【現在の研究テーマ】 合理主義哲学と敬虔主義神学の交叉:スピノザ論争史としての18世紀ドイツ哲学史 従来の近代哲学史では看過されてきたドイツ思想史の伏流を、スピノザ論争に注目して解明する試み (1)哲学史の方法論と思想史の方法論の比較研究 スピノザに注目した啓蒙時代の哲学史/思想史記述の比較を行うことで、「なぜスピノザなのか」という問いに回答する >思想史家J・イスラエルの啓蒙理論 >19世紀の哲学史研究 (2)思想史研究の成果を踏まえたバウムガルテン論の構築 カント哲学の形成への寄与だけでなく、上記の交叉点としての理論的貢献を解明することで、哲学史の伝統的な議論のうちに位置づける >啓蒙期ドイツにおける敬虔主義神学と合理主義哲学の論争史 >『形而上学』訳注作成