開幕からの好調がウソのように5月に入ってから失速し、例年どおり最下位へ向かうか、それともここで踏ん張れるか前半の正念場となっているマリナーズ。負け始めると必ず矢面に立たされるのがイチロー外野手(35)で、シアトルではまたぞろ不要説や打順3番繰り上げ説など周辺が騒がしくなっている。 「イチローの打撃がまずいわけではない。何か足りないわけでもない。ただチームが彼に変化を求めているだけだ」とイチローのチームでの存在に改めて疑問を投げかけるのは、地元紙シアトルタイムズの元記者で、ベテランスポーツジャーナリストのボブ・シャーウイン氏。 同氏はシアトルのスポーツサイト「エグザミナー」(10日付)のなかで、四球を選ばないため安打数や打率の割に出塁率の高くないイチローは、1番よりも3番打者に向いていると強く主張している。先週まで6連敗を喫したマリナーズは得点圏打率が低く、得点力に欠けている。 「イチ