ずるところがあったなんて。 サウンド https://spotify.link/2YbSCHE51Cb 洋楽っぽいクールなサウンドだと感じるのは引き締まったドラムスの音の印象が大きいんだろうか。ベルの音を模したシンセ(?)やオルガンが盛り上げる。アコースティックギターが支えるベーシック。ピアノも加わる。間奏のハーモニカは下属調キー(Cに対してF)のテンホールズを用い

    ECHOES『ZOO』波紋の隅でABCD
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    bandshijin 2020/12/17
    ABCメロがあって「愛を下さい…」はDメロ? 世のヒット曲にはコンパクトな構成も多いけど、『ZOO』は大きいサイズとボリュームを聴かせる稀有。歌詞の妙、普遍的なサビのフレーズが広く受け入れられた結果だろうか。
  • 星野源『ただいま』 顧みる郷土

    『ばかのうた』『ただいま』との出会い直し 星野源、細野晴臣の共作 俳優もやるし踊るし、インストバンド・SAKEROCKのメンバー。その人が今度はソロアルバムで歌ったと。そんな星野源の新しさを当時の私は過小に受け取ったらしい。2010年に『ばかのうた』が出て、身近な人にすすめられて私はそれを聴いた。冒頭の数曲、『ばらばら』『グー』などから受け取ったいくつかの印象。素朴で土っぽい匂いがした。それらのみで、なんとなくそのアルバムをやりすごしてしまっていた。 先日、ツイッターを見ていたら気になるの情報が流れてきた。新しく出るものだ。それも今月17日(2020年12月)発売。『細野晴臣と彼らの時代』という。 「細野晴臣と彼らの時代」、発売まであと1週間になりました。こちらから冒頭の10ページを試し読みしていただけます(「立ち読みできます」を開いてください)。ご興味とお時間のある方はぜひ、ちらりと

    星野源『ただいま』 顧みる郷土
    bandshijin
    bandshijin 2020/12/16
    星野源のファーストアルバム『ばかのうた』に彼と細野晴臣の共作『ただいま』が収録されている。歌詞の乗せ方やちょっとひねったコード。普遍だけど特別な、到達点からふるさとを顧みるような再出発の歌。
  • 伊藤銀次(ナイアガラ・トライアングル)『幸せにさよなら』 決別の歌、人生の面(ツラ)

    伊藤銀次作詞・作曲『幸せにさよなら』。 https://www.nicovideo.jp/watch/sm23434366 私はこの曲をかもめ児童合唱団によるカバーで知った。彼らのアルバム『インターネットブルース』に収録されている。 原曲は大滝詠一・山下達郎・伊藤銀次によるナイアガラ・トライアングルのアルバム『Niagara Triangle Vol.1』(1976)に収録。『幸せにさよなら / ドリーミング・デイ』としてシングルカットされている。 私が大好きなのは曲が1分を過ぎたくらいの頃からのCメロ。コード進行に「ナイアガラ感」というか、たとえば具体的にいうなら大滝詠一『スピーチ・バルーン』のコーラス部のマイナーコードの使い方のようなセンスの妙を感じる。 こういうCメロのようなふわっと雰囲気の変わる部分は多くの曲ではもうちょっと、曲全体の尺に対して後ろの方に置かれると思う。こんなに前半

    伊藤銀次(ナイアガラ・トライアングル)『幸せにさよなら』 決別の歌、人生の面(ツラ)
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    bandshijin 2020/12/15
    伊藤銀次(ナイアガラ・トライアングル)『幸せにさよなら』。かもめ児童合唱団のカバーで知った。伊藤銀次氏はウルフルズのプロデュースなどでも知っていたけど、ご自身も歌手、シンガーソングライター。素敵。
  • Warm And Beautiful 絞った音数の美妙

    なんて美しい曲なんだろう。ポール・マッカートニーのアルバムは一応、いくつも聴いている。そのすべてをすり切れるほどに聴くには未到だけど、日々、ポールの関連作を漁りながら「うわぁ、これもいい」「こんなのもあった」「あのときのこれだ!」といった具合に出会い直しながら魅力を発見し続けている。そんな風にして、最近改めてその美しさ、精緻な味わいを実感している曲が『Warm And Beautiful』。 Wings名義でリリースされている。アルバム『At the Speed of Sound』収録。11曲目でアルバムを締めるクローズィング・ナンバーでもある。邦題『やさしい気持』の名にふさわしい。あたたかでやさしい速度感のサウンド。 音数を絞ってある。ピアノはポール・マッカートニー。低音とトップ・ノートの2音だけで伴奏している瞬間も聴き取れる。歌を含めれば3音。これで十分なんだなと、音楽の奥深さを思い知

