さながら古代である。計13人の処刑が終わった。紀元前18世紀のハンムラビ法典の言葉が胸をよぎる。「目には目を、歯には歯を」。石を嚙(か)むようなおもいがいつまでも消えない。わたしたちはこれを真に望んだのだろうか。7月のうちに慌ただしく13人の命をうばったことで、どんな未来が拓(ひら)けるというのだろう。これが民主主義だろうか。いや、これは大いなる過誤ではないのか…。 どうしても忘れえない顔がある。〝決壊〟した顔だ。久しい前、拘置所がよいをしたことがある。接見ブースの透明アクリル板ごしに確定死刑囚と20分ほどの面会をしていたとき、つきそってきた中年の刑務官の表情が俄然(がぜん)くずれた。いかめしかった顔が、ある瞬間に紅潮し、目がうるみ、涙がふくらみ、唇と口角が細かにふるえだしたのだった。あわてた。処刑が近いのだとおもった。 報道はじつに無機質に「死刑が執行された」とのみいう。処刑の実行主体が
4月9日(水)午前10時30分から、サンピエトロ広場で、教皇ベネディクト十六世の134回目の一般謁見が行われました。この謁見の中で、教皇は2006年3月15日から開始した「使徒の経験から見た、キリストと教会の関係の神秘」についての連続講話の71回目(2007年3月7日から開始した教父に関する講話の39回目)として、「ヌルシアの聖ベネディクト」について解説しました。以下はその全訳です(原文はイタリア語)。謁見には20,000人の信者が参加しました。 親愛なる兄弟姉妹の皆様。 今日わたしは聖ベネディクト(Benedictus de Nursia 480頃-547/560年頃)についてお話ししたいと思います。聖ベネディクトは西方修道制の父であり、わたしの教皇職の守護聖人でもあります。大聖グレゴリオ(Gregorius Magnus 540頃-604年、教皇在位590-没年)が聖ベネディクトについ
東京都練馬区の自宅で長男の英一郎さん(44=当時)をナイフで刺して殺害した殺人罪に問われ、東京地裁で懲役6年の実刑判決を言い渡された元農林水産事務次官、熊沢英昭被告人(76)が12月20日、保釈された。 弁護人は12月25日、判決を不服として控訴した。 本事件は高齢の親が、中年となった引きこもりの子供の面倒を見る『8050問題』とともに取りざたされ、その深刻さを突きつけた。一体どうすればよかったのか。改めて公判を振り返りたい。(ライター・高橋ユキ) ●「統合失調症」から「アスペルガー」に診断が変わる 事件は今年6月1日に起きた。英一郎さんは大学進学と同時に実家を出たが、卒業後も進路が定まらず、長らく定職についていなかった。また精神疾患を持ち、投薬治療を続けていた。熊沢被告人の妻が所有する目白の一軒家に一人暮らしをしていたが、事件の約1週間前、熊沢被告人と妻が住む練馬の実家に戻ってきた。 1
長かったようで短かった妊婦生活も明日で終わることになった。 予定日を過ぎても一向に中の人が出てこないので、促進剤を打って強制出産する。本当はもう少し様子を見ることもできるらしいが、年末年始を挟むと病院側も色々あるらしい。オトナの事情だ。 妊婦生活終了の記念に、思い出を書き散らかしていこうと思う。 妊婦は意外としんどい妊娠する前、正直に言うと、妊婦なんて腹が大きくなるだけで何でもないと思っていた。 実際になってみると、意外としんどい。 自分の体力が普段の倍速で減っていくかんじ。 ついでに頭も全く回らない。文章を読んでも一回では頭に入ってこないし、口頭での指示は言われたそばから抜けていく。 動悸や息切れもあるし、腰は痛いし、電車や車で酔う回数も明らかに増えた。 1日外をウロウロすると、あまりに疲れて顔色が真っ青になってしまう。 私は体力に全く自信のない自営業なので、妊娠が分かってからすぐに仕事
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く