たとえば、PC向けサイトとスマホ向けサイトを別ドメイン名で公開しており、さらにApp Indexingも導入していたとする。標準の検索アナリティクスのレポートは、各プロパティが別々に集計される。しかしプロパティセットでグループ化すれば、3つの合計でデータを参照できる。 ほかにも、多言語展開しているグローバルサイトで全言語の集計データを見ることができるし、HTTPとHTTPSが混在しているサイトなら両方をまとめたデータを分析できる。 あなたの要件に応じて、まとめ方はさまざまだ。 プロパティ セットの詳しい使い方や設定方法は、公式アナウンスとヘルプ記事を参照してほしい。 ただし、注意点としては、次のようなものがある。 セットを作成すると、改めて集計データが蓄積され始め、データを確認できるようになるまでに数日かる。既存のプロパティの過去データが自動的に合算されるわけではない。セットでは、プロパテ
今日は、常時HTTPS化とドメイン名変更に関する話題を。Web担では10月にこの両方を一気に進めましたが、検索エンジンからのトラフィック減など一切なしに完了しました。そこでやった手順をお届けします。 ドメイン名を変えるなら常時HTTPS化もWeb担では、オープン当時の社名に基づくドメイン名「impressrd.jp」を長らく使っていましたが、すでに会社が「株式会社インプレス」になっているため、全社的な統一性の観点からドメイン名を変えることにしました。 そして、ユーザーログイン機能があるサイトであるため、Wi-Fi環境でのセキュリティ担保なども目的として、常時HTTPS化を行いました。 旧URL: http://web-tan.forum.impressrd.jp/ 新URL(ドメイン名変更+HTTPS化): https://webtan.impress.co.jp/ 実は、この移行作業には
今日は、記事やリリースで「○○%アップ」とアピールしたくなったときに、優良誤認とかの問題を引き起こさないように表現をチェックするポイントをお届けします。 オウンドメディア記事やプレスリリースなどで、数字を押しだした内容にすることってありますよね。 コンバージョン率が140%にアップ! 売り上げが270%アップ! 直帰率が30%も改善! こういう表現、実は注意しないと誤った表現になり、場合によっては優良誤認と判断されかねないというのを、知ってましたか? 最低限注意したいポイントは、次の2つです。 「○%アップ」と「○%になった」の違いパーセントどうしの比較で使う「パーセントポイント」と「パーセント」それぞれ解説します。 「○%アップ」と「○%になった」の違いこんな表現を見ることは、よくありますよね。 コンバージョン数が1年で230%アップ コンバージョン数が1年で230%にアップ 2つの違い
Googleのアルゴリズム変更により、中古車市場で圧倒的な実績を持つ「Gulliver(以下、ガリバー)」のコンテンツ戦略は、2015年末から苦境に立たされていた。売り上げに直結するいくつものキーワードで検索順位が急落したのだ。さまざまな選択肢のなかで、ガリバーを運営するIDOMが選んだのは「ユーザーニーズに応えたコンテンツを、社内で地道に作る」という直球勝負の道だった。 アサインされたのは三井紀子氏。彼女はWeb未経験だったにもかかわらず、たった半年で流入数を対前年比32%回復させることに成功した。その道のりを、「コンテンツ制作の指導者」として伴走してきた当社の白砂ゆき子、岡村眞友子(Faber Company)とともに振り返る。 2015年末に検索順位が急落。原因はGoogleのアルゴリズム変更――「ガリバー」のコンテンツマーケティングのテコ入れは、どんなきっかけで始まったのですか?
今日は、デジタルに明るい立場のあなたが、そうではない人たちに理解してもらい、その協力を得て、うまく仕事を進めるために大切な、考え方や姿勢について。 デジタルを活用して仕事を進めようとしているのに、上司や仲間があなたの考えていることをちゃんと理解してくれず、話が通じずに困ったことはありませんか? 自分では「こうすれば良い結果が出るはずだ」と思っているのに、それが理解されなかったり、思ってもいないところでひっかかられたり。 で、思っちゃうんですよね。 ダメだ、この人たち、わかってない。 そもそもデジタルの知識がなさすぎて会話にならない。 でも、他人と一緒に仕事を進めるとき、特に、得意分野や経験のバックグラウンドが違う人たちと一緒に何かをするときには、ちょっと考え方を変えてみるのはいかがでしょうか。 専門家のもっている情報を人に伝える「水」のような役割最近公開された、あるインタビュー記事で、「こ
URL(Uniform Resource Locator)とURI(Uniform Resource Identifier)の構造の違いはご存知ですか? Webページのアドレスを指す場合はどちらを使うべきなのでしょう。URLを分解して「https:(スキーム)」「#(フラグメント)」「?(クエリ)」「パス(path)」などの名称・意味についても解説します。 今日は、ノウハウというよりは、豆知識を。「URL」という呼び方と「URI」という呼び方がありますが、どう違うのか、あなたはご存じですか? Webページのアドレスを指す場合は、どちらを使うべきなのでしょうか。 URLとURIは何が違うのか結論から言うと、URIとURLは同じものではありません。「URI」のほうが広い概念で、「URL」はURIの部分集合です。同様の仕組みに「URN」というものがあります。 その3つを別のものにたとえてわかりや
アドビは、企業のマーケティング動向を分析したレポート「Adobe Digital Insights(ADI)」の最新版を10月4日に公開した。日本と、米国、欧州、アジア太平洋のデータをまとめている。 Adobe Marketing Cloud Japan Blog同レポートは、同社が提供するクラウドツール群「Adobe Marketing Cloud」に蓄積されたデータを活用し、米国、欧州と、日本を含むアジア太平洋それぞれ数千億回の訪問データを集約して分析したもの。今回紹介するのは、各国で「スマートフォン経由の訪問」がどういう状況にあるかのレポートだ。 日本のスマホ経由の訪問率は上位20%サイトでは60%スマートフォン経由からの訪問率は各国とも前年比で着実に増え続けており、日本は上位20%のWebサイトでスマートフォン経由の訪問が60%近くに達し、平均値を大きく上回った。上位20%とは、A
