プロ野球・横浜の買収交渉を続けている住宅設備大手の住生活グループについて、神奈川県の松沢成文知事は14日の定例会見で、「広告費として考えれば(買収料金は)安いという発言など、自分の会社の宣伝さえできればいいという論理に違和感を覚える。一時代前の感覚でしかプロ野球をみていないんじゃないか」と批判した。 松沢知事は、新聞の報道で潮田洋一郎会長の発言を見た印象と前置きした上で「プロスポーツには、地域性が求められるようになってきた。100億円の宣伝費は安いとか、そういう発言ばかりで、地域のチームとしてみんなで応援できるようなチームにするという理念やポリシーが感じられず残念だ」と述べた。 これに対し、横浜の若林貴世志オーナーは「昔から親会社は何らかの効果を求めてやってきた。仕方ないのではないか」と交渉先である住生活グループの立場を擁護した。