    Warm And Beautiful 絞った音数の美妙
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    bandshijin 2020/12/14
    強拍に堂々と置く非和声音がこの曲の肝。4分音符単位の動きを主にしている。同音連打と跳躍、大胆な非和声音とその解決が色彩を見せてくれる。これで十分。いや、これが十分。Warm And Beautiful 絞った音数の神妙
  • 斉藤和義『空に星が綺麗』 私の頭の中の吉祥寺に響く歌

    この曲が当に好きだった。 ちょっとそのことを忘れていたのだ。 あんなに好きだったのに、しばらくこの曲のことを忘れていたのが意外だった。悔しくも思った。 『白盤』で初めて聴いた。レンタル屋で借りて、iPodに入れて頻繁に聴いた。私は大学生か卒業して数年くらいの青年だった。 サブタイトルに「〜悲しい吉祥寺〜」と入ることから、歌詞に出てくる「公園」は井の頭公園をイメージする。 私も当にたくさん訪れた公園。あんなこともこんなこともあった。 ミュージシャンって、より多くの人の働き方からはだいぶ外れた存在に思える。それなのに、たとえば私のような凡人の気持ちをどうしてこれほどまでにわかるのか、斉藤和義さんよ…とでも嘆きたくなる。そんな歌詞なのだ。 厳密には、私の気持ちなんて誰もわかっちゃいない。あなたの気持ちだって私は知らない。だから、この曲はただ私の気持ちを知っているかのような気にさせて、揺さぶる

    斉藤和義『空に星が綺麗』 私の頭の中の吉祥寺に響く歌
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    bandshijin 2020/12/13
    サブタイトルがなかったら歌詞から井の頭公園をイメージしたかしら。実際に吉祥寺をうろうろしながらで聴いた『空に星が綺麗』、最高でした。アレンジ、メロ、コード…お手本にしたい、私の殿堂入りな一曲。
  • 斉藤和義『Baby, I LOVE YOU』 シンプルを魅せる作り込み

    先日、くるりの『BABY I LOVE YOU』を検索したら、斉藤和義にも同名曲(表記がちょっと違うが)『Baby, I LOVE YOU』があることを思い出した。 同名異曲が多いのも「わかる」と思える、曲のタイトルが持つ普遍的なメッセージ。 コードはシンプル。歌メロディはペンタトニック・スケール。歌詞の内容もラブソングだと思える。でも印象に残る一行がある。 “冷めてる奴が言う 「どうせすぐあきるさ」 そんな奴に見せてやりたいな あのくちびる あのときの顔”(『Baby, I LOVE YOU』より、作詞・作曲:斉藤和義) 「あのときの顔」とある。「あの時ってどの時?!」なんて野暮なことを訊いてはいけない。あの時といったらあの時なのである。 私ならためらってしまうような、直球で赤裸裸な表現だと思う。ここに斉藤和義らしさを感じる。 シンプルに思えるけど、演奏の録音がとてもよくつくり込まれてい

    斉藤和義『Baby, I LOVE YOU』 シンプルを魅せる作り込み
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    bandshijin 2020/12/12
    「シンプルな印象」を演出した、作り込まれた曲。ストロークリズムが肝。キックの4つ打ちプッシュ。ベースとギターが1、2拍目ではそれに同調して乗るが、3、4拍目でウラ拍を絡めて外している。ユニゾン・プレイが吉。
  • ウルフルズ『ガッツだぜ!!』同主調間の転調

    ∞ サブスクのランダム?再生 Apple Musicを使っているのだけれど、重宝している機能が「∞」。任意の曲を選んで表示させた状態でこのマークをタップすると、マークのとおり、延々とほかの曲の再生を続けてくれる。それも、いま選んでいる任意の曲と近い(と思われる)ものを。 と書いてはみたものの、何が「近い」うちに入るのかわかりかねる。察するに、主にジャンルとか時代とか地域だと思う。関連づけの要素にはほかにどんなものがあるのだろう。 要は、自分の好きな曲を再生してこの「∞」をオンにしておくと好みに近いものが次々にプレイされる可能性が高いということ。 そのおかげで新しい出会いがあるのはもちろんうれしいが、既に知っている好きな曲が勝手にプレイされることが多い。このおかげで、私は日々「味わい直し」を楽しんでもいる。 That’s the Way ...ではなく『ガッツだぜ!!』 この曲を久しぶりに聴

