「Z.com Cloudは『“できない”をなくすクラウド』というコンセプトで開発しました」。GMOインターネットのネットワークエンジニアである中里昌弘氏は、新しいZ.com Cloudのサービスコンセプトをこう語る。 Z.com Cloud(ゼットコム クラウド)は、GMOインターネットが昨年(2016年)8月にサービス開始した法人向けのIaaSである。企業のオンプレミスシステムがクラウドに移行する際の“受け皿”として、企業システムが必要とする多様な機能を備え、それらを柔軟に組み合わせて利用できるクラウド基盤を目標としている。これが、「“できない”をなくす」という言葉の意味だ。 OpenStackベースで構築されたZ.com Cloudだが、その開発期間は「およそ4カ月」と非常に短期間だったという。その背景には、同社がこれまで他のクラウドサービス開発で蓄積してきたOpenStackに関する
![OpenStackベースの「Z.com Cloud」はわずか4カ月でできた? (1/3)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b242566e6daa3db23563ac3a2aa04a68a5467999/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2017%2F01%2F18%2F564892%2Fl%2Fd516c5cdd5345ee6.jpg%3F20200122)