Googleアナリティクスで、ユーザごとに「どの順番でページを見て、コンバージョンしたか」などを確認できる「ユーザーエクスプローラ」という新しい機能が2016年4月にリリースされた。これは、これまでのGoogleアナリティクスでは確認できなかったデータだ。本稿では、この新機能の仕組みや見方から、B2C・B2Bサイト別の実際の活用方法までを徹底解説する。 ユーザーエクスプローラは3月下旬から確認され始めていたが、4月11日のリリースノートで正式にアナウンスがあった。 Analytics Release Notes for April 11, 2016(英語) https://support.google.com/analytics/answer/6392777ユニバーサルアナリティクスと従来のGoogleアナリティクスのどちらの環境でも、設定やカスタマイズなしにユーザーエクスプローラのレポー
――グーグルは、どういった意図でこの変更を加えたと考えますか? グーグルの考え方として、「PCとスマートフォンで何か異なることをする」というものはありません。広告においてもオーガニックにおいても変わらないグーグルのスタンスです。従って、PCでもスマートフォンでも同一のUXを提供したかったのではないかと、私は考えていますし、実際に多くの人がそのようにコメントしましたよね。 とはいえ、UX統一だけを純粋に狙った変更なのかというと、それはそうとは言い切れないでしょう。 広告枠数は減らしましたが、この変更によりグーグルに入る収益は上がっていくと考えるのが自然です。少なくともグーグルは「UXが高まればAdWordsの売り上げを減らしてもいい」と考えてはいないと思います。 広告表示が9%減少、クリックも5~7%減少 右広告枠はもともと弱かったので影響は限定的――この変更は、広告主にとって良いことなので
リアルタイムな「情報収集ツール」としての役割初めてのソーシャルがTwitterという世代の参加、学生の8割が利用しつつ、実はユーザーの約半数が30歳代以上企業がカジュアルな言葉で、情報発信を始めたマーケティングツールとしての新しい価値日々最新の情報収集に余念のないマーケティング担当者のみなさん。今、使っているデジタルマーケティングの効果に満足していますか。もし、 最適化の打ち手が切れてきた 競合激化でコストパフォーマンスが落ちてきている…… 今のCPA上限では、獲得数をこれ以上伸ばすのは難しい と感じているとしたら、まずはお尋ねしたいことがあります。 あなたは、Twitterユーザーですか? ノーとお答えの方、それは少々もったいない話です。特に30代以上のみなさんには、以前アカウントを作ったものの、ツイートをするネタがあまりないので最近はちょっと……という方がいらっしゃるかもしれません。実
今日は、特にWebやマーケというトピックではないのですが、私の人生のなかで、最も役に立った教訓というか、そういうものの話題を。 この世の中、バカばっかりで、もう嫌になってきた この会社の人間、だれもWebのことをわかってない、バカしかいない そんなことを考えたことはないですか? こう思ったら、もうそこから抜け出す以外に解決の方法はなさそうですよね。でも、こんな風に考えてみるのはいかがでしょうか。 「自分以外のみんなバカだ」と思うときは、たぶんバカなのは自分のほう。 もちろん、本当に自分以外がみんなわかっていない状況というのは、あると思います。特に、新しい考え方や新しい技術などを活用するという観点でいうと、そういうことは多いです。 でも、自分以外の人が、その「新しいこと」に向かわずに、今までやってきたのと同じやり方をするのは、何か理由があるはずなんですよね。 そもそも、こちらが「こいつらバカ
御社のサイトでは、どのページに、どのベンダーの、どのツールのタグが入っていますか? このように聞かれて即答できる企業のマーケティング担当者やシステム部門の方は少ないだろう。あるいは手作業で管理しているExcelを引っ張りだす必要があるかもしれない。 インターネットマーケティングの進化にともない、システム部門やマーケティング担当者の業務として、今までにはなかった作業が増えてきている。数年前は、アクセス解析やリスティング広告のコンバージョンタグぐらいだったものが、DSPやリマーケティング手法の浸透により、ここ数年でタグの種類が急増し、その管理に追われつつあるのだ。 インターネットのキャンペーン運営に必要不可欠な、トラッキングタグの追加・変更作業は、キャンペーンを企画運用するマーケティング担当者だけではどうにもならず、システム部門にとっては余計な作業が増えているように映るはずだ。 そうしたなか、
――オープンにしようと思った理由は? CSS Niteは「オープンでフラット」というスローガンがありまして、講演で使ったスライドも「有料の場合は3か月後」という決まりはありますが、基本的にすべて公開しています。 CSS Niteに参加した人だけでなく、それに参加しなかった人も全員で共有したほうが、業界全体としてどんどん成熟していきますよね。ですから、CSS Niteに出演されない方もセミナー出演されるときに参考にしていただいたり、セミナー運営をされている方が「出演される方へ」を参照したり、内容をパクってもらってOKです(笑)。 ――更新は、鷹野さん1人で行っているんですか? はい、僕が1人で行っています。僕マニアックなんですよ(笑)。よかれと思ってどんどん追記していくのですが、長いほど読まれなくなってしまうのが課題です。 ですので、ページ冒頭で絶対に読んでもらいことを「これだけは」として4
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