    ウルフルズ『ガッツだぜ!!』同主調間の転調
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    bandshijin 2020/12/11
    ウルフルズ『ガッツだぜ‼︎』。ファンキーでブルージーな匂いを4つ打ちのディスコビートに乗せた佳作。サビ⇔ヒラウタでの同主調どうしの転調が吉。PVがとにかくヘンテコ。
  • 『Woman』ジョン・レノンの命日とDouble Fantasy

    ジョン・レノンの命日とDouble Fantasy SNSのタイムラインを見ていて気付く。12月8日はジョン・レノンの命日だった。過ぎてしまったな。 1980年12月8日、22時50分頃にダコタ・ハウス前で待っていた犯人マーク・チャップマンに銃撃されて、23時過ぎに亡くなった。 亡くなる直前の1980年11月17日にJohn Lennon & Yoko Ono名義でアルバム『Double Fantasy』を出している。5年程のミュージシャン休止期間に終わりを告げる作品だった。復帰後の活動を世界中が楽しみにしたところだったのではないか。銃撃され亡くなった当日にも、事件前にミキシングのためにスタジオを訪れたり、インタビューを受けたりしたという。復帰も束の間、また長い休止期間が訪れてしまった。 この『Double Fantasy』のCDを私は持っている。2000年に出た、デジタル・リマスタリング

    『Woman』ジョン・レノンの命日とDouble Fantasy
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    bandshijin 2020/12/10
    John Lennon & Yoko Ono『Double Fantasy』。1980年12月8日、ジョン・レノンの命日に思いをはせる。彼が亡くなる直前の11月、5年ほどのミュージシャン休止生活を破って出たアルバム。『Woman』は私のフェイバリット・ソング。
  • くるり『BABY I LOVE YOU』属調との連結の妙

    くるり – 列島ウォ~リャ~Z at Sapporo PENNY LANE24 (2019.06.21)(残念ながらリンク切れ)。 ライブ中盤に『BABY I LOVE YOU』が含まれていた。この曲のライブを鑑賞したのは私はこのときが初めてだった。改めて曲の魅力を思う。 BABY I LOVE YOU 収録アルバムは『NIKKI』(2005年)。『BABY I LOVE YOU』はシングル曲でもある。(執筆時から)15年前…リリース時、私は浪人生だったのを思い出す。 マサチューセッツで録音したという。当時のロッキング・オン・ジャパン誌でインタビューを読んだ。おぼろげな私の記憶によれば、ヘッドフォンを使わないで録音したとメンバーが述べていた(つまり、スピーカー等でオープンエアーにモニター音を出す。収録音にモニター音がより多くカブるやり方といえる)。独特な収録方法や環境、積極的な音作りの賜物

    くるり『BABY I LOVE YOU』属調との連結の妙
    bandshijin
    bandshijin 2020/12/09
    転調がスムーズ。コード進行、前後の関係に着目。複数のボーカルパートのポジショニングの変化にも。温かみある音像も魅力。また好きになった一曲、くるり『BABY I LOVE YOU』。先日のYouTube Music Weekendで聴いて。
  • 奥田民生『さすらい』 旅のランドマーク

    日々新しい音楽を聴く、聴く、聴く。ざっくり聴いて、細部も聴く。コピーして、自分でも演奏に挑戦してみる。 ときに立ち止まり、息が切れる。 ふと振り返る音楽がある。 いくつもはないけれど、確かにある。 そういうもののひとつが奥田民生の音楽であり、曲でいえばたとえば『さすらい』。 この曲のイントロがバーンと鳴ると私はうれしくなる。 びびっと脳波の麻薬がくる。 エアーで鳴らなくてもいい。脳内にいつでも再生できる。 この曲のアタマのコードはEメージャーなのだけど、Eメージャーの響きを思い出したいときにまず思い出して参照するのが『さすらい』なくらいだ。 (ちなみにGメージャーの響きを思い出したいときはウルフルズ『バンザイ〜好きでよかった〜』など、私の「絶対音思い出しキーソング」は種々ある。) 旅、放浪、自由、奇遇、孤独、気まぐれ、空想。3分ちょっとほどの収録時間に「さすらい」の観念のハイライトがつまっ

    奥田民生『さすらい』 旅のランドマーク
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    bandshijin 2020/12/08
    コンパクトな曲故か、平歌から豊かで起伏に富んでいる。聴かせる。 大好きな、私の中でもランドマークのような個人的世界水準曲。歌うのがむずかしい。 やりたくなるんだけど、なかなか手が出ない憧れの曲でもある。
  • 宝くじは買わない RCサクセション 幸せを買えるか?

