米メリーランド(Maryland)州ロックビル(Rockville)の製薬会社サナリア(Sanaria)がワクチン製造に用いる、マラリア原虫を宿す蚊(撮影日不明)。(c)AFP/Sanaria Inc/Robert Thompson 【8月9日 AFP】蚊に刺された時と似た効果によってマラリアを予防する新しいワクチンの研究報告が8日、米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。このワクチンを接種した数十人に100%の予防効果がみられたことから、研究の初期段階で確実性の高い効果が示された。 この新ワクチンは、米メリーランド(Maryland)州に本社を置く製薬会社サナリア(Sanaria)が製造した実験用ワクチン「PfSPZ」。蚊の唾液腺から採取した生きたマラリア原虫を使用している。 スポロゾイト(種虫)として知られるこの原虫は、蚊の唾液腺の外では弱体化するので病気を発症させることはな
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