耐性菌5人に院内感染=KPC型、2人死亡-福島・郡山 院内感染について説明し、謝罪する総合南東北病院の寺西寧院長(左)=16日午後、福島県郡山市 福島県郡山市の総合南東北病院と同市は16日、入院患者5人が、ほとんどの抗生物質が効かないKPC型のカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)に感染したと発表した。うち2人は死亡しており、感染の影響は否定できないとしている。 KPC型の院内感染の例は厚生労働省もこれまで把握していないという。同省や国立感染症研究所などと連携し、感染の拡大防止対策を進める。 亡くなった2人はいずれも80代男性で、脳疾患とがん末期で入院中だった。 同病院によると、昨年12月に入院患者3人の検体から立て続けにCREが検出され、郡山市保健所に届け出たところ、1月18日にKPC型が検出されたと連絡があった。その後、院内で調査を進めた結果、新たに患者2人がKPC型であることが確認