    宝くじを買った話 宝くじを買ったことがある。人生で1回、それも1枚だけだ。当てる意志は薄弱。外れくじを引く自分を小馬鹿にする感覚で買った。1枚300円。10枚買うと絶対1枚当たる(300円相当)と聞いた。1枚買って、運が向いて1万円くらい当たっちゃったら愉快だなと思った。 ジョークのつもりで買ったが、なんのジョークにもなっていないと思い直す。18か19か20歳くらいの時だったか。 私が買った1枚きりの宝くじは外れた。多数派だ。結果を待つドキドキに価値を感じた記憶もない。300円で1枚買っただけじゃ、そんな程度のものか。100枚くらい買ったらドキドキは増したんだろうか。改めて試す予定はない。 バンドをやってる友達が教えてくれた野外動画 バンドをやっている友達がいる。ずっと前に彼と飲んだ。そのときに、こんな動画があると教えてくれた。 『君が僕を知ってる』だ。忌野清志郎と仲井戸麗市。野っ原でやっ

    宝くじは買わない RCサクセション 幸せを買えるか?
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    bandshijin 2020/12/07
    RCサクセション『宝くじは買わない』(1970)歌詞がいい。仮に「お金で買えないものがある」だったら箴言くさいが、「お金で買えないものをもらったんだ」。微妙な違いだが大違い。恋が、それにあたるのだろうか。
  • 未知という名の船に乗り ずっと冒険者

    小林亜星作品をうろうろ 先日『ピンポンパン体操』(作詞:阿久悠、作曲:小林亜星、1971年)を知って受けた衝撃が大きかった。『ピンポンパン体操』はザ・ドリフターズを聴き漁っていて知った。ザ・ドリフターズを聴き漁ったのは『いい湯だな』の作曲者がいずみたく・作詞者が永六輔だったから。このコンビに目が行ったのは、坂九が歌って広め、私が十代だった頃にKinKi Kids・堂剛がカバーした私の好きな曲『見上げてごらん夜の星を』の作曲・作詞が同コンビによるものだったから……という具合に、音楽数珠つなぎの探訪はつづく。 『未知という名の船に乗り』との再会 そんなつながりで『ピンポンパン体操』に至ったのだけれど、この作者2人(阿久悠・小林亜星)による作に『未知という名の船に乗り』があるとわかった。どんな曲だったかと思って検索して聴いてみたらすぐにピンと来た。 演奏:八戸市立図南小学校 「この曲、懐かし

    未知という名の船に乗り ずっと冒険者
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    bandshijin 2020/12/06
    比喩のリズム感、比喩のリフレインが好印象。不思議や疑問や悩みも、冒険の道についてまわるものであり好奇心の原動力であることを歌っているように感じる。この曲とまた会えて良かった。今も私は中年冒険者。
  • フジファブリック『若者のすべて』 同じ空を見上げる僕ら

    『若者のすべて』を私が知った時期 私がフジファブリック『若者のすべて』を知って大好きな一曲に加えたのは、たぶん2009年12月末以降だ。 「何か」話題になっていて、なんとなくレンタル屋さんに行ってフジファブリックの音源を手に取って聴いたんだったと思う。 『「何か」話題になって』という部分がなんなのかというと、たぶん、フジファブリックの亡くなったボーカリストでソングライターの志村正彦を悼んで、イベントで『若者のすべて』が演奏されたという事実を伝える音楽記事を私が目にした、とかそういうことだったんじゃないかと自分で理解している。詳しく覚えていないのだ。なんとなく、その頃にそんなようなことがあって、『若者のすべて』を知ったんだったと思う。 フジファブリックの存在自体は、それよりも前にテレビCMで知っていた。『FAB FOX』(2005)だったか、オオカミの面をかぶった被写体と音楽が印象的だった。

    フジファブリック『若者のすべて』 同じ空を見上げる僕ら
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    bandshijin 2020/12/05
    自分の葬式で自分の曲がかかったらどんなだろうな。遺作になってもいいという気持ちでいつもやっている。なんだかんだ生き続ける欲望を保って。この『若者のすべて』という「同じ空」みたいな名曲を見上げながら。